魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

いのちの器。

2008-10-25 18:08:11 | ママになれるかな編
めっきり秋の気配ですね

「リツコの結婚できるかな?」で始まったこのブログ、「リツコの結婚できました」に進化しましたが、また状況が変化しました。

順調にいけば、5月にベビーが誕生します
今、4ヶ月目に入ったところなので、ご報告させていただきました。

この二ヶ月あまり、悪阻が始まり、人生でこんなに自分の体が思うようにならないことがあるのだ・・・と思い知って過ごしております。

8月末に妊娠が判明してから、そろーりそろーりと生活し、ほとんど寝たきり。
3月に一度、残念だったこともあり、もう慎重に慎重に過ごしています。

今は大分眠気も治まりましたが、一時は一日のほとんど寝ている・・・という状態で、自分でもどうにもできなかった

悪阻で何も食べられず入院する人もいるなかで、わたしはそんなにひどくはないのだろうと思いますが・・・つらいですね、悪阻。

しょっちゅう吐いている、という訳ではないのですが、ある朝起きた途端に感じた気持ち悪さがいつ来るか分からない、スリルに満ちた日々・・・。

そろそろおさまる頃のようですが、今は頭痛や体の痒み、胃が持ち上げられるような不快感と、新たな症状が次々と繰り出されている毎日です


前回流産をした時、わたしは雪かきをしたり、歩いて寒い中買い物に行ったりしていて、今から思うとなんて無知だったんだろうと自分を責めました。
初期の流産は赤ちゃんの問題、とは言うけど、わたしは「あの時あんなことをしたからだ」ととても後悔した。
今回、この子を授かった時、自分はこの赤ちゃんが生まれてくるための器だと思おうと決めた。
あちらの世界から、女性の体を通って新しい命が生まれてくる。
わたしの体はそのパイプなのだ、と思った。
命の器なのだから、そっとそっと過ごさないといけないのだ。

そう思ったら自分がどう動かなきゃいけないかなんとなくイメージできた。

若い人や丈夫な人は無理しても大丈夫!という人もいるだろう。
でもわたしは年齢も高いし、体も頑丈というわけでもないし、体力にも自信が無い。そして初産である。不安要素いっぱいである

そうすると高いヒールの靴をはけないことも、カラーリングをしないことも、食べ物や飲み物の制限も、ロング・ドライブも、新婚旅行も、長風呂も、代謝が良くなって体がべたつくことも、体温が高くてよく眠れないことも、腹巻をすることも、体型が変わってきてびっくりすることも、つわりも我慢できるようになった。
今はほんとに外出を極力しないようにしている。
毎日の買い物も、夫が休みの時にまとめて車を出してもらっている。
友達に会いたかったら、家に来てもらっている。
義理のあることも断っている。
疲れたらすぐに横になるし、横になれるように行動を限っている。
車も極力乗らないようにしていて、義実家にも2ヶ月行っていない。
もちろん遠い実家にも行っていない。
申し訳ないけど、今は許して欲しい。

とにかく、今は「器」なのだ。
他の人はおそらく大丈夫なこともあると思う。若い人なら全然大丈夫!ってこともあるだろう。
あくまで、わたしはそうしよう、と決めた。
一生のうち、ほんの少し。
かっこ悪くても我慢できる。

一度失ったあのつらさを、わたしはもう一度は耐えられないと思う。
わたしだけじゃなく、夫も我慢してくれている。
赤ちゃんを、この手に抱くために2人で頑張ろう。
今は赤ちゃんを毎日少しずつ培養するのが、わたしの仕事なのだ。

そう思って過ごしている。
もちろん出来ないこともたくさんあるし、思うように体が動かないつらさ、これからの生活の不安があって、時に夫にあたったりしている
今は、とにかくこれが最優先。

このブログを始めた時のわたしから、ずいぶん変化してきたと思う。
遅々とした、のんきな人生を送ってきたわたしだが、これから違うステージに入ろうとしているんだなあ、と思います。

これからは「リツコのママになれるかな?」というタイトルで、妊婦生活や日々思うことを綴っていこうと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします



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