goo blog サービス終了のお知らせ 

茶道と仕事力~千利休とスティーブ・ジョブズに魅せられて

茶の湯の心と茶道の基本、出会った言葉やその日の出来事から、気付いた事をつづります

Stay Hungry, Stay Foolish. (ハングリーであれ、バカであれ)

2010-04-08 22:57:41 | 言葉
Stay Hungry, Stay Foolish.

ジョブズの2005年にスタンフォード大学の卒業生に送った有名なスピーチの締めの言葉です。
自分の道は自ら拓く。そのためにはFoolishになって違った角度から眺めてみよ。といったことです。

先日社会人になった友人に、この言葉を贈りました。
わかったかな~。

禅語の
「直心是道場」じきしんこれどうじょう

(2月18日のブログにも出てきた、床軸です。)

これは、正直な心、まっすぐな心こそが、自ら向上させる修行の場であるっといった
意味ですが、似てませんか。

正直になること。Foolishになること。
ハングリーであることより、難しい事と思います。

決められた枠のなかで、いい子になっていることに慣れてしまった人たちに対しては、

「自分に正直になれ。」「Stay Foolish。」

まず、この意味を理解させ、現状とのギャップを認識させることが
難関のように思う今日このごろ。

真実はマイノリティーが握っている

2010-03-01 22:54:34 | 言葉
『真実はマイノリティーが握っている』

社内の某氏から聞いた言葉です。お互い励ましあっています。
マジョリティーの意見は世間の動向であって、真実ではない。
本当の事は少数派の中に存在する。だから今は少数派であっても頑張ろうではないか。
という事です。

確かにTVドラマを見ても、今クールは、「曲げられない女」「まっすぐな男」ととてもマジョリティーではない存在が、
人としてあるべき考え方の持ち主として主人公になっていたり
「泣かないと決めた日」のように、善し悪し関係なくマジョリティーが組織文化を作っているとき、
まさに”真実はマイノリティーが握っている”ということになっています。


「この味がいいねときみがいったから 7月6日はサラダ記念日」

恋人時代は、この味が美味しいという彼の言葉は真実だと解釈していたはずなのに、
結婚して10年以上もたつと

「この味、いいね」
「え~。こっちのドレッシングの方が今流行っているんだから、こっちの方が美味しいにきまっている」
と、マジョリティー信仰に走ってしまう。

”真実はマイノリティーが握っている”は、初々しい(青臭い)ビジネス思考なのでしょうか?
いや、あるべき姿だと思っています。

その道に入らんと思ふ心こそわが身ながらの師匠なりけれ

2010-02-17 22:50:54 | 言葉

本日 何年かぶりに淡交会の研究会に行ってまいりました。

 利休百首の

「その道に入らんと思ふ心こそわが身ながらの師匠なりけれ」 を唱和し、

改めて身の引締る思いがしました。

若いころは、なんとなく流していた言葉でしたが。

 社会が悪い、環境が悪い、今の世の中が悪い、と言い訳をするつもりはないですが、「自分を律する心こそが推進力だ」といいかえると、言い訳がきかないとても重い言葉だと感じました。

 若いころは、言い逃れだなんて事すら思いつかなかったけれども、年齢とともに、どこかで逃げ道を探している ”まいっか”体質が存在してきたからかもしれません。

何事にも妥協しないスティーブ・ジョブズは偉大です。 


プーさんの鼻

2010-02-16 00:26:47 | 言葉
『生きるとは手をのばすこと 幼子の指がプーさんの鼻をつかめり』 俵万智

先日脳科学の話で、日立製作所の小泉英明フェローの講演を聞きました。
その中で紹介された歌でした。
人の脳はアルゴリズム獲得装置であり、アウトプットされた情報からフィードバックをしてさらに考えることができる。

指でつまんだプーさんの鼻が
  柔らかいのか固いのか、温かいのか冷たいのか、キューとでも音がしたのかしないのか
幼児のころから学習して行くことが生きるということだ、と紹介されました。

プーさんを遠くから眺めて、
「鼻に蜂がいた方がいい」 と、ただボヤいていてるだけの大人では、
良い創造はできないということね と、勝手な解釈して納得しております。

萬家太平春

2010-02-15 09:25:18 | 言葉

なにか良い床軸はないかと探しており、

「萬家太平春」 ばんかたいへいのはる という言葉を知りました。

 どこの家にも、誰にでも、平和で穏やかな春が訪れるという意味です。

とても心和む言葉だと思いました。
その一方で、誰にでも平等に訪れる春について、その訪れをキャッチする感度が乏しいと、春の訪れすら気がつかなくなってしまうのではないかと、ちょっと心配になりました。

誰でもいつでも、春を感じられる。そんな穏やかな気持ちで毎日を過ごしたいものだと、思います。

小さな変化を捕えられる人のみが、ビジネスチャンスを掴めるというのが原則だとしたら、誰でもいつでも春の訪れをキャッチできる感受性を持ち合わせていたら
ビジネス上の競争力はなくなってしまうのでしょうか?

より研ぎ澄まされた感受性を持ち合わせていたいものです。