「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」アメリカ合衆国の飛び地であるハワイ州で最大、常夏のハワイ島。
ハワイ諸島最高峰のマウナ・ケア山は、標高4205mで、常夏の島においても冬にはその頂を白く染める、
ハワイの地元先住民の聖地でもあるマウナ・ケア山頂には、日本のすばる望遠鏡でおなじみのマウナ・ケア天文台がある。
マウナ・ケアより南に広がる一帯は、ハワイ火山国立公園があり、今も活発な火山活動が行われている。
中でも有名なキラウエア火山は、今も赤い溶岩を火口に煮えたぎらせ続ける。
ここの溶岩は、粘度がとても低くさらさらと流れるためなのか、サーストン・ラバ・チューブという、かつて溶岩が流れたというトンネルが地中に残され、見学可能だ。
また、このハワイ島のビーチは、溶岩が細かくなった砂でできているため、黒いビーチになっている。
その名もブラックサンド・ビーチ、そこはウミガメの楽園だ。
火山の溶岩は、地中を通って地表にある水を温めて火山温泉ウォーム・ポンドをつくり、人々は温泉を楽しむ恩恵に与れる。
1000度の灼熱溶岩は、さらにさらさらと低いところに向かって流れ、もうもうと水蒸気をあげながらやがて海へと注ぎ込む。
その光景を鑑賞できる、溶岩ボートツアーなるものがあるらしく、なんと溶岩まで5メートルの近さまで接近できるのだという。
しかし、海風のおかげで熱さは感じることがなく、迫力満点の大地の脈動を体験するのだ。
ハワイ島には、コナ・コーヒーの産地でもある、コナの街がある。
ここでのグルメは、実に素朴。
プレート・ランチという、ステーキにサルサをかけ、茹でた黒豆とライスを添えたものがある。
ポークチョップ・ランチは、代表的な家庭の味で、豚肉に塩と胡椒で味をつけ焼いたものに、キノコのソテーをトッピングする。
肉本来の旨みを堪能でき、飽きのこない料理だ。
”プエオ・ブティック”は、ハワイでは家族を守ってくれる幸運のシンボル「ふくろう」をモチーフにした衣料雑貨を扱う。
”キムラ・ラウハラ・ショップ”は、ポリネシアの代表的工芸品を製造販売する店。
「ラウハラ」という、植物の葉のことで、それを使い編みこんでカゴやバッグなどさまざまなものをつくっている。
ハワイ諸島でもっとも観光地化されているのは、オアフ島なのだろうが、個人的には火山の島ハワイ島が好きだ。
ハワイの先住民の方々の聖地でもあるので、慎まなければいけないのだが、マウナ・ケアにはとても魅力を感じ、願わくば訪れてみたい。
きっと敬意を持ってすれば、この地を崇める方々も広い心をもって受け入れてくれると思うのだ。
なぜなら、黒い溶岩で覆われた地に、海岸で拾ってきた白い石を使ってメッセージを残していく観光客の所業を、島の人々が好意的に容認してくれているということだから。
自然に対して畏怖の念を抱き敬う心は、ひいては人類だけでなく諸々の生き物、地球自体に害をなすものではない。
地球という生命のゆりかごの中を乱すのは、驕った人の所業によることが多いからだ。
楽園にも死は存在することを忘れてはいけない。
ハワイの人々は、火山の営みに命のサイクルを見ていたのではないかと想像する。
ハワイ諸島最高峰のマウナ・ケア山は、標高4205mで、常夏の島においても冬にはその頂を白く染める、
ハワイの地元先住民の聖地でもあるマウナ・ケア山頂には、日本のすばる望遠鏡でおなじみのマウナ・ケア天文台がある。
マウナ・ケアより南に広がる一帯は、ハワイ火山国立公園があり、今も活発な火山活動が行われている。
中でも有名なキラウエア火山は、今も赤い溶岩を火口に煮えたぎらせ続ける。
ここの溶岩は、粘度がとても低くさらさらと流れるためなのか、サーストン・ラバ・チューブという、かつて溶岩が流れたというトンネルが地中に残され、見学可能だ。
また、このハワイ島のビーチは、溶岩が細かくなった砂でできているため、黒いビーチになっている。
その名もブラックサンド・ビーチ、そこはウミガメの楽園だ。
火山の溶岩は、地中を通って地表にある水を温めて火山温泉ウォーム・ポンドをつくり、人々は温泉を楽しむ恩恵に与れる。
1000度の灼熱溶岩は、さらにさらさらと低いところに向かって流れ、もうもうと水蒸気をあげながらやがて海へと注ぎ込む。
その光景を鑑賞できる、溶岩ボートツアーなるものがあるらしく、なんと溶岩まで5メートルの近さまで接近できるのだという。
しかし、海風のおかげで熱さは感じることがなく、迫力満点の大地の脈動を体験するのだ。
ハワイ島には、コナ・コーヒーの産地でもある、コナの街がある。
ここでのグルメは、実に素朴。
プレート・ランチという、ステーキにサルサをかけ、茹でた黒豆とライスを添えたものがある。
ポークチョップ・ランチは、代表的な家庭の味で、豚肉に塩と胡椒で味をつけ焼いたものに、キノコのソテーをトッピングする。
肉本来の旨みを堪能でき、飽きのこない料理だ。
”プエオ・ブティック”は、ハワイでは家族を守ってくれる幸運のシンボル「ふくろう」をモチーフにした衣料雑貨を扱う。
”キムラ・ラウハラ・ショップ”は、ポリネシアの代表的工芸品を製造販売する店。
「ラウハラ」という、植物の葉のことで、それを使い編みこんでカゴやバッグなどさまざまなものをつくっている。
ハワイ諸島でもっとも観光地化されているのは、オアフ島なのだろうが、個人的には火山の島ハワイ島が好きだ。
ハワイの先住民の方々の聖地でもあるので、慎まなければいけないのだが、マウナ・ケアにはとても魅力を感じ、願わくば訪れてみたい。
きっと敬意を持ってすれば、この地を崇める方々も広い心をもって受け入れてくれると思うのだ。
なぜなら、黒い溶岩で覆われた地に、海岸で拾ってきた白い石を使ってメッセージを残していく観光客の所業を、島の人々が好意的に容認してくれているということだから。
自然に対して畏怖の念を抱き敬う心は、ひいては人類だけでなく諸々の生き物、地球自体に害をなすものではない。
地球という生命のゆりかごの中を乱すのは、驕った人の所業によることが多いからだ。
楽園にも死は存在することを忘れてはいけない。
ハワイの人々は、火山の営みに命のサイクルを見ていたのではないかと想像する。