吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

公園での犬の散歩 その1

2018年07月12日 05時36分21秒 | 日記
 この前散歩の途中にある公園に寄った。するとある高齢のご婦人が小型犬2匹を散歩させていた。
 いや散歩ではない。2匹ともリード(手綱)がついていない。つまり公園の中を放し飼いさせていたのである。
 何気なくこの光景をみていたら。別の男性が寄ってきてこの婦人に注意した。
 「リードしてなきゃだめだよ」と・・・。するとこの婦人は少し切れかかり
 「こんな小さな犬にリードつけなくても人に迷惑かけてないでしょう? いいじゃないの? しかもうちの子にそんなリードなんて可哀そうじゃない?」と・・・。
 少しこの2人は言い合いになっている。傍で聴いていると、この婦人の論理は「人に迷惑かけていない」と「うちの子が可哀想」の2点である。実に独りよがりだと感じた。
 「人に迷惑を掛けていない」かどうかは貴女の判断ではない。他人の判断である。
 例えば近年、セクハラ問題がクローズアップされている。「キミ、彼氏いるの?」という文言も立派なセクハラなんだそうだ。つまり人が嫌がるかどうかは自分の判断ではなく受け手の判断なのである。
 いい、悪いは別として、今の世の中、自分の基準はなく人が嫌がればみんな〇〇ハラスメントになってしまうのである。