メイ・サートン「独り居の日記」
雑誌で本特集があると、だれかしらが必ず紹介しています。なんなら武田百合子の「富士日記」と双璧をなします。
あーまた、あーまた選んでると何度もみてきたので、わたしも一度読んでみたいと思いつつ機会がありませんでした。
少し前に横浜市中央図書館で、いつもは寄らない上の階へ。
お目当ての本を探していたら、そこで偶然みつけました「独り居の日記」を。
夜、寝る前に読むと睡眠薬。
期待して借りたものの、今のわたしには、ほとんど入ってきませんでした。
4月の読書会の課題本は「三千円の使い方」
それを買いに行ったはずなんです。
なのに、買ったのは、
「もう別れてもいいですか」
レジで店員さんに渡す時ニッコリ。「考えてるのよ、わたし」感、醸し出します。
「婦人公論」に連載されていたので知ってはいたけど、立ち読みで小説まで読む時間はなく、単行本になったのを見つけ、即買い。
垣谷さんのは、図書館で借りることはあったけど買ったのは初めてでした。
そしてここ数年、本を読むのが辛かったはずなのに、ビックリ、一晩で完読。
わたしのことだと何度思ったか。
みてました?、垣谷先生。
人生残りあと20年。
どう生きていくか、どう生きていきたいのか、ちゃんと考えようと思う春。