先日のバラとカンパニュラをモチーフにしたウェルカムボードができた。
一見すると絵を描くのが面倒くさそうなデザインだけど、バラのほうはパターン化しているし、線の細い細密画ではないので、何度か練習しているうちに楽に仕上がるようになった。
それにしてもイタリック体である・・・。
カリグラフィの道に入って最初に習ったまま、6年間封印してきたイタリックを書いてしまった。
通信講座の1回目の提出さえまだ出していないというのに、ああ、書いちゃった。
書きながらドキドキするが、それでもこの書体は練習していると不思議に楽しくなってくる。
他の書体と違って気持ちが開放してくれるというか、特別な魔力を持っている。
そうそう、ルネッサンスの華やかさが伝播してくるのだ。
文字を書くことに熱中してくると、どこか取り憑かれたような感覚になることがある。
それがカロリン体やメロビンジアンやロマネスク体だったりすると、気持ちは修道院のスクリプトリウム(写字室)にいる修道士のストイックな気分になってくる。逆にこの巫女体質(?)を利用して、バスタルダの時は書家でありアルケミストでもあったジャン・フラメルにこちらから乗り移られようとしていたこともある。
イタリックは大きく開けはなった窓からフィレンツェのドゥオーモが見え、音楽が外から聞こえてくるようで、前向きな気分になってくる。
時代を超えた感覚になるのは、いつもいつもじゃないけどね。
文字を書いた緑のガッシュを、私は勝手にティーグリーンと名付けた。
書きやすかったし、若々しさを表現していて結婚式にも合うんじゃないかな。
ところでウェルカムボードの仕事をするというのに、こんなこと言うのは何なのだけど・・
Welcome to our Wedding Receptionという定番のセリフはなんか可笑しくないか?
それが嫌で、今回作ったのはみなwelcome to ourの言葉を外してWedding Receptionだけにした。
ゲストが来たとき直接、新郎あたりがWelcome to our wedding receptionというならありそうだけど
それを披露宴の看板にするというのは、誰でもお入り下さいという感じがして変だと思う。
家々の玄関に最近やたらとWelcomeと書いたトールペイントの札を見るけど、店をやっているわけでもないのに不特定多数に対してウェルカムはやっぱり変じゃないの?
あれだと、泥棒さんもいらっしゃいと手招きしているようでバカっぽい感じがする。
英米で暮らしたことがないから実際のところはわからないけど、たぶん一般の家庭が意味もなくwelcomeなんて札は出していないだろう。
考えても見て欲しい。日本語で「いらっしゃいませ」とか「ようこそ」なんて札を玄関に飾る気がする?
これもいわゆる和製英語の一人歩きじゃないだろうかと思うのだ。
昨年末、近所にイタリア料理の店ができたけど、表の看板に堂々とRestrantとミススペルを掲げている(もちろん正しくはRestaurant)のに比べれば、まだいいか。
その店ときたら、イタリアの地名を店名にしているのだけど、イタイことにrとlを間違えているのだ。
そういう無神経な店なので、味見に行ってみたら、やっぱりたいしたことなかった。
一見すると絵を描くのが面倒くさそうなデザインだけど、バラのほうはパターン化しているし、線の細い細密画ではないので、何度か練習しているうちに楽に仕上がるようになった。
それにしてもイタリック体である・・・。
カリグラフィの道に入って最初に習ったまま、6年間封印してきたイタリックを書いてしまった。
通信講座の1回目の提出さえまだ出していないというのに、ああ、書いちゃった。
書きながらドキドキするが、それでもこの書体は練習していると不思議に楽しくなってくる。
他の書体と違って気持ちが開放してくれるというか、特別な魔力を持っている。
そうそう、ルネッサンスの華やかさが伝播してくるのだ。
文字を書くことに熱中してくると、どこか取り憑かれたような感覚になることがある。
それがカロリン体やメロビンジアンやロマネスク体だったりすると、気持ちは修道院のスクリプトリウム(写字室)にいる修道士のストイックな気分になってくる。逆にこの巫女体質(?)を利用して、バスタルダの時は書家でありアルケミストでもあったジャン・フラメルにこちらから乗り移られようとしていたこともある。
イタリックは大きく開けはなった窓からフィレンツェのドゥオーモが見え、音楽が外から聞こえてくるようで、前向きな気分になってくる。
時代を超えた感覚になるのは、いつもいつもじゃないけどね。
文字を書いた緑のガッシュを、私は勝手にティーグリーンと名付けた。
書きやすかったし、若々しさを表現していて結婚式にも合うんじゃないかな。
ところでウェルカムボードの仕事をするというのに、こんなこと言うのは何なのだけど・・
Welcome to our Wedding Receptionという定番のセリフはなんか可笑しくないか?
それが嫌で、今回作ったのはみなwelcome to ourの言葉を外してWedding Receptionだけにした。
ゲストが来たとき直接、新郎あたりがWelcome to our wedding receptionというならありそうだけど
それを披露宴の看板にするというのは、誰でもお入り下さいという感じがして変だと思う。
家々の玄関に最近やたらとWelcomeと書いたトールペイントの札を見るけど、店をやっているわけでもないのに不特定多数に対してウェルカムはやっぱり変じゃないの?
あれだと、泥棒さんもいらっしゃいと手招きしているようでバカっぽい感じがする。
英米で暮らしたことがないから実際のところはわからないけど、たぶん一般の家庭が意味もなくwelcomeなんて札は出していないだろう。
考えても見て欲しい。日本語で「いらっしゃいませ」とか「ようこそ」なんて札を玄関に飾る気がする?
これもいわゆる和製英語の一人歩きじゃないだろうかと思うのだ。
昨年末、近所にイタリア料理の店ができたけど、表の看板に堂々とRestrantとミススペルを掲げている(もちろん正しくはRestaurant)のに比べれば、まだいいか。
その店ときたら、イタリアの地名を店名にしているのだけど、イタイことにrとlを間違えているのだ。
そういう無神経な店なので、味見に行ってみたら、やっぱりたいしたことなかった。