ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

あだち充「クロスゲーム」

2009-05-20 01:13:23 | 漫画・アニメ
こんにちは。あだち充評論家のRASCALです。

「クロスゲーム」、基本的に深夜アニメ・ファンの私ですが、この作品はあだち充なので見てます。

あだち充の代表作と言えば、一般的にはこれはもう「タッチ」なわけですが、この作品は男1人に女が2人の「タッチ」の逆バージョン。そして本命が不慮の事故で死んでしまうところも同じ。

スポーツ用品店の息子、樹多村光は、バッティングセンター&喫茶店「クローバー」の月島四姉妹と幼なじみ。
光は、同い年で明るくて素直で、学年一カワイイ次女の若葉と仲がいい。小学5年生にしてもう恋人同士?でも、ひとつ違いの無愛想な三女青葉とは何となく仲が悪い。でも、まあ、これは大好きな姉を取られちゃったからでしょうね。


若葉は、キャンプから帰ってきたら二人で夏祭りに行こうと光と約束、しかしそのキャンプ先の水の事故で帰らぬ人になってしまう。
タッチで和也が事故で死んじゃう時もそうでしたが、こういうときの演出がうまいんですよね。
午後から臨時休業になったバッティングセンター、高校野球中継の途中で突然流れたニュース、そして何事もなかったように再開される野球中継、お葬式。涙を流す恋敵、赤石を見て「そうか、泣けばいいんだ。こんなときは。」と気づく光。。。

4年の歳月が流れ、女子ながら野球部のエースとして活躍する三女青葉、そしてキャプテンは昔の光の恋敵、赤石。


一方、光は月島バッティングセンターのホームラン王ながら無所属。


4年前、若葉にどんな男が好きなのかと聞かれた青葉は、「160キロのストレートが投げられる男。」と答える。若葉は、光ならできるかもしれないと言う、そして「奪っちゃダメだからね。」
赤石もまた、キャンプへ行く朝、若葉から、光と赤石が甲子園でバッテリーを組んでいた夢を見たと告げられた。夢の主役はもちろんピッチャーの光、たとえ脇役でも、若葉の夢の中にいられたことに幸せを感じた赤石。

草野球で光と対決した青葉、そしてそれを見ていた赤石は、光の野球のセンスに気づく。
ようやく光の素質に気づいた光の親友、中西に向かって「遅いんだよ。気づくのが。」と赤石。そう、若葉は、4年前に気付いていた。


光は野球の練習を毎日欠かさず続けるようになり、そして中西、赤石、光の3人は高等部の野球部に入部する。
あの夏、若葉が見た夢が、今、こうして動き始める。

光役は入野自由(みゆ)さん、「千と千尋の神隠し」のハクのイメージが強いのですが、ちゃんと声優さんになってたんですね。
ヒロインの青葉役は戸松遥さん、宇宙人とか、神様とか、幽霊とか、精霊とか、そんなのばかりかと思ったら普通の役もやるんですね。

サイテーの鬼監督が出てくるのは「タッチ」と一緒、ヒロインの青葉とけんかばかりしているところは「ラフ」と一緒、ですかね。
あだち充の作品は大体読んでいるのですが、この作品は未読、パターンが決まっていて、すぐに先が読めてしまうのがあだち充のいいところですが、このまま未読でアニメを楽しもうと思っています。
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