
「このままだと鹿児島は溶けてしまうぞ」
「このままだと鹿児島は溶けてしまうぞ」とは,もとより鹿児島が地上から消滅する,ということではありません。“桜島と温泉”を旗印とした過去の成功体験,既成概念から抜け出し,新しい視点での発想----パラダイムシフト--を図らないと,時代に取り残される,との警鐘です。
県人口減少と負の影響
県人口は,1955年の200万人超をピークに減少に転じた。05年国勢調査の総人口は1,753,179人で,00年に比べ33,015人,1.8%の減少である。この間,県庁所在地・鹿児島市の人口は,周辺都市との合併もあって,55年の31万4千人から05年国勢調査確報値によると60万4千人と増加し,県全体の34.5%を占める。だが,県全体の人口増には結びつかず,減少を食い止めることは出来ないでいる。
経済産業省の調査研究「人口減少下における地域経営について」によると,2030年における鹿児島市の人口は58万6000人と約20%減,川内市10万6000千人で約19%減,鹿屋市10万5000千人で約20%減,枕崎市にいたっては,1万9千人で38%減と惨憺(さんたん)たる推計値が提示されている。
人口減少に加えて,3人に1人が65歳以上の高齢者という人口構成に伴う年金などの社会保障給付の増加により,県民1人当たりの社会保障負担は膨らむ。加えて,人口減少は県内マーケットを縮小させ,税収も減り,県および市町村の財政悪化を招くなど,県域経済に多大な負の影響を及ぼす。
▼HPにアクセスください。 鹿児島県経済の持続的発展に向けて(要約)
http://kobayashi.clever.mepage.jp/cha/kagosima/kagosima_5-1.html

「このままだと鹿児島は溶けてしまうぞ」とは,もとより鹿児島が地上から消滅する,ということではありません。“桜島と温泉”を旗印とした過去の成功体験,既成概念から抜け出し,新しい視点での発想----パラダイムシフト--を図らないと,時代に取り残される,との警鐘です。
県人口減少と負の影響
県人口は,1955年の200万人超をピークに減少に転じた。05年国勢調査の総人口は1,753,179人で,00年に比べ33,015人,1.8%の減少である。この間,県庁所在地・鹿児島市の人口は,周辺都市との合併もあって,55年の31万4千人から05年国勢調査確報値によると60万4千人と増加し,県全体の34.5%を占める。だが,県全体の人口増には結びつかず,減少を食い止めることは出来ないでいる。
経済産業省の調査研究「人口減少下における地域経営について」によると,2030年における鹿児島市の人口は58万6000人と約20%減,川内市10万6000千人で約19%減,鹿屋市10万5000千人で約20%減,枕崎市にいたっては,1万9千人で38%減と惨憺(さんたん)たる推計値が提示されている。
人口減少に加えて,3人に1人が65歳以上の高齢者という人口構成に伴う年金などの社会保障給付の増加により,県民1人当たりの社会保障負担は膨らむ。加えて,人口減少は県内マーケットを縮小させ,税収も減り,県および市町村の財政悪化を招くなど,県域経済に多大な負の影響を及ぼす。
▼HPにアクセスください。 鹿児島県経済の持続的発展に向けて(要約)
http://kobayashi.clever.mepage.jp/cha/kagosima/kagosima_5-1.html
![]() | 九州経済白書 2007年版 (2007)九州経済調査協会九州経済調査協会このアイテムの詳細を見る |