もともと、橋下徹氏が大阪府知事になってみたら、政令指定都市である大阪市のほうが権限も財源もあるのがわかって思いついたのが大阪「都」構想。
次の解散総選挙で必ず打倒自民党政権!その時は維新ともさようなら。
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大阪「都」構想とは大阪市が廃止されて大阪府だけになること、そんな基本的な事実も維新は隠そうとしていたとは。
大阪市を廃止して4つの特別区に分割して大阪府に統合する大阪「都」構想は、大阪府と市の両議会で制度案が可決され、コロナ禍の中、2020年11月1日にも住民投票が実施されます。
その住民投票の投票用紙に、前回には書かれていなかった「大阪市を廃止」という表現が、明記されることになりました!
大阪都構想に反対する市民らが「廃止」を明記するよう陳情し、2018年に大阪市議会が賛成の採択をしたにもかかわらず、維新代表の松井大阪市長は
「大阪市役所の廃止」(笑)
という表現にとどめるよう、2年間も粘って求めていたのですが、とうとう9月7日に市の選挙管理委員会が決定するのだそうです。
まあ、前回の住民投票でもパネルの図表の目盛りを変えたり、橋下徹大阪市長(当時)ほかの面々があの手この手で嘘をつき放題ついてきた維新の会ですので、驚きはしませんが、悪いことはできないものですね。
ついでに、
1 大阪都構想住民投票が賛成多数でも、大阪市が廃止されて構想が指導するのは早くて5年後の2025年であること
2 そうなっても大阪市が廃止されるだけで、大阪府が大阪都に「昇格」できるかどうかは全くの未定で、首都機能が大阪に持ってこられるかは皆目見当もつかない
ってことも、投票用紙に書いたらいいんですけどね。
大阪「都」にしたいなあ、なったらいいなあ構想っていうネーミングにしたら一番よかったのに(笑)。
ドラえもんの主題歌か!
橋下府政になって12年、大阪維新ができて10年。
これだけ大阪が地盤沈下しているのに、大阪都になったらいいな、というのは、
「空を自由に飛びったっいな~~」
っていうのと変わらないんですよ(笑)。
タケコプター以上の絵空事です。
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大阪都構想 投票用紙に「市を廃止」明記、陳情考慮
2018年に市議会で採択された市の廃止を明確にするよう求める陳情を考慮したもので、僅差で否決された前回15年の住民投票の用紙には盛り込まれていなかった。
市選挙管理委員会が7日に開催する会議で、住民投票を10月12日告示、11月1日投開票とする日程とともに正式決定される見通し。
市関係者によると、市選管は複数の弁護士事務所から「問題ない」との見解を得て明記する方針を決定。この報告を受けた松井一郎市長(大阪維新の会代表)は「大阪市役所を廃止」と文言を変更するよう求めたが、変えなかったという。都構想推進派の大阪維新の市議は「(廃止が強調され)反対への誘導につながりかねず不公平だ」と話した。
投票用紙の様式は大都市地域特別区設置法の施行規則に基づき市選管が決める。15年の用紙には「大阪市における特別区の設置についての投票」と書かれていたが、「市が存続したまま特別区が設置されるとの誤解を与える」として、市の廃止を明記するよう求める陳情書が18年5月の市議会に提出され、賛成多数で採択された。(共同)
09/05 18:09 朝日放送
いわゆる「大阪都構想」の住民投票の用紙に、前回にはなかった「大阪市を廃止」という表現が、明記される方針であることがわかりました。
大阪市を廃止して4つの特別区に分割する「大阪都構想」は、府と市の両議会で制度案が可決され、11月1日にも住民投票が実施されます。関係者によりますと、住民投票の用紙に、前回には書かれていなかった「大阪市を廃止」という表現が、明記される方針であることがわかりました。市民らが「廃止」を明記するよう陳情し、市議会が賛成の採択をしたいっぽう、松井大阪市長は「大阪市役所の廃止」という表現にとどめるよう求めていて、7日に市の選挙管理委員会が決定する予定です。
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ちゃんと説明してくれなかったと言う文句ほど非生産的なものはありません。“むしり取る”と言うのが橋下徹氏がつい口を滑らした都構想のキーワードです。ここに都構想の本質の全てがあります。大阪市のお金や権限を大阪府が取り上げる、一旦お金と権限が一ヶ所にボンと増えるわけです。これはもらう方は嬉しい。急にお金が増えた自分の財布を想像したらわかります。気持ちが豊かになるでしょう。数年は盛り上がると思います。で、無責任になって無駄遣いが増えるでしょう。バブル経済と同じような愚策が次々と行われるはずです。
松井市長の行政手腕はバツでした。部下の公務員たちを「給料が減らない連中」として蔑んできたのです。おかげで定額給付金の支給も相当もたつきました。雨合羽もほったらかしです。そんなリーダーは下の下です。組織が変わりシステムが変わるにです。必ず混乱が起きます。そんな時に部下の働く人間たちを信用できず馬鹿にするので絶対に失敗するのです。
反対意見を安心して言える雰囲気はリーダーが保証すべきものです。でないと見落としが発生します。民主主義の根幹がこれなのです。少数派は問題の当事者です、だからなんとかしたいと必死に考えます。その点で彼らの意見は概ね正しいのです。それを無責任な多数派は想像力を働かせて理解しないといけません。これで双方に責任が発生し互いに信頼関係が得られます。ただし、問題があります。少数派の意見が全て正しいわけではないと言う事です。少数派が必死な分見落としているものがないか多数派は客観的に眺める必要があるのです。これが民主主義の優れた点です。知恵を出しやすい雰囲気が出てくるのです。良い知恵がいい行動を引き出し結果を残すわけです。
今は日本も大阪も色々とややこしい問題が山積しています。危機的な状況です。だから強力なリーダーシップとかすぐ決める政治とか言われます。これは本来おかしいのです。危機的な状況が起きる前にしっかり話し合って準備してこなかっただけのことなのです。「備えあれば憂いなし」が本来の政治でありそのための民主主義です。独裁制と民主制を比べるとその危機が起きる前の行動に差が出てきます。独裁制は準備はしません。その場の思いつきで強引にことを進めます。だから後ですごいしっぺ返しがきます。大抵は滅んでしまうのです。歴史が証明しています。
今、大阪に必要なことはまず情報をしっかり収集することです。一体何が起きているのかをできるだけ多くの住民とともにその情報を共有することを地道にやらないと本当の改革は無理なのです。都合の悪い事がいっぱい起きています。「成長を止めるな」なんて言っていますが大阪は成長などしていません。住民をごまかすためのスローガンなのです。維新はなぜか情報を軽視します。都合の良いことしか言わないし聞きません。
情報が正しく集められるとそれだけ判断が正しく行えるし感情的な対立も減ります。そこで問題点を整理して優先順位を決めて行動に移すのです。これが民主主義です。面倒です。我慢がいる。時間もかかる。でも急がば回れでです。この手間をしっかりかけることでこれが将来の危機についての備えにつながります。9条を変えろと言う人ほど今できる準備のことは全く考えません。ただ将来敵が攻めてきたらどうするんだと言う恐怖のみで吠えているのです。民主主義はそのような恐怖も認めつつ、今できること、例えば外交交渉や国内のインフラ整備、福祉政策を多方面から考えます。これで有効な国防体制を築いていくわけです。ミサイルとかイージスアショアとか戦闘機だけの問題ではないのです。
サイレントマジョリティーがどう考えているかで都構想、そして大阪の将来が決まるでしょう。まだまだなんとかなる状況ではあります。
こういうの京都(市)にもあって、明治になって新しく学制が敷かれると、市民はこぞって新しい学校の設立に金を出しあったっていいますね。
でも今じゃそういうの無くなったんですよね。だから自治意識も薄れたんですよ。都道府県って本当は「地方自治体」なんかじゃないんですよ。国の行政区画なんですね。
その府に大阪市を召し上げられて何も感じないってことは郷土愛が無いからなんですよ。あるのは我利だけ。我利我利亡者ってチと言い過ぎ?市バスの運転手の給料をカットして溜飲を下げる?情けないことですね。まあそうなったについては理由もあるんでしょうがね。
市章です。大阪市は「澪標(みおつくし)」。かつて水路の標識として使われていた澪標を市章にしています。
それから市歌です。
1.高津の宮の昔より よよの栄を重ねきて 民のかまどに立つ煙 にぎわいまさる 大阪市 にぎわいまさる 大阪市
2.なにわの春のあさぼらけ 生気ちまたにみなぎりて 物みな動くなりわいの 力ぞ強き 大阪市 力ぞ強き 大阪市
3.東洋一の商工地 咲くやこの花さきがけて
よもに香りを送るべき 務めぞ重き 大阪市 務めぞ重き 大阪市
この歌がなくなるのです。
因みに、大阪府の歌はありません。都道府県の中で唯一大阪府だけが歌がないと聞いております。
さて、市章「みおつくし」を失ったら、標識を失くした大阪はどこへ向かうことになるのでしょうか。