いかりじいじのブログ

人間としての背骨を持って生きる

 年末になり、世間では仕事納めとなりました。これからが稼ぎ時という人もあるでしょうが、皆に平等に年は過ぎていきますね。BSNHKの「街道を行く」だったか番組を見ていました。司馬遼太郎は好きではないのですが、今日は、人の悪口は辞めて、一年の締めくくりに自分の生き方について紹介したいと思います。
 それは、この番組の中で鹿児島県の紹介がある中で、鹿児島県民の特異性についての内容でした。私もつくづく、鹿児島県民は激しいというか、徹底しているという気がしていました。男ぽいというか、九州男児の見本の様な感じです。元々、九州の人は一体感があって、しかも、おおらかに人を受け入れてくれるところがありますが、激しい面も持っている印象でした。友人に元自衛官がいるのですが、表面は穏やかですが、やはり、一本筋が通っているような人でした。この人は最高の人だと思っています。自分もこのように、背骨のあるような生き方がしたいと思っていました。
 それで、その番組で、「郷中教育」ということを取り上げていたのです。これは、鹿児島県人の若い人を教育するためのシステムを江戸時代に島津氏が作ったということでした。それ以前も関ヶ原の窮地を島津氏が切り抜けた逸話を知っていたので、過去から続く伝統のようなものがあったのだろうと思いました。
 そして、その教育の柱がシンプルで、自分の生き方に似ていると思い、共鳴したのです。その柱は3つです。
 ① 負けるな。
   これは、人に負けるなということではなく、自分に負けないということ  
  だそうです。つまり、諦めるなということですよね。自分もしつこく努力
  してきたので、うなづきました。また、今、思うのは、敵は相手ではな
  く、自分自身だと、よく感じることがあるのですよね。 
 ② 嘘をつくな。
   これは、一見、かっこいいことを言いやがってと思う人もいるでしょ
  う。違いますよ。自分の誤りに言い訳をするなということです。なかなか
  出来ないでしょう。言い訳をすると、自分がどんどんダメになっていく気
  がするのですよね。自分が間違っていたら素直に謝って、言い解決方法を
  探すことが最良となるのですよね。
 ③ 弱い者をいじめるな。
   自分が権力を手に入れると、王様ゲームの王様になる人が多いでしょ
  う。最低ですよね。私は、自分より年上の部下の人も尊重しながら、目的 
  のために協力してほしいという姿勢で接してきました。また、勉強もして
  広い視野を持ってほしいということも伝えてきました。宝塚歌劇団のいじ
  めの件も報道されていますが、上下関係が厳しい組織の特徴を利用して、
  威張る人が最低なのですよね。そういうときには戦う意志を強く持つべき
  ですよ。そして、喧嘩が弱くてもいいのですよ。頭で勝ちましょうよ。
 どうですか。いいでしょう。人はどう言ってもいいですが、自分の生き方は人のためにどれだけ貢献できるかだと思っています。皆さんも、この「郷中教育」の柱のような簡潔な人間としての背骨を持って生きれば、自然といい方向に人生が向かうのではないでしょうか。
 皆さんの新年が明るく、清々しいものであるようにお祈りしています。





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