魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

「自分だって完璧な人間ではない」

2013-02-07 01:15:43 | 夫のこと

次の日、彼女と娘ちゃんと久しぶりに会いました

公共の遊び場で会ったので、子供たちが遊びまわるなか、あっちいったりこっちいったり、話も途切れ途切れだったりしましたが彼女は

「昨日話したので、なんかすっきりした

と明るかったです。

旦那さんがどういう人で、どんなことがあったか、少し話してもらえました。

ご家族は暴力的な方ではなく、旦那さんも過去に暴力を振るったことはなく、ただ怒ると家族と2年ほど口をきかなかったことがあり、根に持つというか、忘れないタイプだとか。

そしてこう言っていたそうです。

「俺も完璧な人間ではないから、そんなに言えないかもしれないが、お前のそのだらしない生き方に嫌気がさした。もう無理だ」と。

それで彼女は実家に帰れ、と言われ、でも実家には帰れずしばらくホテルに泊まったとか。切ない・・・

多分殴るきっかけとなったのが「自分が考えて対策をして買ってやったのに、なんでお前は忘れるんだ」という怒りが噴き出したのだろうな・・・と思います。

でもそれも「自分がやってやったのに」ということに焦点が当てられているような気がするんですよね。

「自分がやってやったことが無にされた、頭にきた」と。

彼の怒る理由は分かるのだけど・・・わたしはやはり「殴られるような悪いことをしたわけではない」って思います。

彼女は旦那さんを悪く言いません。わたしに話してすっきりしたようです

2人で「こういう子供連れで遊びに来ているママたちを見ていると、『なんで自分はこんなに揉めているんだろう、こんな想いをしているママなんていないんだろうな』って気持ちになるよね」と話しました。

そう、みんな子供を可愛がって、幸せそうで、なんの心配もなくて・・・そうわたしたちの目には映るのです。

でも、わたしも彼女も、実は同じ問題を抱えていた。人間って分からないものですよね

わたしは、彼女と別れたあとに、いろいろな考えが頭に去来しました。

「自分だって完璧な人間ではない」

旦那さんが言った言葉。そして思いました。旦那さんはわたしだ、と。そして彼女は夫だ、と。

いろいろな違いはありますが、旦那さんの言っていることなど、とても理解出来たのです、不思議なことに。

わたしは夫のことをとても責めた。「なんでそうなの?なんで出来ないの?なんで普通じゃないの?」と。

でも、わたしは言えるような完璧な人間か?

そう思った時に、何かが変わったのです。

そして彼女と旦那さんのこと、わたしと夫のことをずっと考えていました。

夫と話さなければ、と思いました、つよく。

続きます。

 

 

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