ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

二足歩行型ロボット

2014-05-05 17:36:20 | 政治経済
来日したオバマ大統領に、お台場の日本科学未来館で二本足で歩く青いロボットを紹介したのは、普段着のシャツによれよれのジーンズ姿の若者、中西さんと浦田さん。
元東大助教の二人は2年前にシャフトを設立、福島第1原発事故のような災害現場の活動を目的とした二足歩行ロボットを開発、卓越した技術力で、米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が主催するコンテストに優勝した。
31歳の浦田さんが開発したのは、高速で動く強力なモーターと、どこに足をつけばよいのかを瞬時に計算するソフト、その足は「ウラタレッグ」と呼ばれる。不整地でも歩けるロボットである。

シャフト、二足歩行マニピュレーターと聞いて私が当然思いつくのは、あの往年の名作「機動警察パトレイバー」です。

主人公たち警視庁特車二課の面々が使用するのは篠原重工製の「98式AVイングラム」、そのイングラムの最大のライバル、グリフォンを作ったのがシャフト土浦工場でした。
アニメになったのが90年とかでしたので、中西さん、浦田さんはまだ小学校の低学年か。
でも、二人で立ち上げたベンチャーにこの名前を冠したのは、あのアニメの影響に違いありません。(私の思い込みかもしれませんが、、)
日本のロボット技術が常に世界の最先端にあるのは、鉄腕アトムをはじめ、日本のアニメが子供たちに夢を与えてきたから、私はそう信じています。

ところでこのシャフト、資金回収の見通しがつかないロボット開発に国内のベンチャーキャピタルが二の足を踏む中、昨年の11月、インターネット検索大手のグーグルに買収されました。
グーグルは、シャフトの他にも、ロボットのベンチャー会社を数社買収しており、グーグルが何を考えているのか、次世代のロボット技術を取り込もうとしていることは確かです。
日本の夢と技術が米国に買収される、これもまた厳しい現実です。
 
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