Rioのメモ帳

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厚生年金の改悪(というか三号被保険者のさらなる優遇)

2021-09-20 01:53:53 | お金
先日、9/10に行われた田村憲久厚生労働大臣の記者会見のニュース(厚生年金の改悪)を見てブログを書いた。
ニュースにはなっていないようだが、9/14の記者会見で記者の方がどれくらい減るのか等について質問をしていた。

大臣曰く、モデル年金(夫が月35万の給与所得、妻は専業主婦)のケースで所得代替率が下がるからもっと手厚くという事らしい。
年金を納めていない3号被保険者の優遇するために年金を納めている2号被保険者の待遇を下げるという年金制度の持続性がさらに悪化するであろう方向にもっていこうとしている。

また、基礎年金額の増加と厚生年金額の減少の損益分岐点は世帯年収1790万円らしい。
厚生年金は標準報酬月額が32等級(63.5万円以上)までしかないため、月給だけ(またはボーナスが年4回以上支払われて標準報酬月額の算定に含まれる場合)であれば年収762万円で年金額は頭打ちになる。
年金に影響のある収入が1790万以上という事は賞与が1000万円以上となり対象者はかなり限られてくる。
と、考えてよいのだろうか?
わざわざ「世帯で」と言っているので優遇される専業主婦世帯であれば年収1790万円が損益分岐点でも、
共働き世帯の場合は夫婦それぞれ年収895万円のケースで損益分岐点に達するのではないだろうか?

そもそも基礎年金額は年金受給者全員に影響するので、ここを増額するとなると相当大きな負担になるはずだ。
年収1790万円以上の人だけの年金削減で足りるはずはないと思うのだが・・・。