永六輔さん
「菅さんの事だけで,市民運動家の限界を云々されるのは,悲しい。」
6月11日 TBSラジオ「六輔その世界」で
永さんは,市川房枝さんと親交があったことから,その縁で若い頃の菅さんを知るという。菅さんの姿だけで「市民運動家の限界」と言われるのは,悲しいと嘆いておられた。
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菅総理を初代内閣安全保障室長の佐々木淳行氏が「週刊新潮」(22年7月8日号)で次のように語っている。
菅さんは東工大の学生時代,ノンセクト・ラジカルのグループに所属し,学園紛争を煽っていた。
私は当時,警視庁警備課長として機動隊を連れ,3回ほど東工大に行ったので,菅さんを知っていた。彼は我々の間で“4列目の男”と呼ばれていた。
アジ演説が巧く,聴衆を集めるが,検挙を覚悟の上でゲバ棒で逆らってくるようなデモ隊の3列目には決して加わらなかった。巧妙なリーダーでしたよ。
菅首相は所信表明で「私の政治活動は市川房枝先生の応援から始まった」と語っていた。
しかし、持ち前の権謀術数に長けた男の本性は市川氏からはすべて見抜かれていた。
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政治評論家の三宅久之氏談-「週刊現代」(22年6月26日号)。
実は私の友人のお姉さんが市川さんの秘書をしていたんですよ。・・・・(略)「菅直人のことはよく知っているんでしょう?」と聞いたら、彼女いわく、「市川先生からは『菅さんには心を許してはいけませんよ』と言われました」 ・・・・・・
彼女は言葉を濁して詳しいことまでは話しませんでした。ただ、菅直人と言う政治家を見る際、私は頭の片隅にこのエピソードが引っ掛かる。
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あの世の妻へのラブレター (中公文庫) |
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