ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

第100回箱根駅伝・往路総括

2024-01-03 07:17:22 | マラソン・レース
「一強」と言われた駒大に青学が大差をつけて往路優勝するとジャイアントキリングをやってみせました。
駒大とて完全優勝を果たした昨年の記録を上回る往路新記録だったのですから、それを上回った青学は本当にすごい。

勝因の第一はやはり「負けてたまるか大作戦」、原監督が最強王者・駒大と戦い、勝つんだという意思を明確に示したということだと思います。

駒大は、10000m27分台の篠原、鈴木、佐藤、学生ランナーを代表する三本柱を1,2,3区に並べてきた。序盤から後続をぶっちぎる作戦です。
青学も主力3選手を並べましたが、10000mの持ちタイムは1分近く違う。でも3名がそれぞれの役割を果たし、3区終了時点でわずか4秒だけど駒大の前に出た。
飛び出した1区・篠原を追走し、最後は力尽きたものの35秒差の9位に粘った荒巻。
前半は前を追う集団の中で足を残し、最後の坂で駒大との差を22秒まで詰めた黒田。この時点で早くも駒大、青学のマッチレースの様相です。
そして学生最強ランナー・佐藤を仕留めた駅伝男・太田。
駒大の目論見を砕き、わずか4秒差ではあるものの駒大の前でタスキをつないだ青学は、流れに乗って4,5区でそれぞれ1分以上差を広げ足のこのゴールに飛び込みました。

復路ですが、青学と駒大との差は2分38秒、安全圏とは言えませんが、青学が何か失敗しなければ追いつけない差ではあると思います。
6区の山下りで差が詰まらなければ、そのまま行っちゃうんじゃないかな。

青学が速すぎて、繰り上げ一斉スタートがなんと16チーム。復路は見た目と実際の順位が違う、カオスなレースになりそうです。
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