大阪ミックスジュース考

新入社員時代、22歳から28歳までの6年間、大阪勤務だった。
その当時、喫茶店等でコーヒーに次いで良く飲んだ、ポピュラーな飲み物がミックスジュースだった。
大阪の夏は暑い。外回りで汗まみれになった時に立ち寄った喫茶店でよくこれを注文した。
作り方は、私の記憶では、みかんと黄桃（缶詰であることが多かった）とバナナを牛乳と砂糖と氷と共にミキサーにかけていたと思う。
バナナの繊維質が舌に残る、濃厚な味だったと記憶している。

このジュース、発祥の地は、串カツ同様、悪しい通天閣界隈、新世界かジャンジャン横丁とかあのあたりらしい。串カツは今や全国区だが、ミックスジュースは首都圏ではまずもってほとんど見かけなかった。

先日、「まいばすけっと」で「みっくちゅじゅーちゅ」なるペットボトルを発見。
なんでもペットボトル等の清涼飲料水は、天然果汁100%でないとジュースとは表示できないそうで、この命名は苦肉の策ということか。
肝心のお味は、本場のミックスジュースに比べると濃厚さが足りないように思える。

友人からの情報で、サンマルクカフェにその名も「大阪ミックスジュース」というメニューがあるそうなので、今度TRYしたい。