rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

房総旅行

2023-02-13 22:48:04 | 旅先から

犬吠埼の灯台からの眺望



先週、一泊で房総方面へ出かけてきた。
初日は、よく晴れて穏やかな陽気だったけれど、やはり日本の最東突端にある犬吠埼の灯台は、強い風が吹きつけていた。
手に持つスマホが、吹き飛ばされてしまうのではないかと、ちょっと気が気じゃなかった。
それでも、青が席巻している景色を見ていると、その冷たく強い風もふさわしいように感じられた。

次の日は天候に恵まれなかったが、鴨川市の西側へと細長く伸びる長狭平野にある大山千枚田の冬枯れの景色を見に行った。
日本各地で雪が降るほどの冷たい雨が降っていたけれど、民家の庭先に植えられている梅の花は既にほころびだしていた。
大山千枚田の絶景時期は、田に水が張られたころから刈り入れ時期までだろう。
しかし、まったくのオフシーズンでも、山の斜面を効率よく畦を作り、水を張って田んぼにしていった人々の労力と、米を社会経済の基準とした価値観に縛られていた歴史が垣間見え、かえって思考が邪魔されることがなくてよかったかもしれない。


冷たい雨降る大山千枚田



私の癒し たとえば札幌界隈

2022-11-29 21:45:43 | 旅先から

北海道大学構内の楓の落葉

黄色い落ち葉を見ると、なぜか心が弾んでくる。
だからつい写してしまうのだ。


北海道大学正門前 カフェdeごはん

朝の雨は、カフェでゆっくりコーヒーを飲みながら本を読みたくなる。
小川洋子と河合隼雄の対談集「生きるとは、自分の物語をつくること」が、静かに心に響いてくる。


札幌市電240系

札幌を訪れるたびに乗りたかった市電に、やっと乗ることができた。
幼いころ、乗ったのかもしれないけれど、いまひとつ記憶にない。
外の様子の移り変わりが見える路面電車は、移動するだけの乗り物とはちょっと趣が違う。
速さや効率だけでは補えない、可視化された時間や、それに触発される思考、ちょっと硬い表現だが、それを持てるのではないだろうか。
また、様々な年式、スタイルの車両が走っているのも、愛着が湧くポイントだと思う。


好みの庭園 北海道大学 その2

2022-11-28 23:00:58 | 旅先から

ポプラ並木


イチイの実 オンコの実とも

子供のころ、母方の実家の庭にこのオンコの大きな木が、庭にあった。
赤くかわいらしい実をたくさん実らせ、濃い緑の細かい葉の補色効果で、さらに実の鮮やかさが際立つ。
母にこの実が食べられるものであり、母自身も子供のころにはよく摘んで食べていたとのことで、幼い自分もよく食べたものだ。
今はさすがに食べないけれど、子供のころの思い出が甦って懐かしく、写真に収めた。
ポプラの木は、青空に突き刺さるかのように聳え立つ。
ほぼ落葉していても、その枝振りがよくわかって、私は冬枯れの木が好きだ。


白樺の古木

好みの庭園 北海道大学 その1

2022-11-27 23:15:20 | 旅先から




11月25日の昼前、北海道大学の構内を散歩した。
前日の夜は雨が降っていたから、空気が柔らかく、しかも澄んでいた。
正門より入り、そのまま真っ直ぐに進むと、まだ緑の葉をつけた大きな柳の木が目に入ってきた。
他の木々は黄葉したり落葉しているから、より目立っている。
緯度が高いために木々の種類がヨーロッパに似ていて、小川を配した中央ローンという場所は、ベルギーブリュッセルに在るカンブルの森を思わせた。
そこにある木々はすべて貫禄を湛え、この大学が創設された当時から大切にされていたのだろう。
もともと札幌農学校が前身なだけに、自然との共存共栄を体現するのは適っている。
学びや思索は、このような庭園、つまり飼い慣らされた自然の中で行なわれたほうがいい。
人間は自然の一部だけれども、単体だととても弱弱しいものだから。
さて、この構内散歩はまだ続くので、後日あと2回に分けてアップしよう。

草津温泉 西の河原公園遊歩道

2021-12-17 23:49:18 | 旅先から


湯畑を楽しんだ後、ホテルまで戻るルートを西の河原公園遊歩道を行くことにした。
水量豊富なお湯の川の近くに、足湯が出来るような湯溜まりが何箇所もあり、温かいお湯を楽しむ姿がある。
お湯の流れを遡っていくと、湯滝となっているところがあり、迫力あって見飽きない。
さらに遊歩道を辿ると、西の河原露天風呂があったのだが、残念ながら今回はそれを味わうことが出来なかった。
いつかまた訪れてみたい草津温泉なのである。




湯滝