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桜島が噴煙4500mの爆発的噴火 & 川内原発の巨大噴火リスク

2014-05-11 22:27:35 | 川内原発


>>>昨日,桜島が噴煙4500mの爆発的噴火

 桜島の昭和火口で,10日午後、1時7分、今年126回目の爆発があり、噴煙が火口から4500メートルの高さまで上がった。昭和火口から4500メートルの高さまで噴煙があがったのは去年10月以来で、今回の噴煙はこのときと同じ観測史上2番目の高さである。なお,昭和火口での噴煙の高さの最高は,昨年8月18日の約5000メートルである。

 鹿児島地方気象台は、桜島で山体の膨張とみられるわずかな変化が継続していて,多量の噴煙を伴う噴火の可能性があるとして注意を呼び掛けていた。気象台によると,桜島に設置された観測計で2月27日ごろから山体の膨張を示す値がゆるやかに上昇している。こうした現象は,去年8月,昭和火口が観測史上最も高い5000mの噴煙を上げた前にも確認されている。

 鹿児島気象台は,「桜島は活溌な火山活動が続いているが大規模な噴火の兆候は見られず,すぐに人的被害が出るような噴火のおそれはない」とコメントしている。

 なお,桜島は今年9月からの再稼働が取りざたされている川内原発から約50キロ圏内にある。

 

桜島大正大噴火の記憶を後世に伝えようと、記念碑を設置

 桜島の大正大噴火の記憶を後世に伝えようと、記念碑が設置されました。

 100年前の大正3年、桜島の大噴火では,死者・行方不明者は58名を数えた。この記憶を後世に伝えようと、東桜島有志の会によって造られた記念碑の除幕式が行われ、11日に行われた。記念碑には,「火山と共生しつつ大噴火には備えを」と刻まれている

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>>>川内原発(鹿児島県薩摩川内市)

 九州電力の,川内原発(鹿児島県薩摩川内市)は,姶良(あいら)カルデラ(鹿児島湾北部)から約40キロ北西にある。
 薩摩川内市に立地の九州電力川内原子力発電所には,2機(出力89万キロワット)の軽水減速・軽水冷却加圧水型原子炉が設置されている。




  川内原発から20~50キロ圏内には,地下の岩盤タンクを使用した串木野国家備蓄基地(いちき串木野 市),新日本石油基地株式会社(鹿児島市喜入 http://www.nost.co.jp/)がある。新日本石油HPによると,喜入基地の原油タンクに は,国家備蓄の原油とJXグループの原油が総貯油量480万KLが備蓄されている。



 
 3.11の東日本大地震大震災では,いちき串木野市の石油備蓄基地と同様な地下の岩盤タンクを備えた岩手県久慈市夏井町の久慈国家石油備蓄基地(貯油量 67万キロリットル)が,津波被害災で地上施設ほぼ全壊という壊滅的な被害を受けている。
 また,JX日鉱日石エネルギーの仙台製油所,コスモ石油の千葉製油所も被災し,操業停止に追い込まれた。

 万が一でも,川内で原発事故が起きると,その影響は隣接する串木野国家備蓄基地,喜入の石油基地への影響とともに,有数の農業県,漁業県でもある鹿児島はもとより,熊本,宮崎県の農水産業にもダメージを与えることとなる。これは,即,日本の食料危機の発生を意味する。

 ******** 川内原発1号機・2号機,再稼働の動き :::::::

 * 2013/09/13 気象庁ライブカメラ


 いま,川内原発1号機・2号機を,原子力規制委員会は原子力発電所の運転再開の前提となる安全審査を優先的に進めている。川内原発は審査中の10の原発の中で最も早く審査が終わる可能性が高い。

 だが川内原発は,姶良(あいら)カルデラ(鹿児島湾北部)から約40キロ北西にあることから,巨大噴火による火山灰と火砕流の被害が懸念される。ある研究者は「火砕流が川内原発を直撃すれば、運転員の生存は見込めない。原発は制御不能となる」と警告する。

 阿蘇で巨大噴火が発生すれば、九州全域は数時間で1メートル以上の降灰があるとの試算もある。雨が降れば灰の重さは約2倍に膨れて電線が切断され、電力供給が滞る可能性は強まるという。 

>>>原子力規制委員会 九州電力に,火山影響の見直しを求める-
 原子力規制委員会は,火山による影響を厳しく想定し直すよう求めるとともに、対策を検証するために専門家から意見を聴く考えを示しました。
 規制委員会の審査会合で,九州電力が、「姶良カルデラ」と呼ばれる桜島を含む鹿児島湾北部の火山活動について、監視体制や噴火などの想定を説明した。
  これに対し、規制委員会の島崎邦彦委員は「噴火につながるマグマが今後どのように増えるのか、もう少し保守的に考えてほしい」と述べたうえで、火山による 影響を厳しく想定し直すよう求めるとともに、対策を検証するために専門家から意見を聴く考えを示した。 来月中にも川内原発の審査結果を「審査書」にまと める方針であるが,火山の想定の見直しについては、九州電力の対応を改めて詳しく確認することにしている。

>>>巨大噴火無いと言えぬ 原発再稼働へ議論不足 火山研究者批判続々
  火山活動が国内の全17原発に及ぼす危険性について、西日本新聞が全国の火山研究者にアンケート調査した。これによると,噴火被害を受けるリスクがある原発として、九 州電力川内原発を挙げた人が回答者29人のうち18人に上り、最も多かった。13人は「再稼働に反対」と回答。火山リスクの議論が不十分なまま再稼働に向 けた手続きが進む現状に、危機感を抱く専門家が多いことが明らかとなった。

  西日本新聞経済電子版:「巨大噴火無いと言えぬ 原発再稼働へ議論不足 火山研究者批判続々」
      http://qbiz.jp/article/36135/1/%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%8E%9F%E7%99%BA/

  西日本新聞経済電子版:「川内原発に火山リスク最多 研究者29人中18人が指摘 「再稼働反対」も13人」
      http://qbiz.jp/article/36138/1/%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%8E%9F%E7%99%BA/

 
          ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

薩摩川内市、原発防災対策進める

  原子力規制委員会による川内原発の安全審査は最終段階に入った。新屋義文・市危機管理監は「再稼働とは関係なく、原子力防災を充実させる必要がある。残されている課題もできるだけ早く整えたい」としている。

 九州電力川内原子力発電所の再稼働が現実味を帯びる中、 薩摩川内市では,原子力防災対策を進めている。市は、原発からおおむね5キロ圏内の予防的防護措置準備区域(PAZ◎)の2か所で、自力避難が難しい要援護 者が一時的に身を寄せる屋内退避施設を整備中である。

 ■放射線を遮断

  原発に近い旧滄浪小と旧寄田小の両体育館では,放射線を遮断するためステージ部分をコンクリートと鉛入り合板で覆い、放射性物質除去フィルターやトイレなどを設けた。今月中に非常用発電機を取り付け、完成させる予定。

  旧滄浪小の施設は61平方メートルで28人を収容、旧寄田小は89平方メートルで52人を収容できる。ともに1週間分の食料や寝具を備え、発電機は給油なしで4日間動く。建設費は国からの補助金計約2億円を充てた。

安定ヨウ素剤の事前配布を検討

 市は県とともに、PAZ内の住民約4800人を対象に、安定ヨウ素剤に関する説明会を開く準備も進めている。

■避難計画の策定

 市は昨年8月、PAZ内の住民を対象に避難計画を策定した。今年3月には、PAZ内の病院と福祉施設の計7施設が市と県の支援を受け、避難経路や移動手段、受け入れ先を確保し、避難計画をまとめた。

 原発から5~30キロ圏の緊急時防護措置準備区域(UPZ◎)では、住民約8万8500人の避難計画、市立の全小中学校と幼稚園の原子力防災マニュアルが策定された。

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 『美味しんぼ』の鼻血描写-風評被害論争
 週刊漫画誌『スピリッツ22・23号』(4月28日発売/小学館)に掲載された『美味しんぼ』(雁屋哲作・花咲アキラ画)の表現が風評被害を呼びかねないと議論を呼んでいる。

 福島第1原発から戻った主人公らが鼻血や疲労感に襲われたとする場面がある。また,双葉町元町長が私も鼻血が出ます。今度の立候補を取りやめたのは疲労感が耐え難いまでになったからです」「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と発言している。

  同作を巡っては双葉町が、鼻血等の症状を訴える町民が大勢出ている事実はなく、一方的な見解のみを掲載しているとして出版元の小学館への抗議文を発表。 環境省も、同原発事故の被曝(ひばく)と、疲労感や鼻血の多発の関係を否定している。また、小学館は同誌19日発売号でこの件に関する特集記事を掲載する予定。

 なお、作者の雁屋氏は問題の描写をめぐる批判に対し、「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」と、反論している。

>>>福島県がHPに反論掲載へ 
 「ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味(おい)しんぼ」で、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出すなどの描写があった問題で、県が12日に県のホームページに反論を掲載する。
 この問題をめぐっては、同原発が立地する双葉町が小学館に対し「町民だけでなく、県民への差別を助長させる」との抗議文を送っている。

>>>環境省が見解発表「多発は考えられません」

 環境省環境保健部は、原因不明の鼻血が出るといった点については「東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません」といい、「国連(原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))が、これまでの知見に基づき公表した『2011年東日本大震災と津波に伴う原発事故による放射線のレベルと影響評価報告書』(平成26年4月2日公表)によれば、住民への健康影響について、『確定的影響は認められない』とされています」と発表した。

 


原発ホワイトアウト
若杉冽著
 ・現役キャリア官僚による
告発の書
 講談社刊

内容紹介


キャリア官僚による、リアル告発ノベル! 『三本の矢』を超える問題作、現る!!

再稼働が着々と進む原発……しかし日本の原発には、国民が知らされていない致命的な欠陥があった!
この事実を知らせようと動き始めた著者に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫……包囲網をかいくぐって国民に原発の危険性を知らせるには、ノンフィクション・ノベルを書くしかなかった!


目次


第1章 選挙の深奥部
第2章 幹事長の予行演習
第3章 フクシマの死
第4章 落選議員回り
第5章 官僚と大衆
第6章 ハニー・トラップ
第7章 嵌められた知事
第8章 商工族のドン
第9章 盗聴
第10章 謎の新聞記事
第11章 総理と検事総長
第12章 スクープの裏側
第13章 日本電力連盟広報部
第14章 エネルギー基本計画の罠
第15章 デモ崩し
第16章 知事逮捕
第17章 再稼働
第18章 国家公務員法違反
終章 爆弾低気圧


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