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コロナ 若者は安全、ではないようだ

2021-07-21 02:30:08 | 日記

 イギリスのBBCの記事でとても興味深いものを見つけた。
とりあえずGoogleの翻訳ではあるが翻訳文を載せてみたい。字数の関係で途中省略、下線と太字は僕がつけた、また、不自然な個所は僕が修正した。

 

『Covidで入院した若い成人は、50歳以上の成人とほぼ同じくらい合併症に苦しむ可能性が高いことが、1つの研究で明らかになった。

19歳から49歳の10人に4人が治療中に腎臓、肺、その他の臓器に問題を発症した。

 

 この研究では、2020年にCovidの第1波で、英国の302の病院で全年齢の成人73,197人を調査しました。

「メッセージは、これは単なる高齢者や虚弱な人々の病気ではないということです」と、この研究を主導したカルム・センプル教授は述べています。

「このデータは、Covidがインフルエンザではないという事実を補強し、若い成人でさえ重大な合併症に苦しんでいるのを見ていますが、そのうちのいくつかは、将来的にさらなる監視と潜在的にさらなる治療を必要とします。

この研究は、英国の7つの大学、保健社会福祉公衆衛生省、公衆衛生イングランドの研究者によって行われ、臓器特異的な医学的診断として定義されたCovid-19の病院治療を必要とする人々の「合併症」の数を調べた。



 全体として、成人患者の約半数が入院中に少なくとも1つの合併症を患った。最も一般的なのは腎臓の傷害であり、次いで肺および心臓損傷であった。

最も高い率は50歳以上で、51%が少なくとも1つの問題を報告しました。しかし、合併症発症率はまた、若い年齢層で非常に多く見られました。30~39歳の約37%40~49歳の44%が、この研究に関与した看護師や医学生によって少なくとも1つの合併症を記録していた。

 重度のCovidがどのように臓器損傷を引き起こすのかまだわかっていませんが、場合によっては身体自身の免疫系が炎症反応を引き起こし、健康な組織を傷つける可能性があると考えられています。

 

 調査によると、Covidで入院した19~29歳の13%30~39歳の17%が退院時に一人で行動できず、友人や家族に頼らなければならなかった。

高齢者や脆弱な人口の予防接種率が高いということは、この病気で入院した人の平均年齢が下がっていることを意味します。

74日までの週には、25歳から44歳までの478人に対し、85歳以上の人でCovidで入院した人はわずか17人でした。

 

 研究は、ワクチンが入手可能で、ウイルスの新しい変異体が検出される前の2020117日から84日の間にパンデミックの第一波で行われました。

著者らは、このデータは、入院時により重篤なCovid症状を有する人々が深刻な健康上の問題に苦しむ可能性が高いことを示唆していると述べた。

 この研究は、入院中の短期的な合併症を調べるように計画、実施されただけであったが、Covidによって発症したいくつかの臓器損傷が長期にわたって持続するいわゆる「Long Covid」と呼ばれるCovidの一形態が存在する証拠が見つかっている。

 

「私たちは、腎臓や心臓に関するこのような問題が長期的な合併症に発展する可能性があることを他の感染症から知っています」と、エディンバラ大学の上級臨床講師で集中治療医学のコンサルタントであるアンネマリー・ドッチャーティ博士は述べています。

Covid-19でも同様のことが起こると考えるのが妥当だと思います。』

 

 これを読んで僕は正直ぞっとした。
コロナは単なるインフルエンザの一種ではないとこの記事の中でも述べられているが、本当にそうなのだなと改めて思い直した。

 このデーターはコロナの第一波でイギリスの302の病院に入院した73197人を対象に行われている。なのでサンプルとしては十分な数だし、また調査した組織もイギリスの7つの大学、保健社会福祉公衆衛生省、Pabulic health Englandが行ったということで信頼性という点でも十分だ。

 それによれば、合併症発生率は50代以上の患者と同様に、若い世代でもvery common、非常に一般的で、30~39歳の約37%40~49歳の44%が、この研究に関与した看護師や医学生によって少なくとも1つの合併症を記録していた。
ということはつまり、若い世代でもほぼほぼ半数は合併症を発症していたということである。

 その合併症とは腎臓、肺やその他の臓器へのダメージであるという。
そして注目すべきなのは専門家によるこの発言である。

『「私たちは、腎臓や心臓に関するこのような問題が長期的な合併症に発展する可能性があることを他の感染症から知っています」と、エディンバラ大学の上級臨床講師で集中治療医学のコンサルタントであるアンネマリー・ドッチャーティ博士は述べています。Covid19 でも同様のことが起きると考えるのが妥当だと思います。』

 つまり、おそらくコロナで合併症を併発すると下手をすると一生その合併症と付き合っていかなけばならない…かもしれないと述べている。

 仕事で街へ出ることがあるのだが、その際に居酒屋などをのぞくと満員大盛況の店が多い。その客の大半は若い世代である。たぶん、自分たちは若いからコロナにかかりにくいしかかっても風邪のような症状で終わるだろうと思っているからだと思うが、実際は上の調査結果からも明らかなように、若くても安全ではない、ということがはっきりと表れている。

 

 また、ワクチンの接種率が高いイギリスでは74日までの週には、25歳から44歳までの478人に対し、85歳以上の人でCovidで入院した人はわずか17人だったことからもあきらかなように、ワクチンの有効性もはっきりと数字として表れている。入院時の症状が重い人であればあるほど合併症の発症率が高いことを考えると、ワクチンに対して懐疑的な向きもある中で、やはり打っておくほうが安全だということも間違いなさそうである。

 ただし、今のワクチンをたとえ打っていても、デルタ株には約60%程度の予防率しかないという調査結果も欧米のどこかの研究機関が発表していた。つまり、ワクチンを打っていても10人に4人は変異株には感染するかもしれないということになる。

 東京の感染者も不気味に増加している。オリンピック関係者もおそらくはほぼ自由に街を歩いているのではないか、取材陣は言うまでもないだろう。海外からの選手の感染報告も次々と報道されている。おそらくオリンピックが終わるころには最悪1万という数を越えてくるのではないかと予想する。
 そこへもってきてワクチンの供給不足である!オリンピックをやること自体が論外だが、どうしてもやるのであれば、もうすでに今頃は国民の大多数がワクチンの接種を終わっていなければならない。

 いったいこの国は大丈夫なのか?

 ちなみに僕は今日やっと1回目のワクチンを打ってきた。とにもかくにもオリンピックが終わるまでには2回目までを打っておきたい。 
 ただし、デルタ株には6割の効力しかないらしいが……

コメント
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