このまま、患者さんに治療法の選択を任してもラチがあかないようである。こちらとしては手術するかそのまま帰るかを選択してもらわないと困るのである。ままよ「では、麻酔して切りましょう。なに私が麻酔すれば痛くないですよ」と言ってしまった。これはもう賭けである。もしも痛かったら外で「あそこの医者は私が痛いと最初から分かっているのにもかかわらず、効かない痛い麻酔をして無理やり切った」と言うであろう。こう吹聴されるのは困る。でもこのまま外来で悩み続けられて座り込まれてももっと困るのである。とんだ博打をするはめになったが太鼓判を押して「やりましょう」と言った手前、もうしょうがない、やるしかない。さて、いざ麻酔をして切ることになった・・・。
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