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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

「恋人たちの予感」「めぐり逢えたら」 ラブコメ映画の名人女性監督・脚本家ノーラ・エフロンさん死去

2012年06月28日 | 映画

(「恋人たちの予感」の爆笑名場面。ちょっとキワドすぎて説明できません。是非観てください)



ノーラ・エフロンさんは米国の作家かつ映画脚本家で映画監督。アカデミー賞脚本部門で3回ノミネート。

白血病を患っていたエフロンさんは2012年6月26日、ニューヨークの病院で死去されたそうです。71歳でした。

うちのブログの人気記事に

ロマンティック・コメディ映画 ラブコメ洋画お勧めランキング ベスト10!改訂版!!

があるのですが、この記事のランキング入り作品の中で、エフロン作品は

1位 「恋人たちの予感」 脚本

5位 「めぐり逢えたら」  監督・脚本

ですから、すごいです。gooのこれまでに観たラブコメ映画のNo.1ランキング2位の「ユー・ガット・メール」でも製作・監督・脚本。ちなみにこれら3本ともメグ・ライアン主演です。

(私のラブコメランキング第1位 「恋人たちの予感」。Don't miss it!)


 

ラブコメばかりでなくて、アカデミー賞脚本賞にノミネートされたメリル・ストリープ主演「シルクウッド」や「ジュリー&ジュリア」もありましたね。

ほら、「恋人たちの予感」でメグ・ライアンがレストランでいつも細かい注文を付けていたでしょう?

あれはエフロンさんの実生活そのもので、彼女は食べ物や不動産、男女関係へのこだわりがすごいんです。それらを横軸にした知的でおしゃれな作風で、ラブコメ映画の復活に大きな役割を果たしたのが彼女です。

イメージ

ノーラ・エフロンさん(『Lucky Numbers』の撮影現場で)

 

 

エフロンさんの作品というとメグ・ライアンなど女優さんたちに注目が集まりがちですが、実は、男性の描き方が抜群にうまいから永遠に残るラブコメ作品になったんだと思います。

「ユー・ガット・メール」「めぐり逢えたら」のトム・ハンクス。「恋人たちの予感」のビリー・クリスタル。エフロンさんが私生活で個性的な男性を相手に大変な目に逢われたんだろうなあというご苦労がしのばれる作品でした(笑)

(「ウォーター・ゲート事件」の真相を暴き、後に「大統領の陰謀」でその活躍を描かれた実在の新聞記者、カール・バーンスタインと離婚。その課程を題材にしたのが「心みだれて」)

(「めぐり逢えたら」より ケーリー・グラントとデボラ・カーの名作「めぐり逢い」を観て泣く場面)



ノーラさん、本当に楽しませていただきました。ありがとうございます。

ノーラ・エフロンの後を継ぐのは、「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ?

女性作品ならではの楽しいラブコメを待望します。

ノーラさんが天国で微笑めるような。



 

現実はひどいもんだけど映画はいいなあ。。。

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N・エフロンさん死去、「ユー・ガット・メール」などの監督

2012年 06月 27日 13:23 JST

[ロサンゼルス 26日 ロイター] 映画「ユー・ガット・メール」や「恋人たちの予感」を手掛けた米映画監督で脚本家のノーラ・エフロンさんが26日、肺炎のため死去した。71歳だった。白血病で闘病生活を続けていたという。

ジャーナリスト出身のエフロンさんは、ウォーターゲート事件を暴いたワシントン・ポスト紙のカール・バーンスタイン氏との再婚後、映画界に 転身。同氏との離婚をもとにした小説は、ジャック・ニコルソンとメリル・ストリープが主演した「心みだれて」(1986年公開)として映画化された。

80年代後半から90年代にかけてラブコメディー作品で数多くのヒット作を輩出。メグ・ライアンとトム・ハンクス主演の「めぐり逢えたら」(93年)や「ユー・ガット・メール」(98年)では監督も務め、アカデミー賞にも3度ノミネートされた。

ニューヨーク市のブルームバーグ市長は声明で、「ノーラはいつも素敵なニューヨークの物語を愛し、誰もできないような形で語ってくれた」と述べ、エフロンさんの死を悼んだ。


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