気象庁が、この夏の気象状況が異常だったのかを検討するため、異常気象分析検討会を開催し、2022年の夏の猛暑が「異常な状態だった。」との見解を示したそうです。
原因は、偏西風という気流の蛇行や、太平洋高気圧の張り出しが続いてことから猛暑になったそうです。東北地方などの記録的な大雨については、異常気象とまでは言えないという認識を示す一方、地球温暖化の傾向が続く限り、日本で極端な雨が降る確率は上がると指摘したということです。
私は、この発表のニュースを聞いて、異常気象って何なのだろうかと、検討会の皆さんに聞いてみたくなりました。思い起こせば、私の地方でも2009年や2010年には大雨の影響で大きな災害の被害に遭いましたが、その後も毎年のように被害を受けていますよ。
また、いつも最高気温が高い地方なのですが、今年の夏は猛暑というより、暑かったのですが過ごしやすかったのです。なぜなら、夜に寝ているとき、寝苦しい状態にはならなかったのです。いつもは、寝ていても、暑くてどうしようもなくなるのです。(もちろん、ヒンヤリマットなどを使用していますが。)最近は高齢者は無理をしないようにエアコンをつけていますが、今年の夏は深夜ではエアコンは必要なかったですよ。
まあ、経済のミクロとマクロの見方の違いがあるように、気象でも全国的に見てということなのでしょう。気象庁の観測地点では最高記録をした地点が多かったことを根拠として異常と説明していたように思います。
報道がいつも記事がなくなると気象の被害を取り上げて、異常な状況を国民に知らせるので、そういう雰囲気にさせられるのですよね。私にすれば、気象などはいつも異常ですよ。平年並みという表現を使いますが、必要ないですよね。平年並なんてないのですよ。いつも、同じではないとという思っていますから。
それを織り込んで、農家など、気象に影響されやすい業種の人は対応しているでしょう。できない人は、潰れるだけです。物価高と同じですよね。これまで、円高で儲けていたのに、円安になって苦しいとか言っています。苦しいでしょうが、前から準備をしておくべきでしょう。余裕のない業者もいるでしょうが、仕方ないですよね。
ところで、昨日、高校野球の結果でインタビューを受けた高齢者が、いいニュースがない日本で、久しぶりに元気をもらったとか言っていましたよ。わかりますよね。いいニュースでも、悪い部分をぶち込むし、悪いニュースはよりセンセーショナルに報道しているのですから。今回の愛知県の高速道路におけるバス事故の報道も同じですよ。先走りして、原因を解説させて意味あるのでしょうか。そのエネルギーは別の方向に使えよと言いたいですよ。
皆さんも、このような、報道の体質を理解した上で、真に受けないようにしてくださいよ。「異常」って何と比較しているのかと、突出している現象が「異常」といえるのかとか、自分で考えて欲しいのです。
会見をした検討会の会長は、温暖化傾向にあるのだから、そういう気象になるのだとか、関連付けていますが、証拠はないでしょう。逆にそれが羞悪異なるならばば、異常でも何でもなく、温暖化しているのだから、当たり前の現象ですよね。
私が、このニュースを取り上げた理由は、あるニュースでは会長が「異常気象」を個人的見解と言っていたので、調べてみたのです。きちんと説明しているニュースにたどり着きませんでした。個人的見解と検討会の見解とごちゃ混ぜにして報道しているのではないかと思い調査してみたのです。
もう一つ。高齢者は、感覚的に現在の太陽が昔の太陽より暑くなってきたとか、思っている人がいるのではないでしょうか。私も以前はそう感じていました。地球が暑くなってきたのかと思っていたのです。
しかし、昔のことを考えると、夏の日中は農作業もできないくらいに暑かったですよ。昼寝をしていました。そして、どうするかというと、朝早くと、夕方に少し涼しくなって農作業をするのですよ。
さらには、昔はエアコンなんてないのですから、暑さは打ち水や、うちわや扇風機などだけなのですよ。今は、エアコンがありますから、外に出れば暑いに決まっていますよ。
年間の平均気温は上がっているようですから、これは工場などの生産による二酸化炭素もあるでしょうが、私は人間が増えすぎて、それに伴い牛なども増えた結果であると思っています。気象庁の異常気象分析検討会には、温暖化について、きちんと分析して欲しいとも思いました。
私の考え方は、一部の意見ですが、参考にしていただければと思います。状況に合わせて生きるしかないでしょう。