大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ダーク オブ ザ ムーン 11

2011年09月06日 12時07分55秒 | ムービーTF DOTM

今回ご紹介するのは、ムービーTF第三弾“DOTM”よりディセプティコン兵士“スカイワープ”。
ご覧の通りスタースクリームのリペですが、スカイワープの元になったDOTM版スタースクリームがデラックスクラスなので、このスカイワープも同クラスでの製品化と
なります。ただし、今回はスタースクリームはスルーしております…見た目が安っぽかったし、カラーリングがスカイワープの方が好みだったので。余談ですが、カラー
リングと武器を変更した“サンダークラッカー”も発売されました。スタースクリームが発売されたら、そのカラバリでスカイワープとサンダークラッカーの製品化、もはや
定番パターンとなっていますね。ただし、サンダークラッカーは武器が変更されているので注意。


ご尊顔拝見…単なるスタースクリームのリペなので、形状は全く同じです。
そう言えば、初代ムービーTF版スタースクリームをベースにスカイワープ&サンダークラッカーが発売されま
した。しかし、それは単なるリペでは無く頭部を新規造型パーツに変更されたものでした。だから、今回の
スカイワープも頭部は変更して欲しかったなー。余談ですが、スカイワープは日本限定アイテムなんだとか。

本編では…彼は登場しない玩具オリジナルキャラクターです。
付属カード裏の記載によると、“ジェットロン所属、その名の通り、スカイワープは短距離であればテレポート
する事が出来る。飛行能力が彼の誇りであり、飛べないロボットを見下している。”とされています。カードだ
けでなく、梱包財のバックカードにも“JETRON”と言う名称が記載されています。海外版TFにジェットロンなん
てチーム名あったっけ?海外版だと“プレーンズ”であり、ジェットロンは日本で付いた名前と思っていたので
すが果たして…?


さて、以前ご紹介したリーダークラス版スタースクリーム、DOTMの玩具展開がされる以前に発売されたこのアイテム、“これを元に映画
第三弾のスタースクリームが作られるに違いない”と予想した私ですが、それは的中しました。リーダースタースクリームを元にDOTM版
スタースクリーム⇒スカイワープが作られたわけですが、プロポーションは良く似ています。ただ、胴体がちょっと角張り気味?それと脛と
腕が細くなってますね。


ご尊顔拝見…こちらも大きな差は無く。
ただ、スタースクリームの方が両目発光&口パクギミックの都合上、若干頭が大きくなってますね、


並べてみるとこれだけの体格差が…あの傑作をよくここまでダウンサイジングさせたモンです。
私の予想ではヴォイジャークラスで開発されると思っていたのですが、まさかそれより小さいデラックスクラスとは。


可動もよく似ており、首、両肩二重関節、肘二重関節、手首、股関節ボールジョイント、膝二重関節、爪先が可動します。変形パターンを
大きく一新したリーダークラスを基に作られている為、これまでのスタースクリームと比べると格段に可動範囲が向上しています。


これは腕と足ですが、まず腕をご覧下さい。胴体と上腕部を接続している肩関節ですが、これが上記の通り貫通穴に凸ジョイントを
通す回転式関節とボールジョイントの二重関節。続いて肘、ピン打ち式関節とボールジョイントから成る二重関節。最後に手首が、こ
ちらも長方形のパーツを介した二重関節となっています。続いて足。股関節はボールジョイント接続、膝と太腿が貫通穴式関節、膝と
脛の部分が回転式関節、膝が貫通穴式関節、爪先がピン打ち式関節となっています。つまり、手足はもう関節の塊です。
動くことは動きますけど、これは全て変形による産物で、その特異な体型もありポージングにはあまり役立ってくれません。


武器はソードワインダー…って二種あるんですけど。二つセットでソードワインダーなんでしょうか?
付属カードには“空対空に優れた兵器。2丁の銃を合体させることで、飛行突撃に優れたソードとなる”と
記載されています。尚、これはスタースクリームに付属していた武器と同じもので、名称は“ツインナルレ
イソード”となっています。


左腕の方は、前後を入れ替えると剣になります。
この時に手首を折り畳んでおくと、ムービーTFらしく腕そのものが武器に変形したようにも見えて良い感じ。


メックテックギミックですが、レーザービーク同様に二種を合体させることで変形します。
ただあちらと違い、ソードワインダーは銃器から剣へと変形します。レーザービークの銃口がクルクル回転する変形も
面白かったですが、こちらも大胆に変形してくれます。こうしてみると、変形しているのは片方だけですね。


これぞソードワインダー。ソードと言うより長刀?ちゃんと変形してるし、武器としての説得力もあるのでメックテックウェポンの中で
は優秀な方。ただ、スカイワープへの装備方法が手に持たせるのではなく下腕部に接続する方式なので、剣として使うには融通が
利きません。やっぱり刃物は手に持たせたいでしょ?特にこういう長刀状武器なら、両手で持たせたほうが様になりますもの。


尚、変形する方の刃は根元がある程度動かすことが出来て、角度を変えれば長刀から大鎌っぽくなります。画像では手を添えて持たせて
いる様に見せていますが、やっぱりちゃんと手で持たせたいですよ。


5ミリジョイントの配置はご覧の通りで、下腕部と背中と脇腹の計6箇所になります。しかし、脇腹は腕に干渉しやすいので、あんまり縦幅
の有る武器を付けるには向いてないです。


ビークルモードはムービーTFでは毎度お馴染み、F-22ラプター。翼下のソードワインダーが邪魔ですが、なかなか
綺麗に纏まってます。


ならば武器を外せば!おお、これまたかっこいいブラックラプター!


こちらもスタースクリームと比較…
撮影角度のせいかもしれませんけど、スカイワープの方がすっきりした感じに見えます。


サイズはこのくらいで、こちらもよくぞここまで纏め上げたものよ。


リーダースタースクリーム最大の欠点は、ご覧の通り機体後部が不自然に厚い事。これはリーダークラス故に電飾
ギミックを仕込まなければならず(これはもう決まりみたいなものです)、それ故にサウンドモジュールや電池ボックス
を入れる容積を確保する必要があり、そのギミックと変形を両立させた結果こうなってしまったのです。
しかし今回はギミックを仕込む必要の無いデラックスクラス、それらの制約が無くなりました。


その結果、後部もすっきり平たいラプターが実現しました。
リベンジ版スタースクリームもそうでしたけど、平たいラプターが実現すると嬉しいです。


5ミリジョイントの配置はご覧の通り…。
機体中央底面、主翼、そして水平尾翼の計六箇所。水平尾翼に武器付けても、本体に干渉して前方には向けられません。


変形シークエンスの解説に入ります。主翼のジョイントを外し、垂直に浮かせます。
次に前方に回転させ、尾翼を倒します。


そこから裏返し、中央に二つ並んでいる縦長の紫パーツを外側に引き出し、その上側にあるカバーを上に開き、画像では下の方に
あるこれまた縦長のパーツを外側に逃がし、そこに付いているランディングギアを90度倒します。
そして、中央にある黒い縦長パーツを手前に90度倒します。


最初に移動させたパーツを変形させて両腕を形成し、翼の裏側にあるシルバーのパーツを90度起こして、そのまま主翼を定位置
に移動させて脇腹を形成します。リーダークラスはこの辺の変形が非常に細やかなパーツ移動をしたものですが、今回はダウン
サイジングに伴いシンプルに。


もう一度裏返して真上から。尾翼部分をヒンジに沿って180度前方に倒し、主翼にある
ジョイントで固定します。ここがちょっとやり難いので、ヒンジと翼の位置に注意。
この時、キャノピーの裏側に有る細長いカバーパーツを上に90度上げておきます。


また裏返して、機首を下に180倒して胸部を形成します。
すると、機首に隠れていた頭部が現れます。機首が定位置に納まったら、先程開いておいた黒い縦長カバーを閉じます。


次に下半身の変形を。左画像から右画像の様に、関節に沿って後ろに移動させます。


根元から、両方を外側に逃がします。こうすることで足の変形は殆ど終わりました。こうしてみると、ランディングギアがそのまま
踵を形成しているんですね。


最後に、膝関節を設定通りの逆関節にして変形完了です。割と大胆にパーツ移動しますが、全体的に
見ればリーダークラスに比べて変形工程が大幅に減少しており、変形そのものはやりやすいです。


おっと、素で忘れてました。武器を付けなきゃいけませんね。


そして弄ってみて気付いたのですが、これも電池ボックス&サウンドモジュールの制約が無くなった事が原因と思われますが、リーダークラスとビークルモードにおける腕と足の位置が変化しているんです。リーダークラスでは両腕はビークルの後部で両足はビークル側面でしたが、スカイワープは両腕がビークル中央で両足がビークル後部になっています。これは恐らく、“電池ボックス等を搭載する必要が無い為にスペースが空いた⇒じゃあ、そこに長ったらしい両腕を折り畳んで収納しよう⇒足はどうする?特別凝ったことしないでそのままの位置でおk”と、設計段階でデザイナーがこんな風に考えたのではないでしょうか?


総評としては、リーダークラスを知っているとその設計が非常に興味深いアイテムですが、リーダークラスを知らなくても大胆で奇抜な変形が楽しめる好アイテムです。
武器を手で持てないのが残念ですが、武器そのものが説得力のある形状だし、合体して大型武器になるって言うのはこれとレーザービーク以外には無いわけだし、並
のデラックスクラスよりもプレイバリューは高いです。ビークルモードも素晴らしく、手頃な大きさで手頃に変形できるラプターって、今まではディテールやプロポーションが
設定通りでは無いベーシックやEZコレクション以外に無かったので、これで念願適ったと言う方もいるでしょう。
スタースクリームの安っぽい成形色に萎えた方でも、ブラックを基調としたこのスカイワープなら、満足して頂けるんじゃないでしょうか?


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