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立憲民主党を離党した時の山尾志桜里衆院議員の言い分は、完全に山尾氏に理があったんですけどねえ。
山尾氏は2020年3月12日、同党などでつくる野党統一会派の会合で、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、安倍首相による「緊急事態宣言」を可能とする改正案の採決で反対することを表明し、宣言通り、同日の衆院本会議で反対票を投じました。
山尾氏はその前の統一会派の会合の中で、枝野代表や安住国対委員長らを前に
「承認規定があってもひっくり返せないというなら、私たちはほとんどの法案でひっくり返せることはない」
「それでも真摯(しんし)に質疑に立って、必要があれば与党を説得し、頑張って修正を勝ち取ろうと努力する。その結果がおかしければ、反対することで問題点をいまと未来に残す。それが野党の大事な仕事だ」
と訴えました。
そのうえで、山尾氏は
「野党議員が承認に加わってもどうせ覆らないと言ったら、野党議員のいる意味はない」
と当り前のことを説き、立憲民主党の決定に至る進め方についても
「民主的だとは思わない」
と言い切りました。
エンドレスに市民の人権が侵害され続ける。テレビもラジオも権力が支配。安倍首相に緊急事態宣言をできる力をやったら絶対にアカン。
その山尾氏が4月3日、超党派の勉強会を発足させました。
衆院議員会館で開いた初会合には、国民民主党の玉木雄一郎代表やれいわ新選組の山本太郎代表、自民党の中谷元・元防衛相ら与野党の議員が姿を見せたというのですが。
勉強会のテーマが
「海外に派遣された自衛官が現地で自動車事故などを起こした場合、国内法でも現地法でも処罰されない「法の空白」が生じている問題」
もう、ホントに、いまどうでもいい。
左から玉木氏、山本氏、中谷氏。
中谷氏と言えば安保法制の時の防衛大臣で
中谷防衛相の「現在の憲法をいかにこの法案に適応させていけばいいのか」発言の衝撃と野党の腰砕け
中谷防衛相「手りゅう弾、クラスター爆弾、劣化ウラン弾、大砲弾、ミサイル弾は武器でないから米軍に運搬」
で有名。
中谷元防衛相は元自衛隊員でもあるので参加したんでしょうが、いま自衛隊の話をするなら、新型コロナが急激にまん延しているアフリカや中東に派遣されている自衛隊を、一刻も早く日本に呼び戻してあげるという議論をしないと。
そしたら、自衛隊員が海外で交通事故を起こすという問題自体がなくなります。
とにかく、自衛隊が過失犯を犯したらどうするか3時間!!!勉強した後、山尾氏は記者団に、今後は経済対策や皇室制度などをテーマに議論していく考えを説明したというのですが、新型コロナ対策の経済政策なら意味がありますが、いま、皇室制度の議論をするのももう全くどうでもいい。
今回の勉強会は、勉強の中身はどうでもよくて、要は野党再編的な、自分の存在感をアピールするための示威行動。これでは山尾氏が新型インフルエンザ特措法の改悪に反対したのも、私利私欲だったということになりませんか?
これに同じく存在感がなくなってきた国民民主党とれいわ新選組がのっかったとしか見えない。期待できない野党が増えただけです。
新型コロナまん延の時に、こんなに密閉した空間に密集したらダメでしょう。で、議論の内容が自衛隊が海外で交通事故を起こしたらどうする、だなんて。
ちなみに、山尾氏が立憲民主党を離党した後の、時事通信とのインタビューで
―立憲の改憲論議に対する姿勢をどう評価するか。
私が憲法の中身の議論をすべきだと言った時、枝野幸男代表が不快感を表明した。それは立憲主義に反している。国会議員は国民に(憲法について考える)素材を提示する責任がある。安倍政権の土俵で憲法を論じるな、というのは愚民思想だ。
という問答をしているのを読んで呆れたのですが、この人も立憲主義が全然わかっていませんよね。
立憲主義というのは、全ての立法・行政・司法など国家の行為が人権保障の体系である憲法に従って行われることによって、多数決でも奪われない基本的人権が保障されるという原理原則です。
つまり、立憲主義は少数者の人権を多数決支配的な民主主義から守るための思想であって、国会議員が憲法論議をしないと立憲主義に反するだなんて、どこからも出てこないですよ。
山尾氏にとっては立憲主義でさえ改憲のための小道具の一つなんですね。
結局この人達も自分ファーストで、立憲主義も消費税減税も何もかも、党利党略の道具に過ぎないとしか見えません。
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2020.4.3 20:29 産経新聞
国際人道・人権の法体系に関する集会に臨む(左から)立憲民主党・山尾志桜里氏、国民民主党・玉木雄一郎代表。後方中央はれいわ新選組・山本太郎代表=3日午後、国会内(春名中撮影)
立憲民主党を離党し、無所属となった山尾志桜里衆院議員が呼び掛けた勉強会が3日、国会内で開かれ、国民民主党の玉木雄一郎代表とれいわ新選組の山本太郎代表が出席した。3氏は憲法改正や消費税減税をめぐって共通点もあり、野党合流の新たな軸になるとの見方が浮上している。立民執行部は批判勢力の結集につながりかねないと警戒する。(千田恒弥)
「永田町の非常識が世の中の求めている方向に変わっていくのではないか」
山尾氏は勉強会終了後、記者団にこう述べ、今回の取り組みを政党間の駆け引きを重視する“国対政治”の脱却につなげたいとの考えを強調した。
3日は海外に派遣された自衛官が現地で自動車事故などを起こした場合、国内法でも現地法でも処罰されない「法の空白」が生じている問題を議論した。山尾氏に近い大学教授らのほか、立民の海江田万里元経済産業相や自民党の中谷元・元防衛相も参加した。今後、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策や皇室制度も議論する。
もっとも、野党内でただの勉強会と受け取る向きは少ない。山尾氏と玉木氏、山本氏は政策的にも共通点があるためだ。
山尾氏は憲法の問題点を国民に示していくべきだとの立場で、議論すら封印する立民の枝野幸男代表には批判的だった。一方、玉木氏は改憲論議に前向きで、当選同期の山尾氏とは良好な関係を築いている。
また、山本氏は党の公約に消費税廃止(減税)を掲げているが、玉木氏と山尾氏も新型コロナを受けた経済対策としての消費税減税を主張している。
玉木氏は、勉強会について「右でも左でもない、現実的に求められていることへの具体的な取り組みだ。積極的に参加していきたい」と述べた。玉木氏は1月、枝野氏と進めた両党の合流協議が破談になり、次期衆院選に向けて次の一手を迫られている。
神経をとがらせるのが立民だ。枝野氏ら執行部は改憲議論だけでなく減税にも消極的だが、若手や中堅には減税を求める意見も根強い。立民中堅は「発信力のある政治家が与党に対抗できる目玉政策を掲げて新党を立ち上げたら、どうなるかわからない」と複雑な胸の内を明かす。
“立民外し”ともみえる山尾氏らの動きに、枝野氏は周囲にこう強がった。
「政局にすらならない」
山尾氏の集会にれいわ山本代表ら 自民・中谷氏も、存在感に臆測
2020年4月3日 19時25分 東京新聞
立憲民主党を離党し、無所属となった山尾志桜里衆院議員は3日、自衛隊を巡る法整備について国会議員と市民が議論する集会を国会内で開いた。国民民主党の玉木雄一郎代表やれいわ新選組の山本太郎代表、自民党の中谷元・元防衛相らが参加。山尾氏の狙いについて「野党内での存在感を強める目的では」(国民衆院議員)との見方もあり、臆測を呼びそうだ。
集会では、自衛隊員が海外派遣中に事故で現地住民を死亡させてしまうといった「過失犯」を日本の現行法で裁けない現状を改善する方策を議論。玉木氏は「ぜひ進めたい。積極的に参加する」と表明し、中谷氏も「検討に値する」と述べた。
(共同)
自衛隊を巡る法整備について国会議員と市民が議論する集会を開いた無所属の山尾衆院議員(手前左)。国民民主党の玉木代表(同右)、れいわ新選組の山本代表(中央)らが参加した=3日午後、国会
2020年03月29日07時35分
インタビューに答える山尾志桜里衆院議員=26日、東京都千代田区
立憲民主党を離党した山尾志桜里衆院議員は時事通信のインタビューに応じ、国会での憲法改正論議に消極的な立憲の姿勢を「立憲主義に反する」と指摘した。主なやりとりは次の通り。
―離党につながった改正新型インフルエンザ対策特別措置法の評価は。
(新型コロナウイルスでも発令可能となった緊急事態宣言は)重大な私権制限なので、国会が報告される客体ではなく承認する主体であるべきだ、との思いは今も変わっていない。野党から「承認主体になると責任を負わされる」などの意見が出たのは問題だ。
―立憲の党内手続きに問題はなかったか。
(自民、立憲両党の)国対委員長会談で締め切りと内容が決まり、「政策マター」が「国対マター」という言葉に取り込まれた。内容の議論をしっかり担保すべきで、対話と透明性がなかった。議院運営委員会などに国会運営の権限を握らせ直すべきだ。国対委員長をなくす政党が出てきたらいい。
インタビューに答える山尾志桜里衆院議員=26日、東京都千代田区
―立憲の改憲論議に対する姿勢をどう評価するか。
私が憲法の中身の議論をすべきだと言った時、枝野幸男代表が不快感を表明した。それは立憲主義に反している。国会議員は国民に(憲法について考える)素材を提示する責任がある。安倍政権の土俵で憲法を論じるな、というのは愚民思想だ。
―野党共同会派に残留した理由は。
国会議員に課せられているのは、国会で質疑に立ち、質問を通じて政策を形成したり問題点を世に問うたりする義務だ。会派にいないと果たし難くなるので希望した。
―新党結成など今後のビジョンを。
政党なのか政策集団なのか分からないが、対話と透明性のプラットフォームを新しいやり方でつくって実践できる場面があれば、誰かと連携することもゼロではない。自分なりの国家観を深め、文字にする作業もしている。永田町の手法にこだわる必要は全くなく、実現する仲間も国会議員であろうがなかろうが構わない。
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議員の行動を政局がらみでしか見ることのできないマスゴミの論評に乗せられてしまいましたね。
経緯についてはこちらも参考になります。事務局長の人のブログです。
https://ameblo.jp/matutake-nobuyuki/entry-12587530153.html
ブログ主の論調だと、今はコロナ以外の問題については何もするなという方向になってしまいます。
国際刑事法典の制定を国会に求める会
http://kokusaikeijihou.org/
山尾議員らの思惑はともかくとして、この会は随分前から準備されていたもので、単に自衛隊員の海外での交通事故の問題だけでなく、戦争法に基づいて戦闘行為に参加して誤って民間人を殺害してしまった場合やジェノサイドに関与してしまった場合など、深刻な問題について裁く法律がないことを指摘しています。
それを交通事故の問題だけについて話し合ったように矮小化するのはいかがなものかと思います。
>立憲民主党を離党した時の山尾志桜里衆院議員の言い分は、完全に山尾氏に理があったんですけどねえ。
今年に入り、安住国対の軽率発言に対して猛批判を浴びせかけていたし、今回も枝野代表への猛批判をしてからの離党。
たぶん、離党の理由付けはどうでも良かったのかもしれないほど、
以前から、党との関係に何かがあったんだろうな?、と思いましたね。
その何かが、比例区転出を拒否された、ではないか、さらに、なぜ、比例転出を望んだのか、との噂話を裏付けるような、
今回の勉強会となったようなカンジがしないでもない。
そして、離党しても院内会派には残りたい、でも、離党表明後の代議士会には出席しない姿を見せつけられると、
本当に、欲望に忠実な自分ファーストを感じざるを得ない。
ヤリたいことへの挑戦力や突破力は並々ならぬ執着心を感じさせるが、それ以外のことはどうでも良いってなカンジの人なんですかね。
不倫自体もそうですが、不倫報道後の彼女の生態を見ると、とにかく自分ファーストな人なんだろうな~、
その結果、だから、比例区からの出馬しか国会議員への道はない、となりふり構わず突っ走り始めたのかな、が感想。
彼女は弁が立つから、故に、その時々の発言と、後の言動との整合性には要注意が私の人物感。
ほら、そこらにもよくいるでしょ、言っていることとやっていることがズタボロの人とか。
まあ、要注意なのが、言ったそばからバレる嘘はつかない人でしょうかね。
でも、自分に関するズタボロ感には完全無欠の不感症で、
イケシャアシャアと何度も何度も平気でいろいろと、のたまっちゃって振る舞っちゃう人。w
確か、
「丁寧に切々と事態を理解できるように説明する人がネトウヨに敵わないのは、
相手のネトウヨが言動の整合性など気にせずに言いたいことを押しまくるだけだからだ」
と過去、宮武さんもそんな類のことを言っていたような記憶(その記事を今は見つけられないが見つかった時には紹介しますね)があるし、
最近、内田樹も「桜を見る会再論」記事で同様な意見を発しています。
http://blog.tatsuru.com/2020/02/01_1152.html
まあ、そんなご都合人など一切無視が一番、は本日、いつものように、ふと思った戯言です。