領土は、100年間実効支配すると、国際慣習上その国の領土と認められるという話を聞いたことがあります。
ちなみに香港は、新界地区と呼ばれる大陸側の部分が英国領となってから99年目にあたる1997年に中国に返還されました。
ところで、竹島は1952年より韓国が、北方四島は1945年よりソ連・ロシアが、尖閣諸島は100年以上にわたって日本が、実効支配をしています。
1910年より1945年までは、そ . . . 本文を読む
尖閣諸島は100%文句なく絶対に日本の領土、いちゃもんをつけてくる中国はどうかしていると思いますが、竹島に関しては、本当のところ、微妙だと思っています。
なんせ、人が住んだことのない無人島ですから。
日本は国際司法裁判所(ICJ)への付託を主張、韓国はこれを拒否しているわけですが、仮にICJの判断を仰いだところで、一方的にどちらかの領土ということにはならないような気がします。
もちろん、日本とし . . . 本文を読む
イラン訪問も相当にびっくりしましたが、さすがにこれにはぶったまげました。
なんでも、デモ隊の方と「思いは同じ」だそうで。
大飯原発再稼働は野田首相が決めたこと、それを同じ民主党の元首相が、反対デモにまで参加する。
でも、問題は、そんな簡単な話ではありません。
鳩山さんといえば、09年の首相当時、国連で「2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減する」と公約し、世界の喝さいを浴びるとと . . . 本文を読む
中部電力の社員が公聴会で原発擁護の発言をしたと騒ぎになっている光景を、TBSの「朝ズバ」で見た。
ここぞとばかりに正義の味方が、寄ってたかって中部電力とこの社員を批難した。
でも、なんか、ポイントがずれているというか、本末転倒というか、エモーショナルというか、冷静になれよと思ってしまったのは私だけでしょうか。
そもそも公聴会自体は、原発賛成、反対、中間派を3人ずつ集めて意見を聞くことが趣旨。
当 . . . 本文を読む
小沢さんの新党の名前、「国民の生活が一番」ですって?
もう「お笑い」のレベルを突き抜けてます。
そのまま「小沢新党」で良かったんじゃないの、どうかっこつけたってそれでしかないんだもの。
政策は「増税、原発反対」だそうで、どこまでも野党気分の抜けない人です。
今の日本の税収は約40兆円なのに歳出は90兆円近い。
少子高齢化で給与所得者人口は減少し続ける一方、社会保障費は国債の償還費を除けば最大の支 . . . 本文を読む
大飯原発再稼働に消費税増税法案、野田首相、サンドバックになりながらも、めげることなく、粘り強く頑張ってますよね。
最初は、「Noda?Who?」とか思いましたが、汚れ役から決して逃げないその姿勢、愚直な、でも信頼できるリーダーって感じです。
でも、大飯原発の本格再稼働、7月下旬ですってね。
真夏、来ちゃってるじゃないですか。せっかくの決断が効果半減です。
野田首相は今月初旬に決断しようとしていた . . . 本文を読む
「羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)」、熱かった吸い物に懲りて、ついつい膾のような冷たい料理も吹いて冷ますということから、「一度しでかした失敗に懲りて、必要以上の用心をする」ことを言います。
私は東京生まれ、東京育ちですが、新入社員時代に約6年間、大阪勤務を経験しました。
その時思ったのは、「大阪は暑い」という事。東京も夏は暑いですが、でも、絶対大阪の方が暑い。
その大阪ですが、 . . . 本文を読む
GHQ(連合国最高指令本部)、大東亜戦争敗戦後の昭和20年から26年まで日本を実効支配した組織で、事実上は米国の進駐軍でした。
彼らの目的は「日本が二度と戦争が出来ないように徹底的に武装解除すること」と「日本の赤化を防ぎ、西側陣営に引き入れ、共産主義拡大の防潮堤とすること」で、この目的は完璧に達成されたといっていいでしょう。
このGHQが取った占領政策で、全く変更なく今も残っているものが2つありま . . . 本文を読む
突然真面目な話で恐縮ですが、政治の世界で、よく「国民の負託に応える」という台詞が出てきます。
この「負託」ということばの意味は「期待して任せる」ということであり、それが間接民主主義のあり方です。
すなわち政治家は己の政治信条、日本が目指すべき姿、政治公約などを国民に明らかにし、選挙を通して信を問う。
そして、晴れて政治家になった暁には、その信条に沿って、思うままに政治を行う。
その際、政治公約はあ . . . 本文を読む
震災復興対策の財源としての増税の議論がされていますが、そもそも補正予算はせいぜい数兆円規模、大勢に影響がある金額ではありません。
日本の財政は、歳出92兆円に対して税収は40兆円程度。歳入の半分以上を国債でまかなっている状態で、当然国債は雪だるま式に膨れ上がっていきます。
私は、今回の震災が、真面目に国家財政のことを考えるいい機会になってくれればと思っています。
国家財政を根本的に再建しようとビ . . . 本文を読む