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在宅血液透析Diary

日々の出来事や在宅血液透析(HHD)のことなど 書いています。
<2007年5月開設>

在宅透析の物品

2007-05-23 23:39:12 | 透析装置&物品

私がお世話になっている病院では、通院の患者さんと在宅とでは、使用している
物品のメーカーや種類が違います。
ここでは私が使用している物品の一部を紹介したいと思います。



先日のブログでもちょこっと紹介した、透析装置&水処理装置。
こんなカンジで設置してあります。



水処理装置の画面です。
「表示切替」を押して、水質・水量・入口圧力の数値をカルテに記載します。



ダイアライザーと血液回路です。
ご存知のとおり、このダイアライザーが「腎臓」です。
中空糸が中にたくさんあり、体内の尿毒素・余分な水分などを除去してくれます。
(血液回路・・・。真空っぽくなっているので、プライミング時にほぐすのが結構手間です。)




アル綿(アルコール綿花)と穿刺針・エタノールです。
このアル綿は、病院の通院患者さんのタイプとは違います。
病院のアル綿は、感染予防のためか 一枚一枚が個別に密封されていて、
テストの時はそのタイプを使いますが、かなり使いづらかったです。

画像のアル綿は、ドカっとまとめて入っているのでとっても便利。
一回の透析で3~4枚程使用するので、一箱で約2か月半から3ヶ月程もちます。



開始終了セットです。コレも在宅と通院の方用とは違います。
通院の方用は、開始セット・終了セットと個別にありますが、上記の在宅用は
開始&終了セットなので、一つで開始と終了をまかないます。
(病院で使用しているモノは高価で、この在宅用は比べると安いそうです。)

中身はシート1枚・柄の長い綿棒4本・ガーゼ4枚・テープ2枚が入ってます。
開始時はシート・綿棒2本・ガーゼ2枚・テープ2枚を使い、残りは終了時(
針を抜く時)に使用します。
左下からめくるようにあけ、エタノールを入れます。
エタノールを入れる溝が左右にあり、開始時は左・終了時は右にエタノールを入れ、
綿棒をひたして穿刺前の消毒や、針を抜く際の消毒をします。
また、このセットを開けて エタノールを入れるまでは素手でOK。

それ以降は滅菌手袋を着用し、シートを広げ、綿棒をアルコールに浸して ガーゼ
2枚とテープ2枚をシート右上に置きます。(その後、消毒して穿刺。)



滅菌手袋と普通の手袋です。滅菌手袋は本人のみです。
コレは先生や看護師さんたちが使用するタイプと全く同じです。



コレもなくてはならない物品の最たるモノ。カンシです。
病院では銀色のフツ~のタイプですが、在宅患者はコチラを使用しています。
カラーはたくさんあり、私は赤にしましたが、他の在宅の方は黄色や青など
さまざまです。
また、カンシは自腹購入です。(6本で2万円くらいした記憶が・・・。)
色も、赤のほかに オレンジやピンクと迷ったりしました。

カンシは2週間に一度、熱湯消毒します。
たっぷりの熱湯の中に開いたカンシを入れ、火はかけたまま(沸騰状態のまま)
20分間消毒します。
もちろん病院では 毎日そのつど消毒しますが、2週間に一度の熱湯消毒というのは
感染の心配がほとんどない 在宅ならではかと思います。




透析液のセット。透析液と生食は、宅配のお兄さんが月に一度届けてくれます。
予備など、万が一の時のために5~6箱余分に置いてあります。




ダイアライザーです。(一箱12本入り)
ダイアライザーと回路・圧ポート・開始終了セットなどは、病院の出入り業者の方が
月に一度届けてくれます。 透析液が届く日と同じ日に物品が届きます。
(穿刺針やアル綿など、その他の細かな物品は 病院でいただきます。)



最後は生食(生理食塩水)です。
これ一本で プライミング&返血を行います。
400ml残してプライミングを行い、残った400mlで返血をします。
(指導中、400mlぴったり残してプライミングをするのが至難の業でした・・・。)


大まかな物品しか紹介しきれていませんが、少しずつUPしていきたいと思ってます。


在宅透析用 水処理装置

2007-05-12 11:01:40 | 透析装置&物品
今回は水処理装置です
この装置で水を ろ過処理して透析します。
年に一度、業者の方が点検に来てくださるので、特に自分でのメンテなどは不必要。
透析前に 画面上の数値の確認だけは行いますが、それ以外は触ることも
ありません。(表面の拭き掃除くらい。)
数値の確認は、RO水質・RO水量・RO入口圧力の3項目。
透析前にチェック&カルテに記載します。

ちなみに我が家は水道水ではなく 井戸水を使っています。
在宅透析の指導を受ける前に 水質検査を受け、数値に問題なければOK。
うちの病院で在宅透析を受けている方は、私のほかにあと2名おりますが、いずれも
水道水で、井戸水なのは私だけ。
なので最初はかなり不安でしたが、結果OKだった時はホントにホッとしたのを覚えています。

ただ、ラッキーだったのは 水道料金が変わらないこと。
在宅で透析を始める前も後も、我が家の水道料金(正確には下水使用料)は一定で月2350円。
水が井戸水でタダの為 下水料のみですが、水道だったらかなり毎月高かったと思います。
はね上がったのは電気代のみ。
(在宅透析は通院の時と同じで、治療にかかる費用の患者負担はありませんが、機械を
設置するための配管工事や、水道・電気代などは全て患者負担です。)


また、我が家の場合、正面から見て
左側にベット・真ん中に透析装置・右側に水処理装置ってカンジで設置しています。
装置の大きさは、透析装置と同じくらいの幅。
透析装置のほうが高さがある程度です。
(装置の上がちょっと寂しかったので、モモベリーキティを設置)笑

透析装置と立ち上げ

2007-05-11 12:54:43 | 透析装置&物品

自宅で使用している透析装置です。
(ケータイからなので見づらい画像ですみません。m(_ _)m)

病院で使っている装置と全く同じで、メーカーは日機装。
右下にある、のキャップのタンクが透析液(キンダリー液 AF-3号)です。
青がB原液・赤がA原液。
B原液の主な成分は重炭酸ナトリウム・A原液の主な成分は電解質成分です。
2剤に分かれている理由は、A・B原液を混合させると炭酸塩が発生し、濃度が
安定しないため。

画像左上にあると青と赤のキャップを、それぞれ同じ色のキャップのタンクに
入れ、装置下側にある 赤&青の接続チューブをそのキャップに差し込みます。
(カチっと音がするようにきちんと差し込まなかったり、キャップを反対に
接続すると 濃度異常警報が発生します。)

その後、画面にタッチして 前回の洗浄が終了しているか確認し、「液置換」を
タッチ。 すると機械が立ち上がります。

あとはプライミングになりますが、濃度が安定するまでの時間が長い!
(電導度14.0~14.2 ms/cmになるまでひたすら待ちます。)
もう少し濃度が早く安定すれば、それだけ透析も長くできるのにぃって
ホントいつも思います。
プライミングのことなども、また書いていきたいと思います☆