最近読んだ「中国人エリートは日本をこう見る」という本に、中国では、小泉元首相は意外と人気があると書かれていて、へーって思いました。日本の首相にしては珍しく、意見がハッキリしていて行動力もあるからということのようです。
小泉さんといえば、靖国神社を公式参拝して、日中関係を致命的に悪化させた張本人ですが、中国の一般大衆や政治家の反応、マスコミ報道と、エリート、知識人と呼ばれる人の思いは全然違うということでしょう。まあ、数の上では少数意見なんでしょうが。
小泉さん以前と小泉さん以後で、自民党が確実に変わったと思うことの一つに、総裁選挙があります。
小泉さん以前は、総裁選挙は組織内に対立・遺恨を残す悪いやり方で、総裁は話合いで決めるのが良いとされていました。
まるで相撲協会のような前近代的な理屈が、与党内で罷り通っていたわけです。
これって、聖徳太子の十七条憲法ですよね。
第1条が「和を持って尊しとなす」ってやつ。この後、睦まじく話合いをして決めるべしと続きます。
私は、この聖徳太子の憲法の第1条と、日本国憲法の第9条ほど、「日本の常識は世界の非常識」、独りよがりなものはないと思っていますし、その非常識さを多くの人が認識していないという現状を憂いています。
自民党が、小泉さんによって聖徳太子の呪縛から離れ、普通に民主主義ができるようになったということは、日本にとって大変に良いことで、それゆえ私は、小泉さん以降はずっと自民党を支持し続けています。
ところで、今の政情、ひどいですよね。
今選挙をすれば、100人が100人、民主党は与党から滑り落ちると思っている。
にもかかわらず、民主党が解散総選挙をしないのは、往生際が悪いというか、みぐるしい保身、民主主義への背信としか思えない。
この後に及んで、「消費税増税反対」とか、「国民が一番」とか言ったって、「議員でいたい、ただそれだけでしょって、みんなそう思っちゃってますから、無駄な抵抗です。
小泉さんの「痛みを伴う改革」「米百俵」とえらい違いです。
別に野田さんが悪いと思っているわけではない、むしろ頑張っていると思うのですが、最初の人があまりにもひど過ぎた。地滑り的敗北、レイムダック、相撲でいえば死に体です。
話はまたまた変わりますが、カトリック教会に昔からある制度で、「悪魔の代理人」というのがあるそうです。
教皇とか、組織内の重職を選出する際に、悪魔という神と正反対の立場から、候補者を吟味、批判するそうで、真に優秀なリーダーを選出するための知恵のようです。
確かに鳩山さんは民主党の立役者(というか、スポンサー?)、でも、彼が本当に首相にふさわしかったか、そういうことを冷静に、客観的に、あの中世のカトリック教会で出来ていたことが、民主党は出来なかった、そういうことなのかなと思ったりします。
早くこの状況何とかしてほしいですよね、先進国として、恥ずかしい限りです。
政治家のゴールって、国がどうあるべきかだと思うのですが、そう思っていない人がたくさんいるってことなんでしょうか。
組織内にいると、岡目八目、大局的な判断が出来なくなってしまう、そういうことなんでしょうか。
非常に僭越極まりない素人考えなのですが、自分が首相だったら日本をこうするってのが、容易にいろいろと思いついてしまいます。
これって、今まで自分の中でなかったことです。
自分がレベルアップしたのではなくって、政治ががレベルダウンした、そういうことですよね。きっと。
小泉さんといえば、靖国神社を公式参拝して、日中関係を致命的に悪化させた張本人ですが、中国の一般大衆や政治家の反応、マスコミ報道と、エリート、知識人と呼ばれる人の思いは全然違うということでしょう。まあ、数の上では少数意見なんでしょうが。
小泉さん以前と小泉さん以後で、自民党が確実に変わったと思うことの一つに、総裁選挙があります。
小泉さん以前は、総裁選挙は組織内に対立・遺恨を残す悪いやり方で、総裁は話合いで決めるのが良いとされていました。
まるで相撲協会のような前近代的な理屈が、与党内で罷り通っていたわけです。
これって、聖徳太子の十七条憲法ですよね。
第1条が「和を持って尊しとなす」ってやつ。この後、睦まじく話合いをして決めるべしと続きます。
私は、この聖徳太子の憲法の第1条と、日本国憲法の第9条ほど、「日本の常識は世界の非常識」、独りよがりなものはないと思っていますし、その非常識さを多くの人が認識していないという現状を憂いています。
自民党が、小泉さんによって聖徳太子の呪縛から離れ、普通に民主主義ができるようになったということは、日本にとって大変に良いことで、それゆえ私は、小泉さん以降はずっと自民党を支持し続けています。
ところで、今の政情、ひどいですよね。
今選挙をすれば、100人が100人、民主党は与党から滑り落ちると思っている。
にもかかわらず、民主党が解散総選挙をしないのは、往生際が悪いというか、みぐるしい保身、民主主義への背信としか思えない。
この後に及んで、「消費税増税反対」とか、「国民が一番」とか言ったって、「議員でいたい、ただそれだけでしょって、みんなそう思っちゃってますから、無駄な抵抗です。
小泉さんの「痛みを伴う改革」「米百俵」とえらい違いです。
別に野田さんが悪いと思っているわけではない、むしろ頑張っていると思うのですが、最初の人があまりにもひど過ぎた。地滑り的敗北、レイムダック、相撲でいえば死に体です。
話はまたまた変わりますが、カトリック教会に昔からある制度で、「悪魔の代理人」というのがあるそうです。
教皇とか、組織内の重職を選出する際に、悪魔という神と正反対の立場から、候補者を吟味、批判するそうで、真に優秀なリーダーを選出するための知恵のようです。
確かに鳩山さんは民主党の立役者(というか、スポンサー?)、でも、彼が本当に首相にふさわしかったか、そういうことを冷静に、客観的に、あの中世のカトリック教会で出来ていたことが、民主党は出来なかった、そういうことなのかなと思ったりします。
早くこの状況何とかしてほしいですよね、先進国として、恥ずかしい限りです。
政治家のゴールって、国がどうあるべきかだと思うのですが、そう思っていない人がたくさんいるってことなんでしょうか。
組織内にいると、岡目八目、大局的な判断が出来なくなってしまう、そういうことなんでしょうか。
非常に僭越極まりない素人考えなのですが、自分が首相だったら日本をこうするってのが、容易にいろいろと思いついてしまいます。
これって、今まで自分の中でなかったことです。
自分がレベルアップしたのではなくって、政治ががレベルダウンした、そういうことですよね。きっと。
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