Felineの札幌の日々

カリグラフィーを忘れたカリグラファーangelic felineの怠惰な札幌生活。

ぺんてるの『hyperaser』

2009年09月27日 23時33分50秒 | Calligraphy
先日、カリグラフィーの用具や書籍を売っている米国のお店のオーナーが、日本語をちょっとだけ訳してほしがっていたのでお手伝いしました。

送られてきたpdfをみると、ぺんてるの「ハイパーイレーザー」という消しゴムのシリーズで、コピーや印刷の文字、はたまた油性ボールペンまで細かい粒子がうすく削り取って消してしまうという優れものです。
細かいところが消せるように細長い筒に入った消しゴムがノック式で出てくるタイプです。

宣伝文に興味を持ったので、ものは試しと私も1本購入してみました。

これ、確かに私にぴったりです。
カリグラファーはミスしたり紙に汚れが付着してしまった箇所をカッターで削り取ったりしますが、元来、超ブキなもんで、削りはひやひやしながらやっております。

いま、札幌~稚内でドライブしたルートがわかる地図をダンナにプレゼントしようとカリグラフィーで作成中なんですが、ガッシュで間違って書いてしまった文字を早速ハイパーイレーザーでこすってみると、カッターの刃で削るよりは安心して消すことができました。

ガッシュが完全に消えるまで若干こする時間はかかりますが、仕上がりは、まぁ満足のいくものでした。
値段は735円とお高めですが、機能性には優れていると思います。

お勧め致します。


レタリングでハロウィン・カード

2009年09月11日 16時26分29秒 | Calligraphy
ハロウィン用にビルトアップ(描く方法)でカードを作りました。

近々、AMUCHOCOさんのポストカードスペースに登場させる予定です。

今回のコンセプトはSpooky & Victorianです。

ハロウィンというと巷で多くみられるのが可愛らしい…というか、人畜無害なカボチャやオバケのようですが、わたくし的にはもう少しオドロオドロしい感を出したい。
かつ子供じみたものでなく大人っぽいスタイリッシュさも出したい。

キレイかつ恐怖感のあるものといったらビクトリアンのゴシック・リバイバルのイメージなんですね。

今回言うゴシックに限っては、カリグラファーにとってのゴシックというより、ゴスロリのゴスに近いイメージです。

カボチャもお約束なんで描いてしまいましたが、ポイントは「O」文字の代わりに描いた猫の目です。
クロネコを勝手にイメージしてもらえればいいな。
ちょっと怖すぎてしまったかしら?


私の耳は貝の殻…

2009年09月09日 08時55分39秒 | Calligraphy
高校一年のとき、友人が教えてくれたコクトーの詩。

『私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ』

一度聞いただけで強く脳裏に刻まれたのは堀口大学の名訳のせいでしょうか。

カリグラフィーで小さな額にしてみました。

Mを巻き貝の形と合わせてみたんですが、ダンナに言わせると「栗に見える」だそうで…。

なんだかんだカリグラフィー作品を作っておりますが

2009年09月01日 15時15分19秒 | Calligraphy
先日アムチョコさんにグリーティングカードを持って行って見てもらいました。

ポストカードスペースが一つ空いたとのことで、滑り込ませてもらうことになりましたが、いろいろアドバイスいただいて、改めて売り物にするって難しいことだなと思いました。

ゴシサイズド・イタリックで誕生カードを作ったのは、カリグラフィーになじみのない人にも読みやすい文字だろうという、私なりの配慮のつもりだったのですが
「なんて書いてあるんですか?」と訊かれてガーン。

要するに一般向けのカードにはなっていなかったということなんでしょうね。

やはりイタリックにしたほうが良いだろうか…と長いこと書いていない(ああ、苦手)イタリックを練習して写真のようなものを作ってみました。
フォトフレームに入れてすぐ飾ってもらえるようにマットをつけた小さな作品です。


でもカリグラフィー
やればやるほど自信をなくすってどういうこっちゃ。

そもそも、人に買っていただこうというのが性に合わないのかも。
自分の作りたいものを作るのことがこれまでに習ったことを生かせる道なんじゃないか。そもそも私は制作者向きじゃないのさ、と観念的にごちゃごちゃ考えながら筆とペンを動かしておりました。

本当に好きな人なら、あれこれ考えず手を動かしているでしょうから。


透明水彩をつかったバースデイカード

2009年08月26日 11時55分09秒 | Calligraphy
スポーツクラブへ行く前にちょっとひと仕事。

透明水彩ってカリグラフィーではあまり使ったことがなかったのですが、にじみ効果を生かしてホンワカした感じを目指してみました。

お手軽にできますね。

これなら大量生産も簡単そう。

お手軽なものはあまり好みではないといえ、一枚に時間をかけすぎるとグリーティングカードとしては破格の値段のものになってしまいそうですから、これなら値段を抑えられそうです。