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茶道と仕事力~千利休とスティーブ・ジョブズに魅せられて

茶の湯の心と茶道の基本、出会った言葉やその日の出来事から、気付いた事をつづります

超ロングセラー大図鑑より マーブルチョコレート

2010-03-11 23:21:14 | つぶやき
古本市で見つけた、超ロングセラー大図鑑
表紙のレトロなペコちゃんにひかれて購入し、ときどき眺めて癒されてます。

そのなかから、「マーブルチョコレート」 を紹介

お口で溶けて手で溶けないと開発された新しいタイプのチョコレート
筒型の入れ物というのも斬新

そう思っていました。

本当は、夏場でも売り上げが落ちないように、ヨーロッパで流行っていた糖衣のチョコレートにしたということだそうです。でも日本の夏はヨーロッパと違い高温多湿で糖衣の開発が大変だったとか。
子供の掌の体温でも溶けないようにと考えてくれた、明治製菓さんの優しさと信じていたけど、夏場の売り上げ向上目的だったんですね。

マーブルわんちゃんは、いつから登場したのでしょうか?
マーブルわんちゃんのキャラクターを知っているかどうかで、若者かどうか見分けがつくのですが。昔はわんちゃんのキャラクターはいなかった。
さらに年配層になると、CMのマーブルちゃんというかわいい女の子を知っているそうです。


「チョコレートは明治」というCMで刷り込まれたフレーズも超ロングセラーだと思います。(売り物ではないので、ロングセラーとは言わないか)


チョコレートの科学という本がありますが(超マイナーな本です)その筆者の
チョコレートの研究で学位を取られた蜂谷巌博士も明治製菓の方でした。

“茶の湯”と“茶道”の違い

2010-03-08 22:57:03 | お茶のはなし
茶道って言ったり、茶の湯って言ったり、その言葉の定義は同じでしょうか?
ということで、今回は精神論の話です。

「茶の湯とは、ただ湯をわかし茶を点てて、のむばかりなることと知るべし」と
千利休が言ったそうです。つまりこれが“茶の湯”の定義です。

お茶を振舞う亭主と、招かれた客とが心を通い合わせた状態の、一期一会をお茶
では大切にします。一期は一生、一会はただ一度の出会いです。 茶席で何度同じ
人々が会するとしても、今日の茶会はただ一度限りの茶会であるから、亭主も客も
ともに思いやりをもって取り組むべきというわけです。このような気持ちを持って
さえいればお茶を楽しめるというものです。
ということで、どなたでも、初めてのかたでも、体験でもwelcomeなのです。

一方、茶道はというと、単なる娯楽ではなく宗教の根本的な考え方に通じる、
人の心を養い、人間の価値を高めるための一つの教えとして学ぶものだそうです。
特に禅で教えられる精神を基にしていますが、禅の精神は、一点の非も見逃さぬ
ような鋭さをもちながら、悠々迷わず一直線を進み、その一歩の歩みの中に自己の
心の中を深く見つめ、磨いていく。というものと記載されているのを見ました。

というわけで、しっかり茶道を学ばれようと思われる方は、自己の修練の場として、
一つずつ作法を習得することを通じて、精神を鍛えてください。

お家元、千宗室は
『一碗のお茶をまず自分が楽しみ、そしてその一碗をお人と分かち合う一期一会
の機会をもつことが“茶の湯”。一方、茶の湯を楽しむ一人ひとりが立ち止まって
自分の歩んできた道を振り返った際に、その道が利休居士に続いているということ
を確認すること、それが“茶道”なのです。』と書かれています。
(淡交タイムズ2009年12月号巻頭言から抜粋)
http://www.urasenke.or.jp/textm/headq/soke/times/times200912.html

“茶の湯”と“茶道”という語が普通に共存しているところからも推察されるよう
に、ある時は楽しく・ある時は厳しく、自分の中でバランスをとればいいのだと
思います。

この考えを応用すると、合コンの企画も、取引先VIP接待のコーディネートも、同じ
に出来ますよね。(私流の発想です。茶道家からは叱られそう。)

脱皮する企業 デュポン

2010-03-07 21:02:11 | ビジネス発見
“脱皮”する企業

この言葉にびっくりしました。
成長する企業、進化する企業など、大きくなることを表現する言葉は聞きますが、
“脱皮”です。

DuPontの方にお会いして、M&Aの考え方を紹介していただいた時に「脱皮する企業です」とのことでした。

そのとおり、本体がある目的で大きくなるために、抜け殻をするりと本体から外す時があるそうです。
DuPontは化学会社。ナイロンを作った会社という認識でいたのですが、
今は、石油化学の時代ではないとナイロン事業は別会社になっているそうです。

抜け殻として脱がれるほうも、本体も、機が熟したと納得の上の脱皮なのでしょうね。
業績が悪化した部門を、トカゲの尻尾のように切り落とすスタイルはよく目にしますが、それとは別物。

『脱皮する企業』

すごーい! としかコメントできませんでした。

真実はマイノリティーが握っている

2010-03-01 22:54:34 | 言葉
『真実はマイノリティーが握っている』

社内の某氏から聞いた言葉です。お互い励ましあっています。
マジョリティーの意見は世間の動向であって、真実ではない。
本当の事は少数派の中に存在する。だから今は少数派であっても頑張ろうではないか。
という事です。

確かにTVドラマを見ても、今クールは、「曲げられない女」「まっすぐな男」ととてもマジョリティーではない存在が、
人としてあるべき考え方の持ち主として主人公になっていたり
「泣かないと決めた日」のように、善し悪し関係なくマジョリティーが組織文化を作っているとき、
まさに”真実はマイノリティーが握っている”ということになっています。


「この味がいいねときみがいったから 7月6日はサラダ記念日」

恋人時代は、この味が美味しいという彼の言葉は真実だと解釈していたはずなのに、
結婚して10年以上もたつと

「この味、いいね」
「え~。こっちのドレッシングの方が今流行っているんだから、こっちの方が美味しいにきまっている」
と、マジョリティー信仰に走ってしまう。

”真実はマイノリティーが握っている”は、初々しい(青臭い)ビジネス思考なのでしょうか?
いや、あるべき姿だと思っています。

茶道の持ち物についての素朴な疑問解消

2010-03-01 00:26:30 | お茶のはなし
お稽古に必要な道具について解説します。

★帛紗(ふくさ)
 約30cm角の絹二枚重ねの布。お点前をするときに使い、茶杓や茶器を清めます。
塩瀬(しおぜ)という布地で作り、 男子が紫、女子は赤が基本です。客も持参し
ますが、帛紗をつけている人が、 亭主側だという目印にもなります。
 茶道に限らず慶弔の時に使用する風呂敷の小さい版の布を袱紗(ふくさ)といいます。
のし袋を入れる台付き袱紗などもあります。
 茶道で道具を清める時に使うものを区別して、使い帛紗(つかいぶくさ)という
呼び方をする時もあります。
2000円台から7000円台くらいまでありますが、生地の手触りが異なるので、お店で
購入する場合は、触って見ることをお勧めします。

★古帛紗(こぶくさ)
お茶を出すときや、拝見する道具をのせるのに使います。 金襴・緞子・間道など
主に模様のあるものをつかいます。表千家では使わないそうです。
お茶のお道具として使わなくなった時、装飾品を置く敷物にすると粋。

★扇子
普通のものよりも小ぶり(全長15cm位)です。お辞儀するときに、前に置きます。
広げて使うことは普段はない。お月謝とか軽い物を人様に差し上げる時に広げて台として使います。

★懐紙(かいし)
懐紙は和紙の束で、お菓子を置くお皿として使用する。
お菓子を取る時は、束のままでわさ(折り目のある側)を手前に置いて扱う。
14.5×17.5cmのものが一般的。ひと束150円~
茶道以外の時の使い道としては、キッチンペーパーまたは紙ナプキンとして便利。
天ぷらの下に敷いたりケーキの下に敷いたり。お皿を選ぶことなく、すべて和紙の
風合いでごまかせる。

★楊枝
楊枝はお菓子をいただく道具。
よくあるのはステンレス製です。長方形の楊枝入れもセットであると可。
ステンレス製の楊枝(楊枝入れ付)→4~600円
(茶道具屋さんでしか売っているのを見かけません)
代用品として、黒文字で和紙のカバーがついているようなのもあります。
お箸や和食器を売っているところで見かけます。

★白いソックス
裏千家のHPにお家元に質問している記事がありました。

Q:洋装で茶席に入る時、白のソックスに履き替えるのが約束でしょうか。
A:約束ではありません。白のソックスが白足袋の替わりとお考えなのかも
しれませんが、心構えとして、外から履いてきた、云わば道中のものを清潔なもの
と履き替えることが大切です。心身ともに清浄・清潔にして臨むことが第一ですので、
ソックスは必ずしも白色にこだわらず、他色のものでも構いません。

ということです。しかしそうは言っても、茶会に招かれた時などは、絶対に白が無難です。
また、心身ともに清浄・清潔という観点から、マニキュアや茶碗にかかりそうな長い髪もNGです。

★時計、ネックレス、指輪ははずす
 これは、お道具拝見の時にぶつけたりしないようにするためです。
また、道具を破損させないにしても、カチッとあたる音をたたては大変失礼です。
腕時計は特に、時間を気にしているようで亭主に失礼にあたります。
物理的にも精神的にも失礼にならないよう気をつけましょう。