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在宅血液透析Diary

日々の出来事や在宅血液透析(HHD)のことなど 書いています。
<2007年5月開設>

血液回路

2013-04-12 22:41:15 | 透析装置&物品


昨年の秋に、長年使用していた血液回路から新しい血液回路に変更になった。
血液ポンプの部分が太くなったとかで、技師さんが装置の調整に来てくれたけど、
なんだろね・・。さすがにもう慣れたけど、やっぱ前の回路のほうがラクだったわ。




上の回路が新しい回路で現在使用しているもの。
下の回路が今まで使用していたもの。




血液ポンプの部分。(ローラーチューブだっけ?)
太さの違いも一目瞭然。
太いほうが現在の新しい回路。




生食ラインのエアトラップの大きさも違う。
左側が現在のもの。




新しい回路にはエアトラップの下に返血用のアクセスポートが付いている。
ピンクの留め具はプラスチック製でパチンと留めるタイプ。

プライミング前にこの留め具をはめ、返血時にA側の穿刺針を抜いて、
その血液回路をこの部分に取り付けて留め具を外せば返血できる。
前の回路には付いてなかったので、この辺りは新しい回路のほうが便利。




Aチャンバ。
左が現在、右が以前のもの。
これもピンクの留め具をプライミング時に閉じる。

滅多に使わないけど、AチャンバにAirが入ってそれを抜く時には便利かも。
新しい回路の場合、シリンジをチャンバの上に取り付けてピンクの留め具を
外してシリンジを引けばAirが抜ける。

右側の回路の場合、赤い部分をアル綿で拭いて、シリンジを付けた18Gの針を
まっすぐ刺してAirを抜く。




V回路。これは現在使用中のもので、プライミング前にこの2つの
ブルーの留め具を閉じる。
一番下の留め具のない箇所にエポを入れるんだけど、そこしか使ってないから
正直この2つの留め具はいらないし、普通のアクセスポートにしてほしい。




アップにするとこんなカンジ。
病院では使用する機会があるのかもしれないけど、在宅だと
この部分は全く必要なし。




これが以前のV回路。
こういうタイプだと3箇所のうちどこからでもエポを入れられるし、
プライミング前にいちいち留め具をはめる必要もないのでラク。
V回路は断然今までの回路のほうが実用的。


 

Vチャンバ。左が新しい回路で右が以前の回路。
チャンバの大きさも違うんだけど、んなこたどうでもいいんよ。
問題はローラークレンメ。

右側はローラークレンメが付いてるけど、左の現在のはクレンメの代わりに
プラスチックの留め具が付いている。

でも実際この部分はローラークレンメじゃないと液面下げるのが超大変。
病院のスタッフは両手が使えるからまだいいかもしれないけど、
在宅患者はシャント側の腕はあまり動かせないからね。

だからローラークレンメタイプじゃないと、透析中に自分で液面下げるのが至難の業。
この部分は絶対変えてもらいたい。
V回路のアクセスポートを、2つのうち1つでいいから普通のタイプに戻し、
液面調節しやすいようにローラークレンメにしてもらえれば言うことなし。


見づらい画像付きで長々書いたけど、まぁ一長一短かなって感じ?
個人的には前の回路のほうがシンプルで使いやすかったけどね。

血液ポンプのローラーチューブ部分にしても、そりゃ太いほうがメリットあるのかもしれないけど、
チューブが太いからプライミング時、生食満たす時にAirが溜まってしまい、結局途中で血液ポンプを
停めてチューブを外してAirをAチャンバに飛ばすという手間がかかる。

生食満たす時に、血液ポンプ入口部分の回路を下に押し下げながら生食を満たすとうまくAirが
抜ける時もあるんだけど、そのままAirが溜まって抜けない時が多いからほとんど毎回チューブを
外してるんだよね~・・。(メンドクサ・・)


まぁいろいろ試行錯誤して作られた感はあるけど、やっぱシンプルイズベストだよ。
(言いたい放題スミマセン)笑
あ、でもヘパリンラインのピンクの留め具は便利。あれはGJ。


またこれからも変わっていくんだろうね。いろんなものが。
どうか使いやすくて便利なものに変わっていってもらいたいッス。
(てか久々に真面目に書いたら肩凝ったわぁ~)





透析医が透析患者になってわかったしっかり透析のヒケツ―エビデンスに基づく患者さん本位の至適透析
メディカ出版


ペンレスについて

2010-01-11 23:49:54 | 透析装置&物品

時々アクセス解析すると、「ペンレス 購入」で検索されていることが多いので、
ちょっとペンレスについて書いてみた。
私は現在はペンレスは使用していないけど、HDで以前のクリニックに通っていた時は
毎回使用していた。その頃は、透析施設はどこでも当たり前にペンレス処方するもの
だと思っていたけど、今の病院に移ってそうでないことが初めてわかった。

在宅透析の指導を決意するにあたり、一番迷ったのがこのペンレスだった。
指導をどうするか決める時、先生からペンレスは処方していないと聞かされ、一時は
在宅透析を諦めたこともあった。それくらい、長年ペンレスにお世話になった身と
しては、ペンレスなしの穿刺は怖かった。

すると先生が、透析室から処方はできないけど、入院病棟のほうから拝借って形でなら
渡すことができるから、そのつど看護師さんに言うように言われ、在宅透析に挑戦
することに決定。それから指導中はずっとペンレスを使用していた。

在宅透析になってからは一切使用してないんだけど、なぜ使用しないかと言うと
別に貼らなくても穿刺時に痛みを感じないから。
もちろん普段刺さない箇所に穿刺すれば死ぬほど痛いけど、普段刺している箇所だと
すでに麻痺しているのか慣れているのか、痛みはほとんど感じない。

それに、スタッフに穿刺してもらうにはペンレス貼ったほうが安心だけど、自己穿刺
の場合はペンレスなしのほうが安心だったりする。
ペンレスも、人によってよく効く人とそうでもない人がいると思うけど、私の場合は
とてもよく効く。なのでペンレスを貼って自己穿刺に望むと、「今血管に入ったな」
というような微妙な手ごたえがイマイチ感じられなくて、穿刺後も「本当にちゃんと
血管内に入ったのかな?」と不安に思うこともあった。なので自己穿刺の場合は
ペンレスなしのほうが痛みがわかって安心な気がする。(あくまで私個人の感想だけど。)

でもペンレスもたま~に必要な時がある。それはいつもと違う箇所に穿刺する時。
そんな時のために、2年ほど前にネットの通販でペンレスを購入した。
ペンレスはなぜか劇薬扱いなので、通信販売では滅多手に入らない。
唯一見つけたサイトで奇跡的に購入できたけど、やっぱりペンレスは医師に処方して
もらうのが一番手っ取り早い。

私が購入したお店も今では取り扱いがない。なので通販で購入は多分不可能だろう。
ちなみに私が購入したのは薬局の通販ではない。2時間かけてググリまくり、何とか
見つけたサイトで購入したけど、こんなところで売ってるの??っていう意外な
お店だった。(でも今は売ってない。)
なので今後私もペンレスが必要になった時は、主治医の先生に言おうと思う。
毎回ではなく、年に2~3枚使うかどうかって程度なんだけど。

各クリニックや病院によって色々な考えがあるとは思うけど、私は基本的にペンレスは
使用すべきだと思う。数年たてば痛みも大したことなくなるけど、透析導入したばかり
のシャント作成すぐの穿刺は、精神的にも肉体的にもヤバイ。(痛すぎて。)
私が透析導入直後はペンレスなしで、しかも先生の穿刺だったので痛いなんてもんじゃ
なく、毎回マジで泣いていた。透析を受けなければいけないというショックと動揺で
まだ泣き暮らしている時期に、あの拷問に近い痛みの穿刺を毎回受けなければ
ならないのかと思い、このまま病院抜け出して死んじゃおうかなと本気で考えた
時期もマジであった。

でも死ななくてよかったと思ったのは退院後、別のクリニックに転院してから。
それまでは先生が穿刺してたけど、そこでは看護師さんが穿刺。はっきり言って
看護師さんのほうが穿刺は圧倒的に上手い。(先生は穿刺する時勢い良すぎ。)
そして何より、ペンレスを毎回処方してくれるから。
初めて使用した時、こんなに画期的なものがあったなんて!と、感動を覚えた。
そして死にたいという気持ちもなくなった。(笑)

一日おきに毎回2箇所も穿刺するというのは、精神的にかなり負担。
でもペンレスの使用により負担が軽減されるのであれば、使用すべきだと私は思う。
私は穿刺の痛みと透析を余技なくされた人生に嫌気が差し、当時本当に真剣に自殺する
ことを考えてたので、ペンレスは私の命の恩人(恩ペン?)と言っても過言ではない。

ペンレスは高価なものだし、その病院によって主義主張もあってあえて使用しない
病院もあると思う。でも私が通販で購入した時、満額自己負担で1枚100円足らずだった。
たとえ全額負担してでもペンレスを使用したい患者は多いと思う。
医療従事者はもう少し患者のメンタル面を考慮し、終わりのない治療を受け続けなければ
ならない身に立って考えてもらいたい。そして少しでも治療をラクなものにしてもらいたい。
患者は案外、意外なことで思い悩んだりくじけたりするものだから。

メンテナンス4

2009-12-16 21:26:26 | 透析装置&物品

12月は毎年日機装のメンテナンスの月。今日がそのメンテの日だった。
今回はいつもより短く、1時間ほどでメンテ終了。
水処理装置も透析装置も特に問題なく、ずっと外れたままで、テープを貼って
凌いでいた血液ポンプのフタの磁石だけ直してもらった。

「特殊な接着剤を使うので、このまま触らず一昼夜おいてもらいたい」と言われ、
今 血液ポンプのフタは開けっ放しの状態。 これでやっとあの面倒なテープ剥がし
&テープ貼りから逃れられる。C= ( ̄ー ̄;;) ハー

「もうかれこれ4年半ですね~。」と日機装の方に言われ、もうそんなにたつんだ・・と
改めてびっくり。何かあっとゆうまで、年ばっかとっちゃった気がする。
ホント、歳はとりたくない・・・。orz




今年も頂いた日機装のカレンダー。
密かに毎年愛用してマス♪ ( ̄m ̄*)V





結構書き込みができるタイプなので、
PCの真横の壁に掛けて愛用中。
いつもありがとうございます。o(*^▽^*)o~♪


圧フィルター付き血液回路

2009-12-13 23:08:30 | 透析装置&物品

前回の透析から、圧フィルター付きの回路に変更した。
(圧モニターラインに最初からくっついている。)
以前技師さんから聞いていて、いつからかな?と思っていたけど。
圧フィルターの価格が高くなったためと聞いたけど、個人的にはどっちでもOK。
開始前は、フィルターが変わって圧も変わるのかなと少し不安だったけど、
実際はフィルター付きの新しい回路のほうが静脈圧が安定している。(偶然かも?)

ここ1ヶ月ちょっとの間 V圧と液圧が高く、開始直後で125~130くらい。
開始後2時間もすると、135~140になったりしていた。
でも新しい回路にしてからはV圧が開始直後で110以下。
終了間際になってもせいぜい120くらいで、かなり変化があった。
新しい回路になってまだ2回目だから何とも言えないけど、でも圧フィルター
自体が変わったのだから、関係ないことないんじゃないかなと思ったりする。




新しい回路の圧フィルター。
以前使用していたフィルターよりも小型。




こんなカンジ。




今まで使用していた圧フィルター。
やっぱちょっちデカイ・・。


特に不都合はないけど、しいて言えばプライミング時に接続部を触ってしまわないよう
気を使うことくらい。 フィルターの装置接続部分にキャップやフタなどが付いていれば
いいんだけど、とりあえず少しでも触ってしまうと「清潔」ではなく「不潔」になって
しまうので注意かなってカンジ。 でも再利用せずにそのつど捨てられるのでこっちの
回路のほうが便利でいいかもしれない。( ̄~ ̄;)ウーン・・・


出掛けなくてよかった・・・C= ( ̄ー ̄;;) ハー

2009-11-16 14:58:45 | 透析装置&物品

お昼頃、ちょっと銀行に行ってこようかなと身支度していたら、トラックの止まる
音がしてインターホンが鳴った。
出てみると透析液の配送で、えぇ?今日だっけ??と思いながら とりあえず急いで
ドアを開け、空箱もダッシュで玄関に積み上げた。

でもよくよく考えると、物品配送はいつも火曜日。
ダイアライザーや血液回路を持ってきてくれる業者さんは 今日は来なかったので、
多分予定どおり明日来るんだと思う。 実際ドライバーの方も、「他のお宅でも物品の
配送って明日じゃなかった?って言われた。」と言ってたし。

まぁ遅れるよりも早いほうがいいんだけど、実際あと5分遅かったら完璧出掛けていた。
留守にしなくて本当によかった。

( ̄0 ̄;アッ そういえば透析液のパッケージが変わったらしい。



↑今までの透析液の箱。




新しいデザイン。
見慣れないせいか、ちょっと違和感あるけど。