朝日デジタル
リンゴのように赤い」という言葉は、いつか使われなくなるかもしれない――。労働力不足に悩むリンゴ農家の間で、色づきの管理が大変な赤リンゴから、手間がかからない黄色リンゴに植え替える動きが広がっている。ナシと間違えられるなど、国内の需要拡大への課題は多いが、海外では強い甘みや珍しさに人気が集まりつつある。
収穫約1カ月前から、日陰にならないよう周りの葉を取ったり、日の当たる面が逆になるよう実を裏返したりする作業に追われる。特に大変なのが、底まで赤くするために果樹の下の地面に反射シートを敷きつめる作業。工藤さんの母(79)も手伝うが、2〜3日がかりの作業で腰が痛くなる。
だが、黄色品種でこうした作業はほとんど不要だ。青森県内では高齢化と後継者不足で、農業全体の労働力はこの20年間でほぼ半減。少しでも省力化しようと、赤リンゴの木が寿命を迎えると、黄色品種に植え替える農家が増えている。2014年産リンゴの県内の栽培面積は2万429ヘクタールで過去10年で約1割減ったが、黄色品種に限れば、同期間に約8%増え、3453ヘクタールになった。
労働力不足が リンゴの色にまで
子供がリンゴの絵を描くときに
赤ではなく黄色になるのは 寂しいが
味さえよければいい
確かにスーパーで黄色を買ったし
置いてあるのも黄色が多くなった
赤がなくなることはないだろうが
こういった事例が多くなるのか
リンゴだけでなく 人手不足が国家のあり方までかえるのは
確実だ
リンゴのように赤い」という言葉は、いつか使われなくなるかもしれない――。労働力不足に悩むリンゴ農家の間で、色づきの管理が大変な赤リンゴから、手間がかからない黄色リンゴに植え替える動きが広がっている。ナシと間違えられるなど、国内の需要拡大への課題は多いが、海外では強い甘みや珍しさに人気が集まりつつある。
収穫約1カ月前から、日陰にならないよう周りの葉を取ったり、日の当たる面が逆になるよう実を裏返したりする作業に追われる。特に大変なのが、底まで赤くするために果樹の下の地面に反射シートを敷きつめる作業。工藤さんの母(79)も手伝うが、2〜3日がかりの作業で腰が痛くなる。
だが、黄色品種でこうした作業はほとんど不要だ。青森県内では高齢化と後継者不足で、農業全体の労働力はこの20年間でほぼ半減。少しでも省力化しようと、赤リンゴの木が寿命を迎えると、黄色品種に植え替える農家が増えている。2014年産リンゴの県内の栽培面積は2万429ヘクタールで過去10年で約1割減ったが、黄色品種に限れば、同期間に約8%増え、3453ヘクタールになった。
労働力不足が リンゴの色にまで
子供がリンゴの絵を描くときに
赤ではなく黄色になるのは 寂しいが
味さえよければいい
確かにスーパーで黄色を買ったし
置いてあるのも黄色が多くなった
赤がなくなることはないだろうが
こういった事例が多くなるのか
リンゴだけでなく 人手不足が国家のあり方までかえるのは
確実だ