市橋章男のなるほど!歴史ミステリー

日本史、戦国など歴史に関する話を紹介。YouTube動画を共有します。

日本史【奈良時代 後編】華開いた天平文化、聖武天皇の政治

2020-06-20 21:46:44 | 日本史 奈良時代

今回の動画は「奈良時代 後編」 この時代、平城京には、東大寺をはじめ、様々な文化財が誕生し、また古事記や日本書記、万葉集、風土記など様々な文化が生まれました。

 

天平文化=仏教文化=東大寺、という構図はややもすると定型的な事実として捉えられやすいですね。
僕は、この時代を異なるイメージで考えさせてくれた、井上靖の「天平の甍」を思い出します。
日本に戒律を伝えた唐の高僧 鑑真。大変な思いをして渡来し、東大寺で僧たちに戒律を説きました。
でも、この素晴らしい事業は日本の名もない僧たちの努力によってなされたという事実を、この小説で知ったのです。
感動しました。特に20年もかけて写経をしたものを、船を救うために嵐の海中に投げ捨てる場面は決して忘れられません。
今一度読んでみたいと思いました。

 


日本史【奈良時代 前編】平城京、仏教勢力の拡大

2020-06-20 21:32:20 | 日本史 奈良時代

今回の動画は「奈良時代 前編」都を飛鳥から平城京へ移す。

実はその前に藤原京という場所に都を移していたが、わずか数年で平城京へ移すことに…なぜ?

 

奈良時代に仏教勢力が強くなったのは、国家が保護したから…だけではありませんでした。
それは、土地の利権がどんどんと入ってくる、おかしな仕組みが出来上がってしまったからです。
苦しくなった農民たちの多くが土地を手放し、その土地が仏教寺院によって囲い込まれたのです。
これ、現代でも同じかな。
多くの人たちが地代や家賃を払って生活をしている。何か天変地異が起きるといつも困るのはそういう人たちです。
そのおかしな仕組み―奈良時代の様子を勉強してみましょう。