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Woogie's Footie Seven Days

グランパス、アーセナル、ドラゴンズ、映画、旅行を中心に生活する人間のブログです!

カンクン Part2

2004年12月31日 | 旅行日記
医者の薦めに従い今日はひたすらベッドで寝てただけ。といっても昨日に比べてかなり状態も良くなってたので、ちょっとホテルの中を散歩。上の写真はホテルのビーチから撮った写真。かなりキレイな海。なんでこんな場所にいるのに、ほとんど部屋で過ごしてるんだろう、僕って、、、。明日は体調がよければチチェンイツァーの日帰りツアーに行く予定です。

と、本当はここで今日のブログは終わるはずだったのですが、悪い虫が騒ぎ出し、ホテルの部屋で一人で新年を迎えるのが嫌になり、カンクンで一番盛り上がるというクラブへ行ってしまいました。ちなみにおととしの正月もマンチェスターのクラブで新年を迎えようとして熱を出した気が、、、。でもそのときは部屋でおとなしくしてました。明らかに歳を重ねるにつれて、よりバカさ加減が増している気がします。しかし、僕が行ったクラブのココ・ボンゴは大晦日ということもあり、激混み。入場制限で入るのに30分以上かかってしまいました。結局11時ごろに中に入れて、2時ごろまでいました。しかし、このクラブの盛り上がりぐらいは異常です。っていうか、普通のクラブと違ってあくまで観光客向けで、単に音楽をかけるだけでなくて、すべてショーのように演出されてます。いきなり人が飛んでみたり、マドンナに扮装した人が出て来たりと。音楽はアメリカ色が強いかなという気がしました。なんせ、エルビスまでかけてたので。

ということで明日のツアーの集合は8時25分。起きられるかなぁ、、、。

ハバナ(キューバ) Part4 & カンクン Part1

2004年12月30日 | 旅行日記
どうやら風邪をひいてしまったらしく、朝から頭がガンガン。かなりフラフラ状態。しかも今日はカンクンへの移動だけなので、これはかなりつらいかも。

キューバの総括

この国は全くよくわからない。なんだか凄く疲れた。なんとなく違う2つの国が1つの国に存在するような感じがした。1つは観光客から外貨を獲得するためにキレイに作り上げられた国で、もう一つは補修されているとも思えないような建物があちらこちらにある、快適な住環境も保障されていない国。この国の公共の場所やホテルにおいてのサービスも資本主義の原理に基づいていないせいか、あくまでこちらがリクエストしないとサービスは得られない。もしかしたら自分の責任外の仕事をするという概念がないのかもしれない。それをしたところで、生活に大きな差が生まれるわけでもないだろうし。ただサービスしたいと思ってされるサービスはこちらも嬉しいけど、サービスしたくないと思ってされるサービスはこちらが逆に気を使ってしまってなんだか疲れる。空港なんかでは、長蛇の列が出来ていても、たとえ係員が余っていてもチェックイン・カウンターはかたくなに2つを守り続けていた。多分、資本主義の国とは異なって、消費者起点の考え方というのは存在しないのかもしれない。そもそもこの考え方自体、正しいのか間違っているのかなんて考えたりもしなくはないが、こういうことを考え始めると、この国では本当に疲れてしょうがない。この国の姿はこの国の姿として、そのまま受け取るのが一番楽なのかもしれない。

最後の最後にトラブル

空港で飛行機に乗る直前にトラブル発生。キューバの空港では空港税が25兌換ペソかかるということを知らずに、Tシャツを空港で買ったりと全ての兌換ペソを使いはたしてしまった。それでも本来ならば空港にある銀行でクレジットーカードからお金は引き出せるはずだったが、なんと僕が引き出そうとしたときに見事に機会が故障。他の通貨での持ち金も20USDペソのみ。これを両替しても18兌換ペソにしかならない。あと7ペソ足りない、、、。とりあえずは、Tシャツを買った店に返品を申し出る。といっても英語が通じない。とそこに英語を話せるメキシコ人親子が。で、通訳してもらう。で、答えは、「返品は受け付けません」。まぁ、ある程度は予測していたが、しかし10分前に買った商品の返品を受け付けないとは、、、。といっても、この国で消費者保護の概念を訴えても無駄だし。でも、ここで負けてもしょうがないので、このお金がないとこの国から出られないという状況をひたすら説明。でも店員はそんなことは聞かずに、「無理です」の1点張り。結局、あまりに見かねたメキシコ人親子が、「そのTシャツ、10ペソで買ってあげるわよ」、と。救いの神とはまさにこの人たちのこと。これで20ドルを替えればめでたく28ペソに到達。ということで、めでたくキューバ脱出が可能になった。とりあえずは、このメキシコ人の親子には頭が上がらない。当分はメキシコに足を向けて寝られなさそうだ、、、。

遂に医者のお世話に、、、

カンクンについても体の状態は一向に良くならずに、かなりグロッキーな状態。ということで、ホテルに着いたら早速、ホテルのメディカルサービスのお世話に。やっぱり熱があるとの事。扁桃腺もきれいに腫れているらしい。まぁ、キューバで変な病気にかかったわけではなく良かった。しかし、これで2日間の安静を強いられることに。ひたすらベッドで寝るしかない。ホテルの外には本当にキレイな海が広がっているというのに、、、。そういえば2年前の元旦もマンチェスターのユースホステルで熱にうなされながら一人で向かえた覚えが。なんか運でも持ってるのかなぁ、僕って、、、。

*写真はホテルの部屋から撮ったカリブ海

ハバナ(キューバ) Part3

2004年12月29日 | 旅行日記
今日の予定は、とりあえず革命広場と、砦めぐり。最後はカバーニャの砦で150年続けられているという大砲の儀式を見る予定。

革命広場

内務省、郵政省、軍のオフィス、共産党本部などが集まる地域の中心にある広場。毎年2回、ここでフィデル・カストロが演説をするらしい。でも広場といっても駐車場みたいな単なるサラ地。普通、広場といって想像するような噴水だとかそんなものは全くなし。目立つものといえば内務省の壁面に描かれたチェ・ゲバラの姿ぐらい(写真上)。とりあえずはこの広場に面しているホセ・マルティ記念博物館に行ってみた。でも、説明が全部スペイン語でよー分からん、、、。ということで、この博物館は塔になっていて、一番上からはハバナの街が一望できるので、とっととそちらへ。ここからはハバナの街も海も一望できてとてもキレイだった。

モロ要塞

革命広場の後はモロ要塞へ。このときに初めてココナッツ型タクシー(前日のブログの写真参照)に乗ってみた。乗り心地は、なんだかゴーカートに乗せられた気分。しかもキューバは古い車が多く、排気ガスも酷いので、正直言ってこの形のタクシーはキューバに不向きかも、なんて考えてしまった。ちなみにモロ要塞の灯台からもハバナ市街が一望でき(革命広場とは反対側)、こちらもなかなかキレイ。ただココへの上り下りはあまりに階段の幅が狭くて大変。特に降りてくるときは体の向きを変えなければいけないほどにヘッドスペースが狭い。一日に何人かは頭を打ってそう、、、。

モロ要塞から見たハバナ市街


カバーニャ要塞

ここにはチェ・ゲバラ博物館も併設されている。といって本当に小さなスペースで、チェ・ゲバラがらみの品物がいくつか展示されているぐらい。あとはこの要塞がらみの展示もいくつかある。やはりここの見所は20時30分からの大砲の発火儀式。なんでも150年続いているとか。もちろん儀式に参加する兵隊の制服もスペイン時代のものらしく、実際の発火もかなりの迫力。実際に大砲を撃つところなんてあまり見られるわけでもないので、よい経験だったかも。

ハバナ(キューバ) Part2

2004年12月28日 | 旅行日記
*写真はキューバのココ・タクシー

旧市街

2日目はひたすら旧市街を観光。まずはキューバのラム酒の代表作「ハバナ・クラブ」の歴史や作成過程をテーマにしたハバナ・クラブ博物館へ。ここではハバナ・クラブの試飲もさせてくれた。本当はハバナ・クラブも買って帰りたかったけど、残念ながらアメリカは全てのキューバ製品は持ち込み禁止。だから何も買って帰れない、、、。この後は、アルマス広場、フエルサ要塞を経由してカテドラルへ。このカテドラルは300年の歴史を感じるとても荘厳な外観。またこの前の広場もレストランのパティオなどが並びとてもいい感じ。この後は運河沿いを歩いてプンタ要塞へ向かう。この途中に跡は過去に慶長遣欧使節でキューバを訪れた支倉常長の像もあったりする。またプンタ要塞からの新市外の眺めは結構良かった。この後は、キューバの革命にまつわる品が多く展示されている革命博物館を見て、国立美術館へ。もちろんここには世界的には有名な作品などないが、現代アートの部門は結構面白かった。ここはほとんどの作品がキューバの画家のモノで、一部フランスの作品があったぐらい。旧市街の最後は旧国会議事堂。これは本当にホワイトハウスをモデルにしただけあり、ホワイトハウスにそっくり。

カテドラル


支倉常長像


旧国会議事堂


キャバレー・トロピカーナ

夜はキューバで最も有名だというキャバレー・トロピカーナへ。野外にステージが作られており、2000人収容できるとの事。この夜も、思い思いに着飾った観光客でほぼ満員状態だった。しかもここの料金はかなり高く、一番安い席で65兌換ペソ。たしかにショーの質の高さからはこれくらいの料金も妥当だと思うが、実際の現地の人たちの生活を見ると、観光客が65兌換ペソもここで払ってショーを楽しんでいるのは変な感じ。本当に何もかもが外貨獲得のためと思えてしまう。

キャバレー・トロピカーナ

ハバナ(キューバ) Part1

2004年12月27日 | 旅行日記
今日は9時半の便でカンクン経由にてハバナに向かうため、1日中移動のような感じ。

コードシェアの難しさ

僕の買ったチケットはエアロメヒコのもの。それでOperated Byエアロカリブにはとなっている。コードシェアのルールに従えば、僕はエアロカリブのカウンターでチェックインすべき。でもエアロカリブなんて文字は全く見当たらない。そこでとりあえずエアロメヒコのカウンターに行ってみるが、あまりにも長い列。ここに並び始めるのはあまりにリスクが大きいので、とりあえずそこら辺の係員に聞く。で帰ってきた答えは、「エアロメヒコのカウンターでいいと思うよ。」。でもエアロメヒコの出発便の掲示板には一向に僕の便名は出てこない。そこで再び別の係員に確認。今度は、「エアロカリブはメヒカーナ航空のカウンターだよ」と。で、メキシカーナ航空の出発便の掲示板を見たら僕の乗る便を発見。しかし、エアロメヒコとメヒカーナはメキシコの2大勢力でJALとANAのようなもの。この2社がコードシェアで客を振り合うことは、しいては価格の横並びを招くような気がするのだが、、、。

旧ソビエト製飛行機

カンクンからハバナまでの飛行機はクバーナ航空名物の旧ソビエト製飛行機(上の写真)。とにかくボロイ。まず座席の背もたれはほとんど壊れており、荷物も機体前方のフリースペースに山積み、座席の上の収納スペースは開閉式ではなく、新幹線みたいな感じで、いつ荷物が落ちてくるか分からない。しかも離陸後しばらくたつと、期待前方から煙のようなものがモクモクと。これはどうやらエアコンの一種のようなものらしい。しかし一体、これは何年前の飛行機なのだろうか。

兌換ペソとペソ

最近キューバ政府は今まで普通に流通していたドルの使用を禁止し、兌換ペソなるものを発行した。これはアメリカの経済封鎖の逆のようなもので、基本的にドルでこの兌換ペソを買うと10%の手数料を取られることになる。ということで僕はメキシコのペソからそのまま換金。ちなみにこの兌換ペソはあくまで観光客用の通過で、使える場所も限られている。キューバ人は別のペソを持っており、貨幣的な価値も全く別。兌換ペソはドルの価値と同等だが、通常のペソはドルの1/20ぐらい。ちなみに兌換ペソはおもちゃのお金みたいであることからチャビートと呼ばれているみたい。

1つの国に2つの姿?

上記のような2つの通貨からも分かるように、この国は観客用の世界と現地人用の世界にほとんど分かれている。観光客用の場所では兌換ペソのみの使用となるし、現地人用の場所ではペソでの支払いとなる。ただし現地人用のペソを持ったところで他の通貨には両替できないため、結局はあまり観光客には関係のないシロモノである。そして、ものの値段に関してももちろん兌換ペソで支払うような場所はかなり高め。この国の平均年収はなんと5USDほどだというのに、観光客用の物価はほぼアメリカと同等に保たれている。例えば例えばバーでビールなどを飲めば4兌換ぺソほどとられてしまう。そしてこの観光客用の世界は華やかそのもの。ほとんどのホテルがコロニアル様式を保ったとても豪華な内装をしており、観光地の飲食店もとてもきれいに造られている。またバス等も観光客用のものはとてもキレイ。しかし、実際に実際に現地の人たちが生活しているような地域を通るとそこは全く違う世界。家はほとんど補修されていないし、バスなども本当に古いものに箱詰めで乗っている。なんだかこの国の中には2つの別の国があるように感じる。きっと昔の植民地時代は多くの国がこんな感じだったのかも知れない。でもこれはこれであまり楽しくないものである。旅行の楽しみの一つとして、現地の人たちの生活を知る、というものがあるが、ここではほぼ不可能。現地人と同じレストランに入ることもなければ、同じバスに乗ることもない。タクシーでさえ現地人用と観光客用に分けられている。なんだか外貨獲得のために作り上げられた架空の世界に自分がいるようにさえ感じてくる。こんなに複雑な気持ちの旅行は初めてである、、、。

ヘミングウェイの愛したダイキリ

キューバといえば様々なお酒と音楽。ということでホテルについた後はヘミングウェイも通ったというラ・フロディータに行って、とりあえずヘミングウェイの愛飲したダイキリを飲んでみた。これは結構おいしかった。あと、この後もオビスポ通り沿いの他の店に行ってみたけど、共通しているのはどの店からも生の音楽が聞こえてくること。この国は本当に常に音楽で溢れているような感じ。ちなみにキューバは日本人にとってはあまりなじみがないかもしれないが、ヨーロッパ、カナダ、メキシコからはかなりの観光客が来ている。この点では、カストロの観光産業に焦点を置く政策は成功しているのかもしれない。

メキシコシティ Part3

2004年12月26日 | 旅行日記
今日はメキシコシティ3日目。明日はキューバへの移動でほぼ1日使ってしまうので、実質最終日です。今日の予定は、午前中はツアーで、ティティオワカン遺跡へ。午後は闘牛観戦といったところ。

グアダルーペ寺院

ガイドブックを見てみたらティオティワカンに行くにはバスと書いてあるけど、なんだかメキシコでバスは大変そう、なんていう気持ちから日本語のツアーに参加。ちなみにツアーとかキューバへの航空券でこのメキシコ観光さんにはかなりお世話になった。HPも現地ツアーとか巧くまとまってていい感じ。で、このツアーが最初に寄ったのがグアダルーペ寺院。グアダルーペの聖母が祭られているということ。ちなみにこの聖母が現れたときに渡した薔薇は本来12月で咲いてはいないはずであったとか、その薔薇を包んだマントの布は400年以上経ってもボロボロにもなっておらず、その成分は植物性、動物性、鉱物性でもない「未知のもの」でできているという科学分析の結果もあるらしい。ちなみにこのグアダルーペ聖母の奇跡はローマ法王によりキリスト教の3大奇跡に認定されているらしくて、そのうちの一つにポルトガルのファティマの奇跡があるとの事。っていうことは、僕は1年で2つも制覇!?なんだかあまりキリスト教に関して知識の深くない自分だけに、ちょっともう申し訳ない気分になった、、、。ちなみにファティマに行ったときのブログはこちら

グアダルーペ寺院


テオティワカン

グアダルーペ寺院のあとはテオティワカンへ。ここにはメキシコ最大の都市遺跡がある。昨日の国立人類学博物館でちょっとメキシコの文明の時系列に触れていたので、ガイドさんの話もすんなり入ってきた。最初に行ったのはケツァールコアトルの神殿。壁面に細かい彫刻が施されている。蛇はなんだか蛇っぽくなくて、ちょっとかわいげ。

ケツァールコアトルの神殿から見た太陽のピラミッドと月のピラミッド


その後は車を移動させてまず月のピラミッドへ。ここは最近改修を終えたばかりで、凄く整然と建っている感じ。ここから太陽のピラミッドを眺めると、いかにもテオティワカンという感じ。

月のピラミッドから見た太陽のピラミッド


最後は太陽のピラミッドへ。今日はかなりの人出で、頂上までの階段が渋滞。それもそのはず。上に行けば行くほど人の通れる幅は減ってゆき、最後は1人しか通れない幅に。ちなみにここの一番上の真ん中あたりに太陽のパワーをもらえるという鉄片があるということで、触ってみた。ちょっとは恩恵をあずかれたのかなぁ、、、。

闘牛

今日の最後のイベントは闘牛。これが今年最後の闘牛のゲームとの事。でも年末ということもあり、それほど観客はいなかった。会場のプラザ・デ・メヒコは世界最大の闘牛場で、6万4000人収容ってガイドブックに書いてあるけど、会場を見渡す限りは本当にそんなに入るのか?という疑問も。なんかブラジルのマラカナンのような収容人数の数え方をしている気がする、、、。と、それはさておき闘牛だが、噂には聞いていたけどやっぱり残酷なスポーツ。もちろん雰囲気はとてもよく、闘牛士がマントを振るたびに「オーレ」と声がかかるのはとても楽しかったけれど、見慣れていないと牛が目の前で殺されていくのにはなんか違和感が。しかも評価の高かった闘牛士には死んだ牛の耳が切り取られて渡されていた。最後は死んだ牛が馬に引きずられて出てゆく。うーん、なんだか心の葛藤を感じながら見るスポーツだな、これは、、、。

闘牛の様子


ということで、明日は朝に空港に行くだけなので、これでメキシコシティは終わり。この街で一番感じたのは、メキシコ人のホスピタリティ。メキシコシティは治安とかネガティブな事ばかりが先行するけど、どこに行ってもこの国の人たちの対応は一流だったと思う。普段のアメリカ人の最低レベルのサービスに慣れていると、このサービスはとても新鮮。人の温かさはポルトガルに通じるものがあった。やっぱ、ラテンの国はそれなりに似てくるのかなぁ、、、。

メキシコシティ Part2

2004年12月25日 | 旅行日記
今日もメキシコシティ観光。でもクリスマスだからどこがやっているのかちょっと不安。とりあえずは朝からメキシカンっぽいものにチャレンジ。メニュー名は良く分からないけど、小さいパンケーキみたいなのの上に目玉焼きっぽいのがのってる。あとメキシコ料理定番のマメが添えられている。これが結構おいしい。やっぱりメキシコ料理は裏切らない、ととりあえず安心。

国立人類学博物館

テオティオワカン、マヤ、アステカなどのメキシコに栄えた文明の重要な物を一同に集めたような博物館。かなりデカイし展示物も沢山。ちなみに各文明ごとに部屋が分かれているので、結構歴史の流れが掴みやすい。ただ殆どの説明はスペイン語なので、なかなか理解できないものも。僕は開設用のオーディオセットを借りた(西語と英語のみ)。おもな部屋は、

テオティワカン:多分一番有名なのは月のピラミッドの前に立っていたという雨神チャルティトゥリクェの巨大像(*一番上の写真)。なんかユニークな形だ、、、。

アステカ: やっぱり太陽の石。ちなみに日本語訳すると太陽の石だけど、英語だとアステカ・カレンダー。その名の通り真ん中に描かれているのは暦との事。あとこの部屋にはテノチティトラン(エルナン・コステスに征服される前のメキシコシティ)の復元模型なんかもあって、現在の場所を当てはめたりすると、なんだか妙な感じ。この感覚は日本人が平安京の復元模型を京都の今に当てはめるのと似た感覚かもしれない。

太陽の石


マヤ:地下にパレンケ王の墓が復元されている。ライトアップされた骸骨がなんとも不気味、、、。

パレンケ王の墓


国立宮殿

国立人類学博物館の後は地下鉄に乗って中心部に移動。昨日閉まっていた国立宮殿へ。ここではIDを要求されて、パスポートはホテルに置いていたのでアーカンソーの免許を見せたら、"アーカンソー?"と一言だけつぶやいて通してくれた。そういえば国立人類学博物館入場の際には金属探知機を通るときにブザーが鳴り、「財布は持ってるか?」て聞かれて、財布を出したらそれでOK。金属探知機を再び通過することもなく、結局財布が犯人だと勝手に決め付けられそのまま入場させてくれた。本当にメキシコのセキュリティは大丈夫なの?と思う一日だった。さて国立宮殿だが、ここで一番有名なのは壁いっぱいに描かれた壁画。そういえばメキシコシティってなんだか壁画が多い街。例えば地下鉄の駅とか。

国立宮殿のディエゴ・リベラ作の壁画


ユカタン料理

5時半ごろにホテルのあるポランコ地区に帰ってきて、ちょっと一休みした後、ホテルの人に「今日開いているメキシコ料理の店」はないかと尋ねたら、返ってきた答えは、「今日はほとんど閉まってる。一つだけやってるのがLos Almendrosだけど、予約が要るよ」。で大体の予算を聞いてみたらN300$。うーん、高い。とりあえずその場は保留にして、地球の歩き方を見てみると、このレストラン、ちゃんと載っている。「まわりのお客さんはかなり洗練された雰囲気」なんて書いてある。しかもユカタン料理って、これからカンクンも行くのにここで食べるのもなぁ、、、。なんて議論を僕の頭の中でしながら、結局せっかっくメキシコにいるのに他の料理を食べる気にもなれずに、この店にチャレンジ。ガイドブックに載っていたオススメ料理をそのままオーダー。特にSopa de Limaはおいしかった。でもやっぱりメキシコ料理は日本人向けだと思う(っていうか辛いものが好きな僕向け?)。すんなり口に入る料理が多い。しかもアメリカのTex-Mex(アメリカ流のメキシコ料理、テキサスとメキシコの頭文字から来ている)ほど味がヘビーでないし。

今日の学習

1.クリスマスはやはり観光に適していない。今日はテンプロ・マヨールが閉まってたし、チャプルテペック城も午前中までで、結局両方とも見られず。

2.メキシコにはやっぱりサッカーの香り。男性の5%ぐらいはどこかのチームのユニフォームを着ている。しかも欧州系のクラブは明らかにバッタ物と分かるのばかり。今日見ただけでもユーべ(複数)、ミラン(複数)、インテル(複数)、マンU(複数)、イングランド代表(複数)、アルゼンチン代表(多数)、レアル・マドリッド(多数)、バルサ、リバプール、アーセナル、モナコ、ドルトムント、メキシコのクラブと思われるもの(多数)。この国民のサッカーの関心が、強くてコンスタントな代表チームを作っているのかなぁ、と思う瞬間。

3.やっぱり地下鉄とか使ったほうが楽しい!あまり治安の良い都市ではないだけに、最初はちょっとドキドキだったけど、やっぱり現地の人たちと同じ交通手段を使ったほうが、その街の素顔が見えてくると再認識。しかし表示もみんなスペイン語でかなり戸惑った。

4.スペイン語ってポルトガル語と結構似てるかも。って、これは、もともと分かってたことだけど、メキシコに来てみてやはりスペイン語で少なくともしたい事、欲しいものを伝えられないと、この街ではかなり大変なことに気づき、ガイドブックでちょっとお勉強。そしたら結構共通の動詞や名詞がある。例えば食べ物は両方ともComidaだし、数字の一桁は発音上かなり似ている。いつも英語圏以外の国に行くときは、それなりに言葉も勉強するのに、今回はドラクエのためにそれが出来ず、ちょっと後悔。

メキシコシティ Part1

2004年12月24日 | 旅行日記
只今メキシコ・シティのホテルです。無事たどり着きました。ということで、今日行ったところ、起こった出来事を書いていきます。*写真はメキシコの象徴ともいえるソカロ広場の写真です。

クルーがまだ来てないからディレイ?

朝一でさっそくUSエアウェイズの飛行機が遅れてくれました。シャーロットでの乗り換え時間は45分(搭乗開始時刻までは15分)しかないのに、ノースウェスト・アーカンソー出発の時点で、既に45分遅れ。ちなみに最初のアナウンスは「クルーがまだ到着してないので、出発が遅れます」で、これだけ聞くと「おいおい、遅刻か!?」と思えてしまうけど、実際に離陸間際の説明では、昨日の飛行機が遅れて、航空法ではクルーは少なくとも8時間休まなければいけないとのことで、昨日の到着時間から8時間経つのを待ってたら遅れたってことらしい。でも、こんな規制があるんあだなぁ、とちょっと賢くなった気分。しかし、離陸するなり機長さんが、「近道を通ってできるだけ早くつきます」なんてアナウンスを。そして実際の予定されていたフライト時間よりも30分近く短い時間でついた。約2時間のフライトでの30分て、凄く大きな差だと思うけども、じゃあ普段は何でこのルート使わないんだ!?

なんかラテンっぽい、、、、

到着して早速メキシコらしさを味わうことに。まず最初はバゲージクレーム。本来は僕の荷物にはプライオリティのタグがついているので、かなり早く出てくるはず。でも僕の荷物は一向に出てこない。その間に、プライオリティでもなんでもないラゲージがどんどん出てくる。結局僕のが出てきたのはかなり最後のほう。きっと、そんな細かいこと気にしないんだろうな、、、。それか単順にタグの英語の意味を理解していなかったか。でもって入国審査もかなり適当。なんたってどこからともなくやってきた他の係員と雑談しながら入国審査してるのだから。これで本当に大丈夫なのか、、、?

メキシコシティ名物タクシー強盗

最近はメキシコシティではタクシー強盗が多いらしい。手口はタクシーで客を乗せたら、とりあえずどこかで仲間と落ち合い、その後客を脅して金品を奪い、1時間ほどつれまわして開放するというもの。なので、できるだけ流しのタクシー(リブレ)は使わずに、シティオのタクシーを使えとガイドブックのアドバイス。でも良く見てたら市内を走ってるのはリブレばっかり。現地人はどうやって対策をしているのかちょっと気になった。

マリオット・メキシコシティ最高!

タクシーで空港からホテルについて一番驚かされたのが、ここのJWマリオットのサービス。なんだか本当に王様になったみたい。本当にスタッフ一人一人が言葉も丁寧で、親切。部屋も凄くいい感じ。マリオットだから当然じゃん、と思うかもしれないけど、たしかに「メキシコシティでは安全は金で買え」といわれてマリオットを選んではみたけど(いつもはユースとか使っている)、実際の宿泊代は1泊99USドル。隣にあるインターコンチネンタルやホテルニッコーがその倍ぐらいとっているのを考えると、この値段でこのサービスを受けられることに驚愕。もてなしという言葉が本当にぴったりと来るホテル。なんか、いい感じ。

観光用2階建てバス

さすがにクリスマスイブということもありほとんどのところが閉まっていて、とりあえずはホテルの人のアドバイスをそのまま聞き入れ、循環&乗り降り自由式の2階建てバスで主要どころを回ることに。これは僕みたいに3日ぐらいしか滞在しない人にとってはかなり便利かも。主なところはほとんど回れるし、興味のあるところだけバスを降りて、また後のバスを捕まえればいいだけなので。とりあえずバスは国立アウデトリオ劇場前から、ソナ・ロッサ周辺を経由して、市の中心部に向かった。でも、メキシコの街並みは今までみたどの国とも違う印象。しいて言えポルトガルに近いかもしれない。東京よりも多い人口を持つ割には、東京ほど人と建物が集中している感じは受けない。でもアメリカと比べれば全然ごみごみしている。ロサンゼルスの南の方がこんな感じだったかもしれない、、、。

レフォルマ通り

ソナ・ロッサを通ってバスはレフォルマ通りへ。ここにはなんだかいっぱい銅像が建っている。あとこの通り沿いにはいくつか長身のビルもあって、ここが世界一の人口を誇る大都市であることを感じさせてくれる。ちなみにこの通りにはメキシコ革命の際に作られた独立記念塔がある。

帰り道に撮った独立記念塔


ソカロ周辺

バスはレフォルマ通りからアラメダ公園の方に向けて右折。それにしても、生活のために路上で物を売ってたり、車に近づいて物を売ろうとする人が多い、、、。ポルトガルでも結構こんな光景を見たけど、ここはもっと切迫している感じ。すぐお隣でも全くアメリカとは違う世界であることがうかがえる。バスはそのままベジャス・アルデス宮殿やラテン・アメリカタワーの前を通って、ソカロの広場へ。特にラテン・アメリカタワー周辺は結構な人でにぎわっていて、この国のパワーのようなものを感じた。ソカロの広場(正式には憲法広場というらしい)のメキシコ国旗はなんとも雄大に揺れている。その前にはラテンアメリカ最大級とうたわれているメトロポリタン・カテドラル。幸いにもこの教会だけは中に入ることが出来た。やっぱりデカかった。

ベジャス・アルデス宮殿


最後は日本食

特に日本食にするつもりもなかったけど、一旦ホテルに帰ってそこから遠出するのがめんどくさくなったので、隣の隣の建物であるホテルニッコーに行って弁慶というお店に入った。高い!でもウマイ!費用対効果でいえば落ち着くところにに落ちつくような感じ。でも、久しぶりにちゃんとした日本食を食べた気が、、、。ただ隣の日本人夫婦(もしくはカップル)がどうやらアメリカに住んでいるらしく、やたら食事中の会話の中でアメリカ在住ということを強調している。本当に自分はアメリカに住んでるんだって言いたげな感じ、、、。しかもどうやらそれを僕にアピールしたいのかこちらをちらちら見てくる。なんか嫌な感じだなぁ、と思っていたところ、その人が飲み物を注文する際の英語を聞いてビックリ。本当にこの人はアメリカで生活してるんだろうかと思うような英語。店員にもあんまり通じてない。最後に飲み物を頼む際には店員を読んでおいて"Two hot tea, please!"って、凄くつっけんどんな言葉。あまりほめられた言い方ではない気がする。特に人を呼んでモノを頼む場合には、、、。しかも日本料理店でHot Tea(温かい紅茶)って、、、。さすがに店員も機転をきかして、"Greean tea!?"って聞き返して、やっとそこで意思疎通が完了。なんだか最後は逆にほほえましくなってしまった。

マイレージ

2004年12月23日 | 旅行日記
明日から遂にバケーションでメキシコ&キューバに旅行で、今回はメキシコまではUS AIRWAYSを使用です。理由は単純で、Star Allianceだから。特に国際線だとStar Allianceのゴールドメンバー(年間5万マイル以上実際に飛ぶとなれる)というだけで、ラウンジを使えたりするので、結構嬉しいのです。ちょっと前までは最寄空港にはユナイテッド航空が飛んでいなかったので、アメリカの国内はアメリカン、国際線はユナイテッドと分けてましたが、今は完全にユナイテッド(またはスターアライアンス)になってしまいました。おかげさまでおととし札幌に行ってすっからかんになったマイルが今ではなんと11万マイルに。しかもアメリカンにも乗っていたので、これでJALのマイルも貯まって、こちらは一度NYへ特典マイル(2万5千マイル)で旅行し、親に新潟でのいとこの結婚式に出るための飛行機の特典航空券(3万マイル分)をあげても、さらに3万マイル残ってる状態。

で、ここからが本題なのですが、マイレージの特典って自分の知らないものがいろいろあったりして、なんだかこんなにサービスしちゃって航空会社は本当にやっていけるの?なんて思うこともたまにあったりします。それがゆえにアメリカの航空会社は利益を圧迫しているという説もありますが、、、。例えば、ユナイテッドにはeUpgradeってのがあり、エリート会員(年間2万千マイル以上搭乗、日本と2往復ぐらい?)は、エリート会員資格獲得後は1万マイル飛ぶたびに、このアップグレードポイントがもらえて、このポイントを使えば、国内線のアップグレードをしてくれたりします。あとユナイテッドは最近、アジアへの路線を拡大中なので、これがらみの特典がかなり多くて、僕は10月末に日本に帰っただけで、05年限定の日米往復エコノミー特典航空券もらっちゃったなんてのもありました。本当にマイレージのキャンペーン情報はマメにチェックすると、掘り出し物が結構あったりします。基本的にはこれらのキャンペーンには登録が必要なので、知らなくて損してた、ってことも結構あるかもしれませんよ。

ただ、これに比べると日系航空会社のマイレージ・プログラムは堅実の一言。チケットの種類でためられるマイルにかなり差が出てきたり、マイルに有効期限があったりするのも大きな違いですね。なのでJALなんかは、マイルを貯めようと思うと高いチケットを買うハメになるので、僕はできるだけ料金/移動距離の安いパートナー航空会社(特にアメリカ系は国内移動の距離も長くて料金は日本と同等かそれ以下)で貯めて、料金/移動距離の高い日本で使うなんて事をやってたりしてます。多分、JALにとっては最悪な会員だとは思いますが、、、。JALの乗ってないくせに、特典航空券だけは使われるのですから。

ということで、ちょっとマニアなマイレージ・プログラム論でした、、、。

勝手にランキング パート1 -今年行った旅行先-

2004年12月15日 | 旅行日記
そろそろ年も暮れということで、「今年を振り返るぞ」シリーズです!決してネタがないわけではありません。またドラクエをやるために時間を削りたいわけでもありません。なんとなく自分で振り返ってみたくなっただけです。

ということで

1位 文句なしにポルトガル! 期間:6月13日~27日
約2週間のユーロ観戦旅行でした。本当に楽しかった!でも旅先でよく日本人の方に「本当に社会人なんですか?」って聞かれました。確かに日本じゃ2週間も休めないもんなぁ、、、。
関連ブログ こちら(ここから2週間に渡りこのネタが続きます!)

2位 ウィーンかなぁ。期間:03年年末~04年1月2日
大晦日のイベントがかなり楽しかったです。街中がクラブみたいな感じでした。あと街並みもきれだし、人もみんな良い。
関連ブログ:そのうち作成予定

3位 毎年のごとく行っているロンドン。期間:03年年末と04年年始(ウィーンの前後)
毎年アーセナルの試合にハイバリーに行くことがほぼ恒例となってしまいました、、、。やはりこれだけは止められません。あとミュージカルを見るのも。
関連ブログ:そのうち作成予定

4位 グランドキャニオン 期間:8月28日 関連ブログ:こちら

5位 モニュメントバレー 期間:8月29日 関連ブログ:こちら

6位 セドナ 期間:8月30日 関連ブログ:こちら

7位 ニューオリンズ 期間:2月13日~16日 関連ブログ:こちらから4日間ほど続きます。

8位 ニューヨーク 期間:7月3日~5日 関連ブログ:こちらから3日間続きます。

9位 トロント 期間:2月28日~29日 関連ブログ:こちらから2日間。

10位 ワシントンDC 期間:11月25日~28日 関連ブログ:こちらから4日間。

その他今年行ったところ:ボストン、コロンバス、ダラス、サンフランシスコ、カンザスシティ、セントルイス、ラスベガス、シカゴ、ロサンゼルス
→全部ブログになっているので、カテゴリーの旅行日記のところから遡ってみてください!

世界で行ったことのある国、、、

2004年12月06日 | 旅行日記
いろんなブログを行ったり来たりしていたらこんなものを発見。自分が今まで世界のどこに行ったことがあるのかをマッピングできる機能です。結構自分の行動範囲が分かって面白いです。

こちらは世界地図版、ちなみにこれは世界の4%にあたるらしい。


こちらがアメリカ国内版、ちなみに僕はアメリカの39%を制覇したとの事。


最後にこれがヨーロッパ版。僕のヨーロッパ進出度合いは15%。


ちなみに僕が今まだで行ったことがある都市を列挙すると、
韓国:蔚山、済州島、ソウル、釜山、光州
アメリカ:アッパーアンテロープキャニオン、インディアナ、カンザスシティ、グランドキャニオン、コロンバス、サンフランシスコ(2回)、シアトル、シカゴ、セドナ、セントルイス、ダラス&フォートワース(3回)、ニューオリンズ、ニューヨーク(2回)、ノースウェストアーカンソー、ハワイ、フーバーダム、フェニックス、フラグスタッフ、ボストン、モニュメントバレー、ラスベガス、ロサンゼルス(2回)、ワシントンDC
カナダ:トロント、ナイアガラ
イギリス:エジンバラ、オックスフォード、コッツウォルズ、ストラスフォード・アポン・エイボン、バース、ブリストル、マンチェスター、ヨーク、ロンドン(4回)
オーストリア:ウィーン、バハウ渓谷
スイス:チューリッヒ、ベルン、ローザンヌ
ドイツ:ケルン、ハイデルベルグ、マンハイム
フランス:パリ
ベルギー:ブリュッセル
ポルトガル:アヴェイロ、アルコバサ、エヴォラ、オビドス、ギマランイス、ケルース、コインブラ、コインブリガ、シントラ、トマール、ナザレ、バターリャ、ファティマ、ブラガ、ポルト(2回)、マフラ、リスボン(2回)、ロカ岬

うーん、かなり行ってるなぁ。ちなみに現在、もともとHTMLで作っていた旅行日記をブログに移行中です。移行前のものに興味がある方はこちらへ。

あと、自分でもマッピングしてみたい方はこちらへ。

ワシントンDC(4)

2004年11月28日 | 旅行日記
今日はワシントンDCの最終日ということで、フライトは5時前にワシントン・レーガン空港発。ちなみにワシントンには大きな空港が二つと、さらにもうちょっと行けばボルティモアにも空港があるので、このエリアは合計3つの大きな空港を持つことになる。ちなみにワシントンに入るときに使ったのは、この中で一番大きく、ユナイテッド空港のハブでもあるワシントン・ダレス空港。ただここはDCからはちょっと離れていて、地下鉄ではいけないのでシャトルバスかタクシー。僕はサンクス・ギビングの当日で待っても待ってもシャトルバスは来なかったので、結局タクシーで50ドルほど払った。これに対してワシントン・レーガンは大変便利で、DCから地下鉄ですぐで、20分もかからない。あまりに近いため、ワシントン記念塔やアーリントン墓地の上をすさまじい頻度で飛行機が飛ぶので怖いくらい。ちなみにこの空港から飛び立つ便にはテロ対策としてすべて私服警官が乗っており、離陸後30分は席を立てないルールになっている。

- USホロコースト博物館 -

本当は昨日行こうとしたんだけれど、なんと入場チケットが完売で入れず!それぐらいに凄い人気の博物館なのである。ちなみにここはスミソニアン博物館群には属さないので、お金を取られるのかなと思っていたら、何とただだった。しかし、これほど観光にお金がかからない都市も本当に珍しい。なんせほとんどが入場無料なのだから。ちなみにこの博物館のテーマはナチスの大量虐殺。そのテーマだけあって、展示の内容には悲惨さが溢れ、回っている途中で泣き出す人の数も少なくなかった。例えば、アウシュビッツでの人体実験の映像や、ユダヤ人処刑の場面なども包み隠さずに展示されている。もちろんこの手の映像が苦手な人にはオススメできないが、人間の犯した過去の大きな過ちを実感できる非常に意味のある博物館だと思う。久しぶりに、本当に大切なものを学べたと思えた博物館だった。中国や韓国との関係から難しいかもしれないが、日本においても、過去に日本がアジアで犯した過ちを写真や映像から学ぶことのできる場所があっても良いのでは、なんてことも考えたりした。日本人(少なくとも)は教科書上での事実だけは知っているけれども、実際にそういうことが行われた現場を画像や映像で認識している人がどれだけいるのだろうか?日本人は実は過去の過ちを教科書の文字として捕らえているだけで、本当にその行為がその時代に何を意味したのかを認識できているのだろうか?なんて事が頭をよぎり、なんだかちょっと申し訳なくなった。本当にこんな博物館が日本にあってもよいと思う。それでこそ、本当に僕たちは歴史から学ぶことができる。

- ワシントン・レーガン空港 -

建物があまりにオシャレで観光地ではないけれどもコメント。画像はこちら。実は関空のデザインとかも世界的には有名らしいけれども、ここの空港はこじんまりとしているけど、その分デザイン的にまとまっていてグッド。僕は関空よりもこっちの方が断然好きである。あと小さい割には以外にお店も一杯入っていてありがたい。ボストンの有名店のリーガル・シーフードなんかも入っていたり(本当に同一のものかは疑わしいが、、、)、お店の質もなかなか良しである。アクセス、デザイン、機能性とも優れたとてもよい空港だと思った。唯一の文句は、僕の使った航空会社。マイレージのプレミア・ステータスを持っていて、しかもアップグレードでファースト・クラスにしていたので、そちらの専用のチェックインの列に並んだのだが、列の進行が(といっても僕の前には一人いただけ)エコノミーよりも遅くて、かなり待たされた。といっても、ワシントンDCに入ったときのトラブルを考えれば完全に許容範囲だが、、、。

ワシントンDC(3)

2004年11月27日 | 旅行日記
ワシントンDC3日目はひたすら美術館&博物館めぐり。ということで、朝からひたすら歩き詰めの一日である。

- フィリップス・コレクション -

地下鉄レッドラインのデュポン・サークル駅から歩いてすぐのところにある比較的小さな美術館。調度、この日はカルダー&ミロ展をやっていた。基本的には民家のような建物の中を改造したギャラリーという感じだが、3階建てなので結構見ごたえがあった。とくにミロやカルダーをひたすら見ていると、頭の中がよく分からなくなってきた。

- ナショナル・ギャラリー -

世界的にも有名な美術館で、世界に3作しかないといわれているレオナルド・ダ・ビンチの作品もあったりする。個人的には印象派、後期印象派の作品も結構あってよかった。特にルノアールやモネ、ゴッホ、セザンヌなどの作品はかなり充実していたと思う。そのほかの部分に関しては、東館の特別展示で、蛍光灯の照明を使った作品が面白かった。

- ハッシュホーン美術館 -

現代美術をおもに集めた美術館で、アナ・メンディエタの展示が何ともグロテスクなところもなり、なんとも言えなかった。あと蔡國強(ツァイ・グオチャン)の作品もいくつか展示もされていて、よく見たら何と愛知万博用との小さなメモあり。しかも結構、よい作品が多かったので、万博ではどんなものを作り出してくれるのか楽しみである。

- フリーア&サックラー・ギャラリー

ガイドブックでは別々になっていたが、実際はつながっていて一つのような扱い。この美術館はアジア美術を中心にしたもの。特にサックラー・ギャラリーでは日本の近代美術(江戸時代後期~)の特別展が行われており、かなりの充実度合い。またフリーア・ギャラリーにもかなりの数の襖絵があった。あと、「孔雀の間」はかなり豪華で驚いた。

- 国立自然史博物館 -

スミソニアン博物館群の中では多分最も手広いモノを収めているはず。その展示品は恐竜から始まり宝石まで何でもありである。特に有名なのは、宝石の展示。中でも45カラットのブルーダイヤには人が一杯。またそのほかにも各国の王族系のために作られたような贅沢な品々が沢山並んでいた。

- ケネディ芸術センター -

ポトマック川に面する総合芸術施設で、この日は6時ごろから施設内で無料のコンサートも行われていた。また、オペラホールでは、バレェ公演なども行われていて、ドレスで着飾った人で溢れていた。また通路には、各国の旗が掲げられていたりと、なんとなく首都にある芸術施設であることを思い出させてくれる一面も。


ワシントンDC(2)

2004年11月26日 | 旅行日記
昨日の予定外の飛行機のスケジュール変更で、実質観光の時間が半日少なくなったので、今日は日本語観光ツアーに参加して、できるだけ主要な観光地を効率的に回る作戦。こうしないと、せっかくワシントンDCに来たのに美術館・博物館を回る時間が十分にないなんて悲しいことにもなりかねないので。ということで、集合場所のメイフラワーホテルまでせっせと徒歩。しかしそれにしても寒い。天気予報の情報とは全然違う。コートを持ってくるべきだった、、、。

- ユニオン・ステーション -

朝一番に立ち寄ったのはユニオン・ステーション。その名の通り駅なのだが、そのつくりはなかなか立派。外観はどこかの官庁と間違うぐらい。NYのグランド・セントラルにも負けないぐらいである。中はもちろん駅もあるが、それ以外はショッピングモールみたいになっていて、結構便利かも。地下にはフードコートもある。

- 国会議事堂 -

中には入れないので外観だけ。それにしてもテロ以前は、FBIやペンタゴン、ホワイトハウスとほとんどのところがツアーで入れたということなので、こんなときにテロが妙に恨めしく思える。

- ホワイトハウス -

ここも外観だけ。思ったより大きくなかったが、漂わせている雰囲気はさすが、、、。現在の世界の政治が現実的にはココを中心に回っていると思うと変な感じ。ちなみにもしケリーが選挙で勝っていたら、ホワイトハウス内部に入れるツアーも再開されたとか、されないとか。まぁ、それはさておき、この時期には恒例のクリスマスツリーがホワイトハウスの前に飾られていて、点灯式は大統領自ら行うとのこと。今年は式は来週の木曜との事。ということで見たのは、イルミネーションも何も灯っていない大きな木。まぁそれでも見られないよりはましか、、、。

- アーリントン墓地 -

J・F・ケネディが眠っている墓地。もともとは南北戦争の南軍のリー将軍の家だったとの事。ここには元軍人やその他の国に貢献した人の無数のお墓があるが、基本的に下のほうは位の低い人たちのお墓で、墓石の形も小さくて一定。しかし位の上の人たちは、自分で好きなお墓のタイプを選べたりできるらしい。死んじゃったら、軍の時の序列なんてどうでもいいじゃん、と思うのは僕だけ?ちなみにJFKのお墓に灯っている炎は、JFKのお葬式からずっと絶やさずにともされているらしい。あと、JFKのお墓は丘の一番上にあるけれど、これはJFKがこの景色が好きだったからというとのこと。さすがに、大統領が気に入っていた景色だけ合ってワシントンDCが一望できなかなかよい。

- リンカーン記念館 -

リンカーン記念館の中にはどーんと大きなリンカーンの石造が鎮座。脇にはリンカーンの残した有名なスピーチが刻まれている。あとココが有名なのは、キング牧師がこの記念館の前で"I have a dream"と演説したこと。これは僕が一番好きなスピーチなので(ケネディのスピーチと一緒になったやつのDVDをなぜか持っている)、ここに立っただけで妙な感慨を覚えた。あとはここはフォレスト・ガンプのエンディングの場所。ここからここから見たワシントン記念塔の風景には記憶のある人も多いのでは?ちなみにそのワシントン記念塔自体は現在工事中で入れない。っていうか、入れないところだらけで、もしかして僕は最悪な時に来たの?

- 航空宇宙博物館 -

ツアーで最後に立ち寄ったのは、スミソニアン博物館群のひとつで航空宇宙博物館。ここには月の石があって、しかも手で触れたり、ライト兄弟やリンドバーグの飛行機があったり、フライトシュミレーターを体験できたり、IMAXシアターがあったりと、テーマパークのような感じ。ただ、人気の博物館(アメリカでも1,2を争うらしい)だけあって、激混み。列を作って並ばなければいけない光景は、日本のディズニーランドさながら。あとは、第2次世界大戦中の飛行機なども展示されていて零戦なども見られる。あとここからホテルに帰る際に見た夕焼けをバックしたワシントン記念塔が何とも言えなかったので、思わずその風景を写真に収めました。

- ジョージタウン -

ホテルでしばらく休んだ後、一日の最後はジョージタウンへ。ここには全米でも有名なジョージタウン大学などがあったり、またおしゃれなレストランやバー、お店が並ぶ結構いい感じの街である。僕の目的地はブルース・アレイというこのエリアの老舗でジャズを聴くこと。そもそも日本にいるときはジャズなんて聞かなかったけれども、こちらでは常に安い値段で簡単に生演奏が聴けるので、結構はまってしまった。この日もスムースジャズ系で凄くカッコよかったので、わざわざジョージタウンまで行ってよかった。ちなみにブルース・アレイは結構有名な人がプレイしたりするので、前もってスケジュールをチェックして、チケットも買っておくことをオススメする。お店のHPHPからチケットは予約可。

ワシントンDC(1)

2004年11月25日 | 旅行日記
今日から、サンクスギビングの4連休。ということで、今回はアメリカの首都でもあるワシントンDCに旅行です。ただし、水曜日にカンザス、シカゴで雪が降り、アメリカの航空網は混乱状態。1年でもっとも旅客数が集中するこの連休に、キャンセル、ディレイ連発ということで、かなりの人が空港で待っている様子をテレビでもやってました。と、思っていたらやっぱり僕の朝一のフライトもキャンセル。多分、昨日のシカゴからノースウェストアーカンソー(NWA)の便がキャンセルされたので、それに伴いNWAに機体がないためのキャンセル。しょうがなく正午過ぎのシカゴ行きの便に乗ったが、今度はシカゴからワシントン・ダレス行きの便が1時間半のディレイ。って、1時過ぎにはワシントンにいたはずなのに、結局着いたのは7時半。もちろん観光なんてできずに一日が終わってしまった、、、。でも唯一の救いは9時から放送の「アプレンティス」に間に合ったこと。やはりこれを見なければ木曜日は終わりません。