もし今後、こういった出来事が米国化してくるとしたら「善きサマリア人法」が日本には存在しないことを自分は危惧するのである。日本人のこのような善行に対しては現在のところ法的な擁護はない。米国のメディア報道の本意は知らないが、このように各国メディアが絶賛した日本人的行為が、今後かなりリスキーなものになっていくのだとしたらとても悲しいことである。今回、この南浦和での出来事のニュースを見て「ふーん、そうなんだ」程度であった。しかしそれを各国メディアが絶賛しているニュースのほうが自分には随分奇妙に思えたのである。まあそれでも「うん、自分は日本人でよかった」と思えるのであるが、実はこの電車を押そうと音頭をとったのは日本人ではなく外国人(もしかして日本国籍かもしれないが)だったそうである。確かに、そう言われれば先頭に立って音頭をとるよりも、何となく動き出した流れに我も我もと皆が乗ってくるほうが典型的な日本人なのかもしれない。悪くいえば付和雷同なのであろうが、まあまあ付和雷同でもこのような時は大歓迎である。それにしても最初に救助しようと声をかけた外国人って一体、何人だったのか知りたいところである。外国のメディアが日本人を賞賛したのだが、そのどこか外国メディアの国の人だったら話としてはもっと面白くなるのであるが。
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