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Woogie's Footie Seven Days

グランパス、アーセナル、ドラゴンズ、映画、旅行を中心に生活する人間のブログです!

Friday Night Lights

2005年02月06日 | 映画日記
今日はスーパーボウル・サンデー。ということで、気分を盛り上げるためにも、金曜に借りてきた、「Friday Night Lights」を見ました。内容は、ハイスクール・(アメリカン)フットボールのお話で、テキサスのある高校の1シーズンを描いたものです。タイトルにFriday Nightとあるのは、ハイスクール・フットボールの試合が行われる日をあらわしていて、アメリカの週末のアメフトは金曜にハイスクール、土曜にカレッジ、日曜にNFLときれいに分かれています。

で、この映画、スポーツ映画にしてはかなりよく出来ている方だと思います。スポーツ映画によくありがちな、あまりに素人臭いようなゲーム中の動きも見られずに、ゲームとしてのアメフトもキレイに描かれていました。もしかしたら、アメフトは一つ一つのプレーが途切れることが多いので、その点で映画には向いているのかも知れませんね。ただ、やはりこの映画、アメフトのルールをある程度知っていたほうが楽しめるようには思えます。

さて、今日はスーパーボウル。僕も今日は友達の家に行って何人かでわいわいと見る予定です。僕の予想はニューイングランドですが、どうなることやら、、、。

This Girl's Life

2005年02月05日 | 映画日記
昨日のRice Shower Partyは本当に普通でした。別になにか特別なイベントがあったわけでもなく、ただひたすら雑談です。ただ、その際話題になったのが、最近出来た日本料理屋が結構おいしいとの事。彼らに言わせれば、「よりホンモノに近い」のだそうです。思わず「おまえら日本でちゃんとした寿司を食ったことあるのか!」と突っ込みたくなりましたが、時々彼らは僕が日本人であることを忘れてこの手のネタを話すので、リアクションに困ることもしばしばです。

ちなみに今日は朝の9時半から本当に寒い中外で3時間みっちりバスケです。しかもなぜか今週から平日にサッカーもしようという話になり、ちょっと運動する機会が増えそうです。夏はサマータイムの関係で仕事が終わってもまだ明るかったので、仕事後に5マイル(8キロ)のコースを週に数回走ってましたが、冬は何もせずなので、なまった体には調度いいかもしれません。

で、ここから本題。今日は「This Girl's Life」というDVDを見ました。話としてはパーキンソン病の父親を持つインターネット上のポルノスターのお話でしたが、特になんと言うこともありませんでした。本当は「Mr.3000」を借りたかったのに、全て貸出中で代わりに借りた作品とはいえ、ちょっとはずした感が否めなかったです。まぁ、キワドイ映像がお好きな人には向いているかもしれませんが。ということで、気を取り直して、サッカーでも見ることにします、今日は。

Anchorman -アンカーマン-

2005年02月02日 | 映画日記
今日は、アメリカンアイドルを見た後に久しぶりお馬鹿な映画を見ました。タイトルは「アンカーマン」。その名の通りニュースキャスターのお話です。舞台の設定は70年代のサンディエゴ。主人公ロン・バーガンディの勤めるテレビ局にネットワーク局のニュースアンカーを夢見るヴェロニカがやってきたことから始まります。最初2人は恋愛関係を持つものの、ふとしたことからヴェロニカが、ロンのメインキャスターの座を脅かすようになり、ここからドタバタが始まります。

基本的にはこの映画に笑い以外は求めてはいけません。多分、これは日本で公開されていないと思いますが、この面白さは翻訳されてしまうと半減する気がします。英語がある程度できる方は、間違いなく字幕付きである程度英語のセリフを追ってみると面白いかもしれません。とにかくリラックスして楽しみたいという方にお勧めの映画です。

Ray

2005年01月31日 | 映画日記
実は昨日、あまりにアビエーターが納得いかなかったので、もう一作見てきました。それが「Ray」です。これはもう日本でも公開されているので、見た方も多いはず。いやー、アビエーターよりも全然よかったです、こっちの方が。

話のあらすじは、タイトルの通りに昨年亡くなったレイ・チャールズのお話です。そういえば、僕が最初に手にした洋楽はレイ・チャールズでした。たしか、サザンの「いとしのエリー」のカバー。CDコンポを買った際におまけでついてきました。その時はもう一枚、グロリア・エステファンのCDももらいましたが、結局そちらはほとんど聴かずに、レイ・チャールズのCOOLな「いとしのエリー」を何度も聴いた覚えがあります。でも、それ以降は、レイ・チャールズの音楽とまともに向き合ったことはありません。この映画を見た後に、僕の中でのレイ・チャールズの音楽があの1枚で終わってしまったことを激しく後悔しています。

さて、映画に関して。これはジェイミー・フォックスの演技、スバラシイッ!!本当にレイそのものです。コラテラルの演技も好きでしたが、やはりこちらの映画の演技はため息モノです。今年のアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされているのも納得です(今年は結構僕的にかなり納得のいく人選です、アビエーターのディカプリオ以外は。あとミリオンダラーベイビーは見ていないので分かりません)。そしてやはり音楽。特にエンディングの「ジョージア」にはしびれました。これを流されたらもう席なんて立てません。それ以外にも、本当に音楽がカッコよすぎです(きっとこれは映画とは関係ない部分だと思いますが)。

これは僕的にはとてもお薦めの映画です。少なくともアビエーターよりは。是非、みなさん見てみてください。きっとレイ・チャールズの世界にハマるはずです!

The Aviator -アビエーター-

2005年01月30日 | 映画日記
アカデミー賞に沢山ノミネートされているので、いったいどんな映画なんだと思って行ってきた。でも、正直期待が大きかっただけに、ちょっとすかされた感じ。なんだか、最後はダラダラと続いたた感が否めなかった。

詳しいあらすじはこちら

ディカプリオの演技はなんだか、Catch me if you canと似てたなぁ、、、。もしかしたらこういう表と裏がある役が彼には似合うのかも。でも、今回は演技とかそんなことよりも、多分、脚本自体が間延びしているんだと思う。まぁ、それでもアカデミー賞に11部門もノミネートされているわけだから、きっと僕の見方はマイノリティーなのかも。ただ、こちらのYahoo Movieのメント見ても、"Three Hours of My life I will never get back."なんてコメントや、"Even the great actors and actresses ( CATE BLANCHETTE) in this film couldn't save it. Don't waste you time."なんてコメントも。最初にこれ見てから映画に行けば、ちょっとはましだったのかも、、、。

Collateral - コラテラル -

2005年01月29日 | 映画日記
今日は久しぶりに、おうちでDVD鑑賞。ずっと見たかったコラテラルをみました。なかなかハラハラさせられる展開で、よかったです。見る前は、トム・クルーズがいつものように全面にでてる映画なのかな、と思ってましたが、実際見てみて、これはジェイミー・フォックスの映画じゃないのか、と思うぐらいに彼の演技は印象に残りました。で、あとで調べてみたら、やっぱりアカデミーにノミネートされてるんでね。しかもこの映画の助演男優賞で。

映画の展開自体は、トム・クルーズ扮する殺し屋(?)ビンセントが、ある事件に関わる目撃者、関係者を順番に殺してゆくというもので、物語はビンセントが、ジェイミー・フォックスふんするタクシードライバー、マックスの運転するタクシーを拾うことから始まり、マックスは結局このああとの殺人にことごとく付き合わされるハメになります。この後の展開は、あえて書きません。

凄くイイというわけでもないけど、それなりに2時間楽しめました。でもLAは中途半端に場所が分かるだけに、実際に知っている地域でどんどん殺人が行われてゆくのは変な感じでした。

Andrew Lloyd Webber's The Phantom of the Opera

2005年01月22日 | 映画日記
今日はまず昼過ぎにカレッジバスケを見に行き、その後にLAで見られなかった「オペラ座の怪人」をやっと見てきました。しかしこの映画のタイトル。こちらでは、「Andrew Lloyd Webber's The Phantom of the Opera」と、とても長く、チケットを買うときになんと言っていいのかちょっと迷ってしまいました、、、。

で、この映画に関しては内容の説明は要らないでしょう、多分。実際僕も過去に2回、1度目はロンドン、2度目はNYでミュージカルを見ているので、さすがにあらすじは頭に入ってました。で、感想ですは、ミュージカルよりも良くもなく、悪くもなくという感じでしょうか。ただミュージカルがあれだけの名作なので、それに劣っていないということは、かなり良いという事になるかもしれません。一番よかったのは、「音」です。クリスティーヌ役のエミー・ロッサムも、ファントムもラウルもみんな吹き替えずに自分で歌ったみたいですが、特にクリスティーヌの歌声はよかった!この歌声を聴く上でも、これは必ず映画館のよい音響の中で見ることをオススメします。

しかし、これを見てまたミュージカルを見に行きたくなりました、、、。

ショパン -Desire for Love-

2005年01月21日 | 映画日記
今日はひさしぶりに家でDVD見ました。かなり前に借りた「CHOPIN -DESIRE FOR LOVE」です。内容的には、タイトルの通りショパンの恋愛を描いたものなのですが、これがまたペタジーニ夫妻を見てるようで面白かったです(決してコメディではありません!)。実話はショパンは6歳上の女性と付き合ったことになってますが、映画の中では親子みたいな感じ。映画自体は基本的にショパンの音楽がとても大事にされていて、映像の作り方もそれにあったような雰囲気になっているのですが、一度彼らがペタジーニ夫妻に見えてしまった僕には、なんだかそんなことはあまり関係なくなってしまいました。

あと、この映画はポーランド映画だそうで、普段見慣れてないせいか、なんだか演出が変な感じでした。わざとらしい演技が多いというか、なんというか、、、。あと、この映画を見てるとなんだかショパンはとっても変な人に思えてしまいます。これを見て、「ショパンはやっぱり愛に生きたんだなぁ」と思わなければいけないのに、「ショパンってこんなに変な奴だったんだ」となってしまいました。ということで、なんだかよく分からないうちに終わってしまった映画でした。

明日は友達からバスケしようと誘われてます。明日の予想最高気温3度、最低気温-10度。こんな中で本当に外で10時からバスケをやる気なんだろうか、、、。

ホテル・ルワンダ Hotel Rwanda

2005年01月15日 | 映画日記
2日連続でLAで映画を見てしまいました。今日見たのは、「Hotel Rwanda」。本当は「オペラ座の怪人」を見たかったけど、あえなくチケット売り切れで、この映画に変更。でも、これは見てよかったかも。テーマはルワンダで実際に起こった大虐殺の話で、事の発端はツチ族(実際に英語の発音はトゥティだった)出身者がが当時のフツ族(実際の映画の中での発音はフトゥ)出身の大統領を殺したことから、ツチ族大量虐殺が始まる。

ドン・チードル演じる主人公はフツ族出身の高級ホテルで働く男。彼自身はフツ族出身のため大丈夫であったが、彼の家族や近所の住民は全てツチ族。結局虐殺から逃れるために、多くの人が国連警備下にあるある彼の働くホテルに避難することに。ここから、軍部との瀬戸際での交渉や攻防が続くことになる。

詳しい話は置いておいて、この虐殺に関して恥ずかしながら僕はほとんど知識がなかった。何でこんなことになったのかも、どれだけ沢山の人が殺されたのかも、全く知らなかった。なので、少なくともこの事実を詳しく知れたことだけででも、この映画を見てよかったと思える。あと、ドン・チードルの演技もよかったし、映画は最後まで緊迫感と悲壮感を保っていた。でも、やはり最後に考えてしまうのは、人間には学ぶべき過去がまだまだ沢山あるということ。これもそのうちの一つであると間違いなく言える。「歴史とはそこから学んで、同じ過ちを二度と繰り返さないためにあるもの」という考え方を再び思い出させられた映画だった。

LA Part3 & モーターサイクル・ダイアリーズ

2005年01月14日 | 映画日記
出張でのLA3日目。って、昼間はほとんど仕事だから、あんまり書くこともないなぁ。とりあえず、今日は仕事が終わってから、会社の同僚の薦めでパサデナに行ってみた。やはり週末は人が集まると言っていただけあって、今日もそれなりに沢山の人。パサデナの中でも特にコロラド大通り沿いのオールド・パサデナには、かなりいい感じのレストランやバーが集まっていて、とてもいい感じ。

で、とりあえずは映画を見ることに。見たのは「モーターサイクル・ダイアリーズ」。チェ・ゲバラが若い頃にした南米のバイク旅行の話である。本当はキューバに行く前に見ときたかったけど、なかなか上映している映画館をアーカンソーでは見つけられず、やっと見ることが出来た。

結論としては、見て正解。基本的には淡々とした話の進みだが、そんな中にもチェの心理的な変化が上手く表現されていてなかなかグッド。やっぱこれ見てからキューバ行った方がよかったかも、、、。でも基本的にはキューバ革命だとかの全然前の話で、あくまでバイク旅行の様子を淡々と描いているので、歴史的なフレーバーは全くなし。本当に個人の一旅行記を見ているような感じだった。

で、この映画を見た後はパサデナのクラブへ。やっぱり金曜の夜だけ会って結構混んでたけど、古い建物をベースにしているので、あまり音がよくなかったのが残念。でも、こういうナイトライフはやっぱり大都会ならでは。楽しめるときに楽しんでおかないと、、、。

ネバーランド

2005年01月09日 | 映画日記
今日は映画館で、「ネバーランド」を見て気ました。結構、ブログ上でも話題にされている方が多かったので、一体どんな映画だろう、ということで。

ストーリー的には、ジェームス・バリがある家族と出会い、そこの子供とのふれあいをもとにピーターパンのストーリーが作られていくというものです。一番の話題はジョニー・デップですが、彼はよい意味でもいつも作品に溶け込んでしまうので、気がついたらそんなことは忘れて見終わっていたというパターンが多い人です、僕にとっては。

この作品、僕は見てよかったと思えました。アメリカ映画にうまくイギリス映画の味も加わっているので、両者の中間のような演出になってましたね。アメリカ映画ほどバリバリに演出も効いてなくて、でもイギリス映画ほどシニカルでない、見たいな感じでしょうか。個人的にはクイーンズ・イングリッシュで奏でる会話はなんともカッコいいです!アメリカ人がこれにあこがれる理由もよく分かります。でもその分、僕にとっては聞き取りづらいことも事実ですが、、、。

ボーン・スプレマシー

2005年01月06日 | 映画日記
年末に借りてたんだけど、旅行に行ってたりでずっと見てなくて、やっと見ました!ボーン・アイデンティティの続編です。といっても、僕はボーン・アイデンティティを見ていませんが、、、。

話の内容は、暗殺者としての暗い過去を持つ記憶を失った男が、その過去を捨ててひっそりインドで暮らしていたところから始まり、徐々に事件へと巻き込まれてゆく話。前作を知ってたらもっと楽しめたかな、って思うけれども、見てなくても十分に楽しめた。アクションシーンが多いけど、いわゆるハリウッド式のズドーン、ドカーンじゃなくて、被写体に凄く近い映像が多かったり、被写体に迫るカメラにも微妙な揺れが合ったりといろんな工夫があるおかげで、凄く緊張感のある映像になってた気がします。

で、この映画にニッキーの役で出ていたジュリア・スティルス、どっかで見覚えあるなぁ、なんて思ってたらプリンス&ミーの主演女優。でも今回はなんだかおばさん臭くなってた。あと知らなかったけれども、このジュリア・スティルスってコロンビア大学に通ってるらしい。マット・デイモンは言うまでもなくハーバードだし、なんだか高学歴映画だなぁ、これ。でも、マット・デーモンはオーシャンズ12を見た後だとなんか変な感じ。映画の最初は、「こいつ、いつヘマするんだろう?」なんて期待している自分に気づいたりもしたし。

とにかく全体的には面白かった。今度はアイデンティティの方も見てみよっかな。

勝手にランキング パート3 -今年見た映画-

2004年12月21日 | 映画日記
昨日に引き続いての勝手にランキング第3弾。今度は映画です!とりあえず24日にはもうメキシコに出発してしまうので、せめてその前にということで、、、。

ちなみに今回の対象としては、ブログに感想を書いていることと、作品の上映時期に関わらずとにかく僕が今年映画館、またはレンタル等で見たい映画が対象です。したがってかなり古い映画も入ったりしています。

1位 ラブ・アクチュアリー ブログはこちら
いやー、これはいい映画でした。凄くポジティブなメッセージを感じました。こんな時代だからこそ、なんだかほっとさせられる映画です。

2位 BEFORE SUNSET ブログはこちら
ハリウッドとは対極に位置する映画ですが、こういう映画の撮り方もあるんだなって教えられました。切なさがこみ上げてくる映画です。

3位 七人の侍 ブログはこちら
日本映画も捨てたものじゃありません!これを見て本当に衝撃のようなものを覚えました。凄いの一言、、、。

4位 僕のプレミア・ライフ ブログはこちら(すいません、完全にこれは僕の趣味です、はい、、、。)

5位 ソナチネ ブログはこちら

6位 ロード・オブ・ザ・リング(3作連続鑑賞) ブログはこちら

7位 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン ブログはこちら

8位 華氏911 ブログはこちら

9位 First 50 Dates ブログはこちら

10位 スーパーサイズ・ミー ブログはこちら

これ以外にも印象に残った映画として、Butterfly Effect、パッション、テイキング・ライブス、きみに読む物語、Maria Full of Graceなんかが挙げられます。こちらのブログも、検索機能を使って是非見てみてください!

しかしランキングにしてみてつくづく感じるのは、僕とハリウッドの大作はとても相性の悪いこと。メジャー路線が嫌いなのは僕の天邪鬼な性格を反映しているともいえますが、それ以上にやっぱり感覚的に合わないんですよね。そのときは楽しんでも記憶に残らないというか、なんというか、、、。

ちなみに今年見た最悪の映画は、「アラモ」(ブログはこちら)で、さっぱりわけが分かりませんでした。この映画は眠かったぁ、、、。

ということで、来年も映画みるぞっーーー!!

座頭市

2004年12月18日 | 映画日記
今日は朝一番で銀行に行って(土曜は午前中しか開いてないので)、帰ってきてチェルシー、マンUともに勝った事にちょっとがっかりしながら、借りてきたDVDの中のもう一枚、「座頭市」を観た。

たしか日本ではもうテレビでもやってるはずなので、あまりまわりくどい説明は置いておいて、基本的なストーリーは、時代劇によくある悪者をひたすら切って退治するような物語。主人公はタケシ演じる盲目のあんまさん。

結論から言えば、ソナチネほどの衝撃はなかった。でも、なかなかいい映画。ハリウッドなんで大量生産されているにような何の独自性もない映画に比べれば100倍マシ。この映画の見所はなんといっても、殺陣のシーン。これでもかというぐらいに残忍だけれども、それがゆえに同時に美しさも感じる。また、この映画のリズム感も独特。なぜかは語れないけれども、笑いどころの入れ方のリズムが、どちらかというとヨーロッパ系の映画に近いかも、、。

ただ僕が一番好きになれなかったのは最後のダンスのシーン。これは多分賛否両論あるところだと思うけど、僕はあまり好きになれなかった。せっかくそれまで続いていた残忍なシーンが続くゆえの映画のテンションをここで一気に下げてしまった感じ。どうせなら、あのテンションを最後まで引っ張って欲しかった。あと、あのダンスは誰に向かって踊っているのもとても疑問。意図は分かるけれども、あの世界はあの世界の中で完結させたほうが良かったと思う。ちょっとやりすぎかなって感じがした。

でも全体としてはとてもいい映画。今回も、「あぁ、こういう風に見せるんだ」って思ったことが何回も。今週末は北野武の才能を再確認させられた週末でした、、、、

ソナチネ

2004年12月17日 | 映画日記
なぜか今さら北野武監督の「ソナチネ」などを見てしまいました。発端は、「座頭市」を近くのブロックバスターで見つけて借りてみようかな、と思ったらなんと「ソナチネ」とセットで2枚組み。ということでまず最初に「ソナチネ」を見てみました。

って、いうかこの映画凄い!北野映画では未だにこれが最高傑作という人たちもいるけど、そういいたくなる理由は本当に分かる。これはほんとに傑作です。最初は正直あまり期待していなかったのですが、見た後には「日本でもこういう映画が撮れるんだ」と頭をかち割られたような気分でした。

一番この映画の好きなところは、本当に細部までこだわって美しく描かれている背景と、そこで行われる北野映画の代名詞でもある暴力の対比が、なんと絶妙なところ。暴力だけでもなく、美しいカメラワークだけでもなく、その2つがバランスよく交わることで、両方ともが際立って主張しているような映画に映りました。

いやぁ、これはビックリした。ほんとに、、、。これを見たら本当にタケシは天才だと思ってしまう。