魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

55年

2022-03-18 23:37:00 | 日々のこと
こんばんは。
ご無沙汰になってしまいました。、申し訳ありません
看取りは意外に早く終わりました。
10日前に、車椅子でしたが通院し、帰りに外食していた姉のお義父さん。
高カロリー飲料を一本飲んで「美味しい」「がんばる」と言っていたのですが、次の日から意識がなくなり2日たち、夜中に私が顔や手を拭いたりしていたら、血中酸素濃度が下がっていき、心拍数が120を超えてきて、これは…と思っていたところ,朝家族みんなに看取られ、人生の旅を終えました。90歳。
私が久々に姉宅に顔を出したら、眠っていたお義母さんが起きてからなり私の顔を見て泣き出して「お父さん、死んじゃった。55年一緒だったのに」と言うので、私も泣けました。
そして私が買ってきたイチゴサンドを泣きながら食べていました。
お義母さんは、お義父さんが亡くなった事を忘れてしまって夜探したり、事実を思い出して泣いたりしている様です。
認知症のため、ずっと悲しみに浸る訳ではないのが、切ないけど、お義母さんの悲しみを和らげてくれている感もあり。
しかし、55年か…長いですね。
夫婦2人でここまで一緒に生きられた事は、この上ない幸せなのでは。

私には配偶者がいないので、こういう悲しみからは自由なんだな、なんて考えてしまいました。
私はひとりで行くから。
孤独だけど、自由。
「自由と孤独はセットだ」って、誰が言ったんだっけ?

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