ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

箱根駅伝(TV)観戦記(往路)

2018-01-02 18:34:21 | ランニング
正月恒例、少しだけマニアックな箱根駅伝観戦記です。

結果から見れば、「駅伝は先手必勝」を絵にかいたような東洋大学の往路優勝でした。東海大、順大も先手必勝を狙っていたのでしょうが、東海大は關くんが故障?で無念の1区エントリー変更、順大は2区のオリンピアン、1万メーター27分台の塩尻くんが不発。

東洋大1区の1年生西山くん、快走でした。ややスローペースだったのでラスト勝負、昨年同様、上位陣はそんなに差がつかないのではと思いましたが、みごとなロングスパートで神大、青学、東海大の3強に25秒ら32秒の差をつけた。これが2区以降で効きました。
2区は圧巻、なんと1時間7分台が5人、山梨学院大のニャイロ、拓殖大のデレセ、神奈川大の鈴木健吾はやるだろうなと思っていたけど、それほど実績のなかった青学の森田くん、東洋大の相澤くんも、正に花の2区でした。特に学生界NO.1ランナーの鈴木健吾くんとの2位争いをして振り切った森田くん、ニャイロと同タイムの区間賞、1位の東洋大と22秒差。この時点であえてエースの田村くんを3区に回した原監督、してやったりと思いました。
ところが駅伝は分からない。東洋大の山本くんがここで堅実な走りを見せる。一時は田村くんに8秒差まで詰め寄られるも、後半に余裕を残していた。逆に差を広げての襷リレー、並走だったら多分こうはいかなかっただろう、1区で西山くんが作った貯金がここで生きました。
勝負の5区山登り、今年の区間賞は法政大学の青木選手、でも昨年から5区が約2km短くなっている影響で、1位と5位のタイム差が1分、真ん中の11位とのタイム差が3分、「山の神」時代のような大逆転は起こりにくい。安井くんが区間2位の走りで往路3位に順位を上げた早稲田大学、東洋の田中くん、青学の竹石くんに危ない感じもあったので、もし5区が以前の距離だったら、あるいは、と思わせるところがありました。

さて、明日の復路ですが、トップ東洋、2位の青学が36秒差、3位早稲田が1分56秒差、優勝の可能性はこの3チームに絞られたと言っていいでしょう。4,5,6位の拓殖、法政、城西も5分差以内ですが、地力が違う。優勝候補に挙げられていた東海、神大もタイム差からして圏外。

明日は6区山下りが鍵、青学の6区は昨年、一昨年と区間2位の小野田くん、一方東洋は箱根初出場の今西くん、当然青学はここで逆転を狙ってくる。
7区が青学は1年生、東洋は多分エントリー変更で主将の小笹くんがくるでしょう。
8区は青学がエントリー変更で2年連続8区区間賞のエース下田くん、でも「30秒差なら下田で逆転できる」なんて言っていると今日の3区みたいなことがあるかもしれない。青学は前に出て下田くんに襷を渡したいところ、7区で青学が逆転していれば青学優勝、そうでなければ10区までもつれるかも。

早稲田はちょっと届かないかな。追ってくる可能性のある7位の東海大とは3分以上の差があるので、6,7区で差を詰められなければ、3位KEEPの作戦になるのでは。

予想とやや顔ぶれが変わった様相の箱根駅伝復路ですが、東洋VS青学の一騎打ちに期待です。
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