「グレイテスト・ショーマン」のテーマの中にある、
人はおぞましいものを見たがる。
と、言うテーマは
古代ローマ帝国の時代のコロッセオで
殺しあわさせられるグラディエーター(剣闘士)の事を思い起こさせる。
過酷な労働に閉じ込められた市民の、
ささくれだった気持ちを、荒々しい戦闘心に変えようとする、
古くからの人心操作術。
それと同じく、
異質なものを受け入れられなくて
ひそかに怖がり、貶め
自分を正当化したがるエゴも、
人の正直な本能で、
誰の中にもある、原始的な心だ。
だけど
それに身を任せて、虜になれば
ひいては身を滅ぼす、
喜びと破滅の諸刃の剣となる。
有史以来、人間社会って
あんまり変わっていないのかな。
これから変わっていくのかな。