私がお世話になっている病院では、通院の患者さんと在宅とでは、使用している
物品のメーカーや種類が違います。
ここでは私が使用している物品の一部を紹介したいと思います。


先日のブログでもちょこっと紹介した、透析装置&水処理装置。
こんなカンジで設置してあります。

水処理装置の画面です。
「表示切替」を押して、水質・水量・入口圧力の数値をカルテに記載します。

ダイアライザーと血液回路です。
ご存知のとおり、このダイアライザーが「腎臓」です。
中空糸が中にたくさんあり、体内の尿毒素・余分な水分などを除去してくれます。
(血液回路・・・。真空っぽくなっているので、プライミング時にほぐすのが結構手間です。)

アル綿(アルコール綿花)と穿刺針・エタノールです。
このアル綿は、病院の通院患者さんのタイプとは違います。
病院のアル綿は、感染予防のためか 一枚一枚が個別に密封されていて、
テストの時はそのタイプを使いますが、かなり使いづらかったです。
画像のアル綿は、ドカっとまとめて入っているのでとっても便利。
一回の透析で3~4枚程使用するので、一箱で約2か月半から3ヶ月程もちます。


開始終了セットです。コレも在宅と通院の方用とは違います。
通院の方用は、開始セット・終了セットと個別にありますが、上記の在宅用は
開始&終了セットなので、一つで開始と終了をまかないます。
(病院で使用しているモノは高価で、この在宅用は比べると安いそうです。)
中身はシート1枚・柄の長い綿棒4本・ガーゼ4枚・テープ2枚が入ってます。
開始時はシート・綿棒2本・ガーゼ2枚・テープ2枚を使い、残りは終了時(
針を抜く時)に使用します。
左下からめくるようにあけ、エタノールを入れます。
エタノールを入れる溝が左右にあり、開始時は左・終了時は右にエタノールを入れ、
綿棒をひたして穿刺前の消毒や、針を抜く際の消毒をします。
また、このセットを開けて エタノールを入れるまでは素手でOK。
それ以降は滅菌手袋を着用し、シートを広げ、綿棒をアルコールに浸して ガーゼ
2枚とテープ2枚をシート右上に置きます。(その後、消毒して穿刺。)

滅菌手袋と普通の手袋です。滅菌手袋は本人のみです。
コレは先生や看護師さんたちが使用するタイプと全く同じです。

コレもなくてはならない物品の最たるモノ。カンシです。
病院では銀色のフツ~のタイプですが、在宅患者はコチラを使用しています。
カラーはたくさんあり、私は赤にしましたが、他の在宅の方は黄色や青など
さまざまです。
また、カンシは自腹購入です。(6本で2万円くらいした記憶が・・・。)
色も、赤のほかに オレンジやピンクと迷ったりしました。
カンシは2週間に一度、熱湯消毒します。
たっぷりの熱湯の中に開いたカンシを入れ、火はかけたまま(沸騰状態のまま)
20分間消毒します。
もちろん病院では 毎日そのつど消毒しますが、2週間に一度の熱湯消毒というのは
感染の心配がほとんどない 在宅ならではかと思います。

透析液のセット。透析液と生食は、宅配のお兄さんが月に一度届けてくれます。
予備など、万が一の時のために5~6箱余分に置いてあります。

ダイアライザーです。(一箱12本入り)
ダイアライザーと回路・圧ポート・開始終了セットなどは、病院の出入り業者の方が
月に一度届けてくれます。 透析液が届く日と同じ日に物品が届きます。
(穿刺針やアル綿など、その他の細かな物品は 病院でいただきます。)

最後は生食(生理食塩水)です。
これ一本で プライミング&返血を行います。
400ml残してプライミングを行い、残った400mlで返血をします。
(指導中、400mlぴったり残してプライミングをするのが至難の業でした・・・。)
大まかな物品しか紹介しきれていませんが、少しずつUPしていきたいと思ってます。
