エボラウイルスが、依然と猛威を振るっている。
その存在が、人に認識されるようになって約40年。
アフリカで局所的に発生し、まだ世界に脅威を与えてはいなかったためか、有効な治療薬はいまだにできていない。
しかし、日本のフィルム会社傘下の企業によって開発された対インフルエンザウイルスのための薬が、エボラウイルスにも有効とみられ、実際に投与された患者が治癒したとのことで、エボラ脅威に一筋の光明が射してきた。
ところが、今日のニュースで「ノロウイルス」にも効果が期待できるとイギリスの研究チームが発表した。
この薬ファビピラビルは、RNAポリメラーゼの阻害薬。
私の解釈では、ウイルスが複製する環境を作らせない絶縁体のようなものと考えている。
しかし、その効果がウイルスだけに及ぶわけもないのは想像でき、つまり投与された人体のDNAにも影響が及ぶと思われる。
薬とは、直ちに人命を奪わない程度において、病巣に有効な毒をもって対処するものだ。
ほとんどの薬に、個人差はあれど副作用があるのはそのため。
胃腸が弱い自分は、しばしば市販の胃腸薬を服用していたが、ついにはどの薬を飲んでも猛烈なのどの渇きという副作用が起こるようになり、服用しにくくなってしまった。
数年間、薬に力を借りることなく凌いでいたところに、漢方の黒い丸薬を勧められ服用したところすこぶる調子よくなった。
けれど、先の教訓から滅多なことで薬を飲まないようにし、副作用を起こさないよう気をつけて、いざというときの丸薬と決めているのだ。
たかだか胃腸薬にしてもこのとおり、ましてやRNAの阻害薬となれば、遺伝子レベルの副作用が起こる可能性がある。
自己再生だけでなく、生殖にも影響が及ぶとなれば、使用状況は慎重を期さなければなるまい。
ノロウイルスも人命を奪うが、よほど凶悪化したウイルスの出現でもない限り、あまりファビピラビルのような薬は使わないべきである。
薄学の素人の杞憂であるかもしれないが、やはり”薬は毒と紙一重”と警戒心を解くことはできないのであった。
その存在が、人に認識されるようになって約40年。
アフリカで局所的に発生し、まだ世界に脅威を与えてはいなかったためか、有効な治療薬はいまだにできていない。
しかし、日本のフィルム会社傘下の企業によって開発された対インフルエンザウイルスのための薬が、エボラウイルスにも有効とみられ、実際に投与された患者が治癒したとのことで、エボラ脅威に一筋の光明が射してきた。
ところが、今日のニュースで「ノロウイルス」にも効果が期待できるとイギリスの研究チームが発表した。
この薬ファビピラビルは、RNAポリメラーゼの阻害薬。
私の解釈では、ウイルスが複製する環境を作らせない絶縁体のようなものと考えている。
しかし、その効果がウイルスだけに及ぶわけもないのは想像でき、つまり投与された人体のDNAにも影響が及ぶと思われる。
薬とは、直ちに人命を奪わない程度において、病巣に有効な毒をもって対処するものだ。
ほとんどの薬に、個人差はあれど副作用があるのはそのため。
胃腸が弱い自分は、しばしば市販の胃腸薬を服用していたが、ついにはどの薬を飲んでも猛烈なのどの渇きという副作用が起こるようになり、服用しにくくなってしまった。
数年間、薬に力を借りることなく凌いでいたところに、漢方の黒い丸薬を勧められ服用したところすこぶる調子よくなった。
けれど、先の教訓から滅多なことで薬を飲まないようにし、副作用を起こさないよう気をつけて、いざというときの丸薬と決めているのだ。
たかだか胃腸薬にしてもこのとおり、ましてやRNAの阻害薬となれば、遺伝子レベルの副作用が起こる可能性がある。
自己再生だけでなく、生殖にも影響が及ぶとなれば、使用状況は慎重を期さなければなるまい。
ノロウイルスも人命を奪うが、よほど凶悪化したウイルスの出現でもない限り、あまりファビピラビルのような薬は使わないべきである。
薄学の素人の杞憂であるかもしれないが、やはり”薬は毒と紙一重”と警戒心を解くことはできないのであった。