LOUD PARK 16（初日前半）

　
LOUD PARK 16 初日。
こういう催しは少し遅れて到着するのが常・・・の俺。
しかしラウパ初陣で二日目に向けて色々確認しておかなければいけない事だらけなので、開場（それでも）30分前に「さいたまスーパーアリーナ」に到着。

会場入り口前には長蛇の列。
1日券と2日通し券とプレミアム券の列に分けられてる。
あいにくの小雨模様だったが、うまい具合に屋根付き場所での待機となった。
開場してから列は順調に前進したので、殆ど雨に濡れずに済んだ。

今年は初めての試みとして「ラウドガール」が登場。
K-1ガールズのキャプテンである柳いろはが、次に出演のアーティストの看板を掲げて歩く「ラウンドガール」もどき。

◆SONS OF TEXAS



事前に LOUD PARK のオフィシャルサイトで ↑ を観てスタートはこのバンドと決めていたが、実際聴いてみると随分印象が違った。
後から考えると勿体ない事をしたが、最初の2～3曲だけ聴いてクロークに向かった・・・着替えや財布の入ったリュックは出来れば担いだままでいたかったが、ライブ中は後ろの人が迷惑だろうし、かといって椅子に置いたまま場を離れるのはマナーが悪いし盗難の恐れもある。
ヴォーカルが良かった。


◆LORDS OF BLACK

このバンドもサイトで MV を観て決めた。



曲は殆ど知らないものの、メンバーの分かり易い煽りで楽しく聴けた。
ロニー・ロメロ（Vo）は新生 RAINBOW のヴォーカリストに抜擢されたとのこと。
少し暑苦しさを感じた人もいるかもしれないが、自分はその熱さと声の厚さが気に入った。
ファッションは MV そのまんまだったが、Tシャツに短パンというラフなもので良いと思った。

全体的にスケールの大きなステージだった。
そしてこのバンドのお蔭で自分は LOUD PARK の世界に気持ちよく入っていくことが出来た。


◆MYRATH

今年の2月に4枚目のアルバム「Legacy」を発表したチュニジアのシンフォニック・メタル・バンド。
ほぼタイムリーにこの作品を聴いていたので、サブステージ（キングダムステージ）の CAIN'S OFFERING と被ったが迷わず MYRATH を選択。

アルバムのオープニングと同じくスタートは「Jasmin」からの「Believer」
尺八みたいな音色の中で、アラビア風の衣装を着た女性が踊る。
メインアリーナのかなり前列で観ていたから後方の様子は分からなかったが、かなり大勢のオーディエンスが盛り上がってる。
拳を突き上げる、両手を挙げての手拍子、両手を左右に振るといった簡単な煽りも効いて、最高に楽しかったし盛り上がった。

途中の曲で再度、アラビア女性がステージ前面に出てきて踊っていたが、よく見ると日本人。
いや、それでも十二分に魅力的な雰囲気を漂わせていて本当に良かったのだが「やはりダンスだけの人をチュニジアから連れて来れないよなぁ」と集中を欠いた瞬間だった。

Legacy の前作「Tales Of The Sands」で日本デビューを果たした事もあり、今回演奏したのはこの2作品からのみ。
詳しくない自分でも耳慣れた曲ばかりだったので良かった。
兎にも角にも最高のステージ。バンドも充分に満足げだったようだ。

　1.　Jasmin
　2.　Believer
　3.　Get Your Freedom Back
　4.　Storm Of Lies
　5.　Nobody's Lives
　6.　Merciless Times
　7.　Beyond The Stars

そして次に聴く Masterplane の待つキングダムステージへ。
　
食べ物屋は意外に多かった。
どれもこれも800円前後と高価だが、まともに食事をする気がないのでそれほど苦にならなかった。
ビールを飲みながらチマチマしたものを食べる、の繰り返し。


◆MASTERPLAN

MASTERPLAN と RAGE が被った。
前作「21」が好きでなかったことに加え、ヴィクター・スモールスキが脱退ということで RAGE から少し心が離れていたので MASTERPLAN へ。
ただサブステージの MASTERPLAN を最後まで観ると ARMORED SAINT のアタマに間に合わない。

「Enlighten Me」「Spirit Never Die」「Kind Hearted Light」「Soulburn」「Heroes」「Crawling Fron Hell」と MASTERPLAN のセットリストは8曲中6曲が1st「Masterplan」からだった。
自分も MASTERPLAN に最も馴染んでたのが初期の頃だったので、それはそれで良いのだが、少し言わせて貰えるなら2nd「AERONAUTICS」から「Crimson Rider」「I'm Not Afraid」「Black In The Burn」あたり聴かせて貰えると嬉しかった。

リック・アルツィ（Vo）は良かった。
しかしサブステージは明るいせいか、はたまた横にバーや売店があるせいか、はたまたアーティストのそのものの責任なのか、何だかイマイチ盛り上がりに欠けてる気がする。
ARMORED SAINT の時間が迫ってきた・・・残念ながらサブステージを後にする。