いかりじいじのブログ

SDGsに振り回されないようにしてほしい

 SDGsっていう言葉を聞いたことがあるでしょう。「持続可能な開発目標」の略称で2015年9月の国連サミットで採択されたものだそうです。2016年から2030年までに国連加盟国193カ国が達成すべき貧困、飢餓など17の目標を掲げているそうです。
 私は、国連が主導している段階で怪しく感じています。また、その内容ですが、何も精査していないような感じで、ユニセフとかの寄付金ビジネスにお墨付きを与えるような提言で、それに踊らされる日本の企業はかわいそうです。これこそ同調圧力ということでしょうか。
 田舎でさえ、SDGsの取り組みをアピールしてCMを流しています。日本証券業協会でも会長が旗を振って参加の証券会社の社員が皆バッジを付けて営業回りをしています。
 貧困、飢餓とか、アフリカなどを想定しているのでしょうが、食料もないのに子供を産んでしまい、他の国が支援をしてくれるのは当たり前という考えの人がいるのは理解不能なのです。
 ある宗教は、産児制限できないとか、他人が困っているときに助けるのは当たり前だから、支援を受けても感謝しないとか、まるでどこかの国のようですが、そのような価値観の国もいるのに、精査せずに目標に取り組もうとかには賛同できないのです。
 そもそも日本人と外国人は考え方が違っていて、実態も異なるのですから、自分自身で考えて、取り組むことが必要でしょう。
 過去には企業のCSR活動(企業の社会的責任)というのも提言されました。これは国連ではありませんが、国際標準化機構(ISO)というのが国際規格ISO26000を2010年に策定しています。SDGsとは内容が違うということですが、重なっている部分もあります。
 CSR活動は、消費者、企業、従業員等の利害関係者に説明責任を果たし企業が存続していけるようにしようということなので、SDGsに勝ると思います。
 しかし、企業の負担ということではどちらも大きな負担です。ISOとかいう認証基準を定めてチェックを受け、自分の企業はちゃんとやっているということをアピールすることではいいかもしれませんが、従業員の負担は相当なものです。
 私は、ほかにやることがあるだろうと思っています。これもビジネスですよね。外国がやるとそうなるのです。日本人でもそれをビジネスにしようとコンサルのような人がビジネスチャンスだと講演で説明していました。
 いや、一番大切なのはどのようにして具体化して、自分の会社が設けるかでしょう。それを教えてよということです。
 日本の企業は寄付文化がないとか、ボランティア活動しないとか、よく言いますよ。それは、実態を知らない一般人です。
 会社にいたら、様々な寄付があるでしょう。それが合理化という名の下にずいぶんと辞めていったことで、活動が低調になったところもあります。
 また、地域のイベントでは社員を出させていますよね。本当は業務といえますが、社員のボランティアでやっているところもあるでしょう。個人経営者がボランティア活動で自分の営業活動が低調になり、潰れていった人を何人も見ていますよ。
 日本は企業に頼りすぎています。企業が社会参加活動したことでその企業を使ってくれたり、商品を購入してくれればよかったのでしょうが、大規模小売店舗ができて社会の変革が進み、自分の営業が行き詰まっているのに、SDGsに振り回されてはいけません。
 環境問題などの取り組みは必要でしょうが、できる範囲でやればいいのですよ。日本人はやり過ぎです。だから、ポリ袋の有料化とか効果の不明な政策をやるのですよ。
 日本は環境取り組み先進国なのに、報道関係者は報道せずに石炭火力発電を悪者にしたり、遅れていることをことさら強調しています。外国人は日本のゴミ出しに驚くでしょう。
 国連や国のいうことは何でも協力してやればいいという考え方をなくして、自分自身で考えて、自分の会社の規模でできることとできないことを区別した上で、自分を取り巻く環境の実態に応じて効果的に取り組めばいいのですよ。
 








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