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吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

中国コロナウイルス 余波4

2020年02月08日 06時18分03秒 | 日記
 1/31 自分が校医をしている小学校から連絡があった。上海の日本人学校が閉鎖されて子供が帰国している。当校に編入したいのだが・・・と。
 どうも教育委員会からの「規定」だと、「発熱なく症状なければ校医と連携をとってすぐにでも登校可」とのこと。まあなんとも曖昧な基準に悩む。その時まですでに人-人感染が確認されている。しかも潜伏期感染も確認されている。武漢在住者だけでなく、それ以外でも中国国内には武漢滞在者と接触し感染している保菌者が広がっている。「上海だから」「症状ないから」登校可能との教育委員会の見解は如何なものか。
 一応、委員会の「安全弁」として「校医と連携して」とあるが、これは登校後させた後にもし感染確認されても「校医はOKした」という理由付けのためなのか?


中国コロナウイルス 余波3

2020年02月07日 06時37分43秒 | 日記
 この2人の未検査による入国、国内移動という行動は、その他、190人以上の帰国者が「すすんで」隔離、検査をしてくれた好意をすべて意味のないものにしたのである。あの2人のなした行動は問題であり、国益を大いに損ねた。非常識である。事後検証すべきであるのだが、TVでも辛口コメンテーターまでが「あの2人はよほどの事情があったんでしょう」と腫物をさわるような感じである。なにやら個人の人権を慮ってなのかもしれないが本音ではなかろう。今回はpandemicを阻止するための方策のほうが当然優先されるべきであった。
 確かにあの昔のような魔女狩りのような形になっていけないのであるが、芸能人違法薬物逮捕による謝罪会見などよりもはるかにTVカメラの前でこの2人に記者会見を要求したくなる。
 政府・行政側もこのような非常識な行動は断固阻止すべきであった。
 理由はどうあれあの2人のなした行動で、政府の水際作戦包囲網が破られたのである。


中国コロナウイルス 余波2

2020年02月06日 06時12分10秒 | 日記
 武漢からの専用機による収容者のなかで2名が検査を拒否しそのまま帰宅したと報道された。唖然である。不顕性感染、キャリアである可能性は否定しておく必要があった。これは受けないことが「個人の人権」などという問題ではない。ただの個人的我儘である。
 あの時点で未発症者(キャリア)からの人人感染も報じられていたわけであるから、このまま通過させて国内に数日でも「泳がせた」のは感染拡大につながるし、政府が当初挙げていた「水際阻止作戦」を無意味にさせたのである。
 その後、数日して「やっぱり検査してください」ではいったん公共交通機関を使用した後ではもうすでに遅いのである。あの2人がもしキャリアだったら国内ですでに不特定多数と接触しているのでpandemicの可能性を増やしたことになる。

中国コロナウイルス 余波1

2020年02月05日 06時17分43秒 | 日記
中国 感染の恐れで武漢から帰郷者に行き過ぎた行動
 1/31(金) 5:56配信 テレ朝NEWSより
 中国国内では、武漢を訪れた人に対する行き過ぎた行動が増えています。
 河南省にあるマンションでは、この部屋に住む家族が武漢から戻ったばかりであることから、一家が外に出ないよう住民らが板を打ち付けて扉をふさごうとしています。別の住宅では玄関先に赤い紙が貼り付けられています。紙には「この家の住人は武漢から帰ってきた。接触してはならない」と書かれています。中国では感染への恐れから武漢から来た人たちを強制的に隔離するような動きが増えています。

 というニュースをみた。中世のペスト大流行時における「魔女狩り」に似ている。もちろん感染経路などが明らかではないので不安に基づく行動というのは分からないではない。しかし飛沫感染であるのは周知の事実である。このようなまでの行動は衛生観念レベルが高くない国としかいいようがない。

出張なのか往診なのか? その5

2020年02月04日 06時09分42秒 | 日記
 まあ母の友人とはいえ迷惑である。他人の母親の心配をしてくれるのは、まあありがたいかもしれない。でもこちらは母親と同居しているし今朝も顔をあわせている。そこで数時間後に外から「ちょっとね、電話に出ないのは倒れているに違いない」と診療(仕事)を中断して見に行くようにと指示されるのは、なんだか自分が母親を普段からネグレクトしてるんじゃないかと思われているようで気分が悪かった。
 しかもあの命令口調には閉口した。でもこういう人は逆らうとあとで何を言われるか分からない。いかにも自分の子どものような扱いにしているごとく横柄な態度なのである。
 昔、自分が小学生の時にもしかして会ったかもしれない。でもそれ何十年前の話なんだろう。彼女にとって頭の中では時間が止まっているようである。
 まあ、診療の合間をみて母親の部屋に行くと母は昼寝をしていた。それだけの話である。事情を話したら「ああ、あの人はそんな程度の人なのよ~」でこの話は終わりになった(「そんな程度の人」なら付き合うなよーと喉まで出かかった)。
 まあ結末はあっけない。でもなぁ~。


出張なのか往診なのか? その4

2020年02月03日 06時54分48秒 | 日記
 それでもう一つ似たような話。
 開業して2年目くらいのこと。診療中クリニックに母の友人と名乗る人から電話がかかってきた。どうやら古い友人らしく彼女は大昔何回か家にも来たことがあるらしく小さい時の私のことも知っているような口調であった。でも自分には彼女の記憶などないし名前を言われてもピンとこない。たぶん母と彼女との昔からの茶飲み話で私の話題が出てきている程度なのであろう。たぶんお喋り程度の話題で自分のことを少しばかりは知っていたのだろう。
 でもそんな程度なのだから自分は彼女のことなんか知らない。でも向こうは「昔の小さい頃からあなたのことはずいぶん知っているのよ」風の、所謂「上から目線」口調で話すのである。
 それで用件は「お母上のところにさっきから電話しているのに出ないのよ。ちょっと変だわ。倒れているかもしれない。心配だから、ちょっと見に行ってあげてよ」と言うのである。
 こちらは診療中である。にもかかわらず、いかにも親切心からかけてますよと言う感じなのである。

出張なのか往診なのか? その3

2020年02月01日 05時51分01秒 | 日記
  1回目では返事がない。やはり倒れているのだろうかと思い何回か大きな声をかけたところ、「あ・・、は、はい、はい」と奥から返事が聞えた。出てこられたので、話をきいたところ午後からちょっと具合が悪くて横になっていたそうである。別に熱があるわけではなく、最近仕事が忙しかったせいか少し疲れがたまったので横になって昼寝をしていたのであると。ひと眠りしたらすっかり元気が出たとのこと。「お店の電話随分なってませんでしたか?」と聞いたところ、「お客さんからの電話が多かったので鳴っても出ないようにしてました」と。ああそうか、それで家からの奥さんの電話に対応しなかったんだな・・・と判明。ホッとした。まあ、何もなくてよかった。 というかいろいろな状況を想定して想いを巡らせて気をもんだことの方が疲れた・・・と言う感じ。