札幌に来てから3回美術館に行くチャンスがありました。
そのうち2回が札幌郊外にある『芸術の森』でした。
広い敷地内に、複数の美術館、小規模ギャラリー、野外美術館、市民の利用できるスタジオ、クラフトを学べる施設などがあります。
もうひとつ。札幌に暮らした作家、有島武郎の邸宅も移築されて建っています。
今は資料館として利用され彼の文学作品、描いた水彩画、などが展示されていますが、丁寧に保存・管理されています。
有島にはこれまであまり興味がなかったので、札幌ゆかりの作家とは知らなかったのですが、こちらの学校を出てから、同人誌「白樺」の活動をしている最中も札幌に暮らしていたそうです。
年表をみると、なんと私の住む場所から道を隔てたあたりに住んでいたこともあったようです。
急に興味がわいてきました。
『生まれいずる悩み』の中にこんな一節があるようです。
「私が君に始めて会ったのは、私がまだ札幌(さっぽろ)に住んでいるころだった。私の借りた家は札幌の町はずれを流れる豊平川(とよひらがわ)という川の右岸にあった。その家は堤の下の一町歩ほどもある大きなりんご園の中に建ててあった。」
ほぉ、このへんは林檎畑だったんだ。
今は林檎の木はまったくありませんが、なんとなく林檎の木があってもよさそうな雰囲気です。
有島は私が見ているのと同じ川の風景を眺めていたのでしょうね。
そう思ったらちょっと親近感がわきました。
さらに年表を見ると、キリスト者であったが後に棄教し、最後は女性編集者と心中となかなかドラマチックな人生です。
かなりおとなしいイメージのあった作家ですが、勝手な思い込みだったかもしれません。
これをきっかけに、少し彼の作品を読んでみようかな。
写真は有島武郎旧邸。うちの近くに住んでいた頃の邸宅ではありません。
そのうち2回が札幌郊外にある『芸術の森』でした。
広い敷地内に、複数の美術館、小規模ギャラリー、野外美術館、市民の利用できるスタジオ、クラフトを学べる施設などがあります。
もうひとつ。札幌に暮らした作家、有島武郎の邸宅も移築されて建っています。
今は資料館として利用され彼の文学作品、描いた水彩画、などが展示されていますが、丁寧に保存・管理されています。
有島にはこれまであまり興味がなかったので、札幌ゆかりの作家とは知らなかったのですが、こちらの学校を出てから、同人誌「白樺」の活動をしている最中も札幌に暮らしていたそうです。
年表をみると、なんと私の住む場所から道を隔てたあたりに住んでいたこともあったようです。
急に興味がわいてきました。
『生まれいずる悩み』の中にこんな一節があるようです。
「私が君に始めて会ったのは、私がまだ札幌(さっぽろ)に住んでいるころだった。私の借りた家は札幌の町はずれを流れる豊平川(とよひらがわ)という川の右岸にあった。その家は堤の下の一町歩ほどもある大きなりんご園の中に建ててあった。」
ほぉ、このへんは林檎畑だったんだ。
今は林檎の木はまったくありませんが、なんとなく林檎の木があってもよさそうな雰囲気です。
有島は私が見ているのと同じ川の風景を眺めていたのでしょうね。
そう思ったらちょっと親近感がわきました。
さらに年表を見ると、キリスト者であったが後に棄教し、最後は女性編集者と心中となかなかドラマチックな人生です。
かなりおとなしいイメージのあった作家ですが、勝手な思い込みだったかもしれません。
これをきっかけに、少し彼の作品を読んでみようかな。
写真は有島武郎旧邸。うちの近くに住んでいた頃の邸宅ではありません。