2017 JUNIOR BACH FESTIVAL, Concert 4, Part 1
例によってユーチューブを見ていると、ある一つの演奏が印象に残った。
この映像の最初にひいている女の子(薄紫のワンピースをきている)の演奏だ。
何よりも感じるのは音の扱いがとても丁寧であること。
そして彼女が鍵盤に触るや否や紡ぎだされてくる音のずば抜けた美しさ。
何が美しいかというと、その肌触りである。
強いてたとえれば良質の絹のような肌触り…これはバッハの音楽からのみ感じるもので…あぁ、これを言葉で表現できたら…どんなにいいかと思う。
とにかく彼女の演奏からはそれがはっきりと感じられる。
音の透徹した深い透明度。
そしてその彼女の演奏から想像できる彼女の誠実な人柄とそのふかい感受性。
こういう才能のある人というのは、以外にも世の中にはある程度いると思う。
でも、その中でも芽が出る(芽が出るというのはそれでプロとしてやっていけるようになる人)はその中のさらにさらにわずかの人でしかない。
それはたぶん才能の問題ではなく、言ってしまえば運命の問題だろう。
そういうと単なる運の問題ではない、努力の部分が大きいという人がいるだろう。
しかし、努力できるというのも才能であり、その才能を授かっているか否かというのも広い意味の運命である。
ただ、たとえプロとしてやっていけなくても、これだけのたぐいまれな才能を持って生まれてきているというだけでもそのひとは間違いなく幸運である。
なぜならその人には大部分の人には聞こえない音が聞こえ、大部分の人には見えない、言葉による表現をはるかに超えた美しい音の織物を紡ぎ、それを身に纏うことができるからである。
ある意味それだけでも「神に選ばれし人」と言っても言い過ぎではないだろう。
この子の将来がどうなるかは僕にはわからない。
ただ一つだけ言えることは、人生のどんな時も、順風の時も逆風の時にも、古の偉大な芸術家たちが創造した美の織物が彼女を包み、このある意味非常にシャープな現実を逃れて、言語を絶する美の桃源郷へといざなってくれるだろうと云う事だ。
ほんの数分の演奏だったが、この演奏が僕をどれだけ幸せにしてくれたかということは…やはり言葉を越えている。

最後に前回出した写真を画像加工ソフトを使って加工してみた。
どうだろう…確かに少しは良くなったかもしれない。ただ、あまり明るくしすぎると「妖しい」雰囲気がうすれ、それと同調するように醸し出している荘厳な雰囲気も同時に薄れていく。
あまりに周りを明るくしすぎると、この写真の持ち味である明と暗のコントラスト、そしてそれが生み出すあたかも仏が忽然と降臨し御堂として具現化したかのような神秘性が失われていく...
なかなか難しい。
今回画像加工ソフトというものを初めて使ってみたが、なかなか面白い。
Photoshop lightroomというのが巷では評価が高いみたいだが、購入しようかなと思っている。
ちなみにこれはニコンユーザーなら無料で使えるCapture Nx-dというものを使って行った。
見よう見まねでいじってみたが、本当に面白い。
例によってユーチューブを見ていると、ある一つの演奏が印象に残った。
この映像の最初にひいている女の子(薄紫のワンピースをきている)の演奏だ。
何よりも感じるのは音の扱いがとても丁寧であること。
そして彼女が鍵盤に触るや否や紡ぎだされてくる音のずば抜けた美しさ。
何が美しいかというと、その肌触りである。
強いてたとえれば良質の絹のような肌触り…これはバッハの音楽からのみ感じるもので…あぁ、これを言葉で表現できたら…どんなにいいかと思う。
とにかく彼女の演奏からはそれがはっきりと感じられる。
音の透徹した深い透明度。
そしてその彼女の演奏から想像できる彼女の誠実な人柄とそのふかい感受性。
こういう才能のある人というのは、以外にも世の中にはある程度いると思う。
でも、その中でも芽が出る(芽が出るというのはそれでプロとしてやっていけるようになる人)はその中のさらにさらにわずかの人でしかない。
それはたぶん才能の問題ではなく、言ってしまえば運命の問題だろう。
そういうと単なる運の問題ではない、努力の部分が大きいという人がいるだろう。
しかし、努力できるというのも才能であり、その才能を授かっているか否かというのも広い意味の運命である。
ただ、たとえプロとしてやっていけなくても、これだけのたぐいまれな才能を持って生まれてきているというだけでもそのひとは間違いなく幸運である。
なぜならその人には大部分の人には聞こえない音が聞こえ、大部分の人には見えない、言葉による表現をはるかに超えた美しい音の織物を紡ぎ、それを身に纏うことができるからである。
ある意味それだけでも「神に選ばれし人」と言っても言い過ぎではないだろう。
この子の将来がどうなるかは僕にはわからない。
ただ一つだけ言えることは、人生のどんな時も、順風の時も逆風の時にも、古の偉大な芸術家たちが創造した美の織物が彼女を包み、このある意味非常にシャープな現実を逃れて、言語を絶する美の桃源郷へといざなってくれるだろうと云う事だ。
ほんの数分の演奏だったが、この演奏が僕をどれだけ幸せにしてくれたかということは…やはり言葉を越えている。

最後に前回出した写真を画像加工ソフトを使って加工してみた。
どうだろう…確かに少しは良くなったかもしれない。ただ、あまり明るくしすぎると「妖しい」雰囲気がうすれ、それと同調するように醸し出している荘厳な雰囲気も同時に薄れていく。
あまりに周りを明るくしすぎると、この写真の持ち味である明と暗のコントラスト、そしてそれが生み出すあたかも仏が忽然と降臨し御堂として具現化したかのような神秘性が失われていく...
なかなか難しい。
今回画像加工ソフトというものを初めて使ってみたが、なかなか面白い。
Photoshop lightroomというのが巷では評価が高いみたいだが、購入しようかなと思っている。
ちなみにこれはニコンユーザーなら無料で使えるCapture Nx-dというものを使って行った。
見よう見まねでいじってみたが、本当に面白い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます