九州地方最大の都市である福岡市には,金融系,通信系,製造系などの大手企業が九州地方の拠点として多く進出している。
近年,顧客からの電話相談などに対応するコールセンターやカスタマーセンターを,福岡市内に開設する企業が増えている。その要因として第1に首都圏などの大手企業が,災害に備えたリスク分散の観点から福岡市に着目したことににある。第2に地方都市としては若者が多く,比較的求人活動が容易であることがあげられる。福岡は大学や専門学校など教育機関が多いことから,業務に必要とされる知識を持った人材を集めやすい。
コールセンター専門誌を発行するリックテレコム(東京)の調査では,2014年7月の福岡市を含む福岡県内のコールセンター数は39カ所で,国が誘致に協力してきた沖縄県などに次ぎ,全国4位だった。他社の顧客対応業務を請け負うコールセンター専業も多い。
アマゾン 今年9月に福岡市博多区にカスタマーサービスセンターを開設
アマゾン(Amazon.co.jp)は,今年9月から事業拡大に伴い福岡市博多区の長府博多ビジネスセンター内にカスタマーサービスセンターを開設する。カスタマーサービスセンターでは、Amazonの全国のお客からの電話とメールによる問い合わせを、365日体制で対応する。5月から人材の採用活動を開始しており,開設初年度は数百名規模の採用を予定しているという。
同社のカスタマーサービスセンターは札幌、仙台に続いて3か所目。
・
![]() |
財界九州 2015年 06 月号 [雑誌] |
TOP INTERVIEW :大西 一史熊本市長 「連携中枢都市圏の中心として役割を果たし『誰もが憧れる上質な生活都市』の実現を目指す」 呼び込め!!インバウンド 【現状】外国人観光客に「強いフォローの風」/円安にビザ緩和、LCC就航など条件整う P22 【百貨店 】「高額品買入」で存在感増し上顧客に/〝免税品目拡大〟も売上高増に大きく寄与 P26 【ホテル】「宿泊稼働」を押し上げる最大要因に/業績回復でもよぎる〝リーマンのトラウマ〟 P29 【空港】「多様・細分化」する旅行ニーズに対応 /玄関口が果たす役割意識して対策を実施 P32 【旅行代理店】大手との連携で「九州の魅力」を発信/ツアー需要増加も露呈する〝インフラ不足〟 P34 【域内移動】快適な移動「満足の提供」に不可欠/全国から注目集める〝新サービス〟も登場 P36 【自治体・観光団体】「長期的視点」による戦略で誘客図る/拡大する商機に問われる真の〝総合力〟 P40 【メディカル 】急増する患者に病院も「手探り状態」/〝医療通訳〟の育成急務も現状に追いつかず P44 |
|
財界九州社 1冊定価:1,000円 |
・
![]() |
月刊激流 2015年 06月号 |
■ 緊急特集 ■■ ファミリーマート×ユニーグループHD ■■ 大型コンビニチェーン統合の成否を占う ◎三つの難所の果てに得る最大手と真っ向勝負の挑戦権 ■加盟店覆面座談会 ・企業のための数合わせだけはやめてほしい ■池袋・稲沢本社周辺ルポ ・見えてきた両社の真の競合店 ■決算分析(コンビニエンス) ・セブンの背中が遠くなる一五年二月期決算が示す量拡大の必然 ■トップが語る 経営統合の課題/コンビニ、スーパーは経営統合をこう見ている ■■特集 小型SM「コンビニキラー」に進化■■ まいばすけっと・アコレ(イオン) ・二つの業態で追求する価格価値のブレない運営 マルエツプチ(マルエツ) ・生鮮を基軸に単身世帯のニーズに応え、異質化を実現 miniピアゴ(ユニー) ・教育とシステムでメニューの見える売り場作りを推進 食品館(イトーヨーカ堂) ・上質、簡便に地域性を取り込み独自の専門領域を開拓 |
|
国際商業出版・発行 780円 |
・