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日記

あっ! いーじわるぅー

ロジウム 45 Rh

2006-05-11 23:24:57 | Weblog
 昨夜の雨がまだ残っていて、小雨が降っている。午前中に止み薄日も射して地面は乾いて来た。

      ロジウム Rh (Rhodium) 原子番号 45 原子量 102.90550

 ロジウムとは、45の陽子と45の電子で構成されている原子。
核の中に陽子45、中性子が58のロジウム原子 45Rh103 (100%)と、

54ε の中性子を持つロジウム原子 45Rh99 ( 電子捕獲→44Ru99, 半減期 16.1日)と、
55ε の中性子を持つロジウム原子 45Rh100 ( 電子捕獲→44Ru100, 半減期 20.8時)と、
56ε の中性子を持つロジウム原子 45Rh101 ( 電子捕獲→44Ru101, 半減期 3.3年)と、
57ε の中性子を持つロジウム原子 45Rh102( 電子捕獲→44Ru102, 半減期 2.9万年)と、
59ε の中性子を持つロジウム原子 45Rh104(0.45:電子捕獲→44Ru102,
                             99.55:β崩壊→46Pd10, 半減期 42.3秒)と、
60β- の中性子を持つロジウム原子 45Rh105(β崩壊→46Pd105, 半減期 35.365日)と、
61β- の中性子を持つロジウム原子 45Rh106(β崩壊→46Pd106, 半減期 29.80分)の、
                                            放射性同位体がある。

 ロジウムとは、第9族・遷移金属で、白金族元素。 比重 12.41。 原子価は、-1価 ~ +6価である。+3価が安定。  高温でハロゲン元素, 酸化力の強い酸と反応。王水には溶にくい。 空気中で600℃で酸化され 黒色粉末の酸化ロジウム(Rh2O3)になる。

 ロジウムには、α,βロジウムの同素体がある。    
 αロジウム(体心立方結晶構造) -転移点 1400℃→ βロジウム(面心立方結晶構造)

 ロジウムは、地殻中に0.0002ppm存在。硫化鉱に含まれて産出。(NH4)3Ru Cl6として精製し、高温で水素還元して単体を得る。

 ロジウムは、排ガス中の窒素酸化物を分解する排ガス制御の触媒に使われる。 ロジウムメッキに使われる。 プラチナとの合金は、るつぼや熱電対に使われる。 

融点  1966℃
沸点  3695℃

 ロジウムは、ロジウム塩の水溶液が、バラ色だったので、ギリシャ語の バラ(rhodon)  に ちなんで、命名された。

 19:00 雲の中に丸い月が昇って来ているのが分かる。 21:00 大分雲が薄らいで、月は笠をかぶっているが、月齢 13.8 略 丸い事が分かる。アルクトゥルス, 木星も見て取る事が出来る。 23:00 すっかり空は晴れた様で、アンタレス, 木星, 月, スピカが連なっている。  ☆  

ルテニウム 44 Ru

2006-05-10 23:50:13 | Weblog
 曇り。ほんの少しぱらついたけど雨と言える程の雨はない。何時降って来てもおかしくない位の黒い雲が、風に流され南から北へ移動している。15:00 過ぎから雨らしい雨が降り出した。

      ルテニウム Ru (Ruthenium) 原子番号 44 原子量 101.07
 
 ルテニウムとは、44の陽子と44の電子で構成されている原子。
核の中に陽子44、中性子が52のルテニウム原子 44Ru96 (5.54%)と、x
         54の中性子を持つルテニウム原子 44Ru98 (1.87%)と、
         55の中性子を持つルテニウム原子 44Ru99 (12.76%)と、
         56の中性子を持つルテニウム原子 44Ru100 (12.60%)と、
         57の中性子を持つルテニウム原子 44Ru101 (17.06%)と、
         58の中性子を持つルテニウム原子 44Ru102 (31.55%)と、  
         60の中性子を持つルテニウム原子 44Ru104 (18.62%)の、同位体と、
50ε の中性子を持つルテニウム原子 44Ru94 ( 電子捕獲→43Tc94, 半減期 51.8分)と、
51ε の中性子を持つルテニウム原子 44Ru95 ( 電子捕獲→43Tc95, 半減期 1.643時)と、
53ε の中性子を持つルテニウム原子 44Ru97 ( 電子捕獲→43Tc97, 半減期 2.791日)と、
59β- の中性子を持つルテニウム原子 44Ru103 ( β崩壊→45Rh103, 半減期 39.26日)と、
61β- の中性子を持つルテニウム原子 44Ru105 ( β崩壊→45Rh105, 半減期 4.44時)と、
62β- の中性子を持つルテニウム原子 44Ru106 (β崩壊→45Rh106, 半減期 373.59日)の、
                                          放射性同位体がある。  
 
 ルテニウムとは、第8族・遷移金属で、化学的な性質が白金と似ていて、白金族元素とも呼ばれる。 常温, 常圧で、六方最密充填の結晶構造で、銀白色の腐食を受けにくく硬くて脆い金属 。 粉末は灰黒色で、4種の同素変態がある。立方晶系と六方晶系が知られている。 比重 12.43。  原子価は、+1 価 ~+8価である。  酸化力の強い酸にだけ溶け、王水にも溶けにくい。  腕が1本少ない 配位不飽和錯体 として、不斉要素を持った配位子を配位させ、不飽和結合を水素化する。 気体を沢山含み、熱すると酸化され、青色のニ酸化ルテニウム(RuO2)になり、一部は四酸化ルテニウム(RuO4)として揮発する。 

 ルテニウムは、地殻中に 0.5ppm 存在。 自然白金に2%弱含まれている。 (NH4)3Ru Cl3として分離したのち、水素還元して単体を得る。

 ルテニウムは、合金の結晶粒を微細化させる作用があり、装飾品や電気部品に使われる白金合金やパラジウム合金の強度を増大させるために微量添加される。 有機化学分野においては不飽和結合を水素化する際の触媒として使われる。 ルテニウムのカルベン錯体は、二種類のオレフィンの間で二重結合同士の結合を組換えるメタセシス反応の触媒として使われる。 四酸化ルテニウムや過ルテニウム酸塩は、酸化剤として使われる。 オスミウムとの合金は、万年筆などのペン先に使われる。
 ルテニウムは、ハードディスクの記録層に挟むと、磁化の方向が安定し、容量が増大する。

    融点  2310℃
    沸点  3900℃

 ルテニウムは、ラテン語の ロシア(Ruthenia) に ちなんで、命名された。

 雨は降り続き、夜更け過ぎてもなかなか止もうとはしない。

テクネチウム 43 Tc

2006-05-09 23:26:59 | Weblog
 朝から雨。止んでも雲が一杯。降ったり止んだり、降ったり止んだり。

      テクネチウム Tc (Technetium)原子番号 43 原子量 98 (放射性核種人工元素)
 
 テクネチウムには、安定同位体はなく、最初の放射性核種人工元素で、43の陽子と43の電子で構成されている原子。核の中に陽子43と、
42ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc85 ( 電子捕獲→42Mo85, 半減期 0.5秒)と、
43ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc86 ( 電子捕獲→42Mo86, 半減期 54ミリ秒)と、
44ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc87 ( 電子捕獲→42Mo87, 半減期 2.2秒)と、
45ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc88 ( 電子捕獲→42Mo88, 半減期 5.8秒)と、
46ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc89 ( 電子捕獲→42Mo89, 半減期 12.8秒)と、
47ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc90 ( 電子捕獲→42Mo90, 半減期 8.7秒)と、
48ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc91 ( 電子捕獲→42Mo91, 半減期 3.14分)と、
49ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc92 ( 電子捕獲→42Mo92, 半減期 4.25分)と、
50ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc93 ( 電子捕獲→42Mo93, 半減期 2.75時)と、
51ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc94 ( 電子捕獲→42Mo94, 半減期 293分)と、
52ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc95 ( 電子捕獲→42Mo95 半減期 20.0時)と、
53ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc96 ( 電子捕獲→42Mo96, 半減期 4.28日)と、
54ε の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc97 ( 電子捕獲→42Mo97, 半減期 260万年)と、
55β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc98 (β崩壊→44Ru98, 半減期 420万年)と、
56β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc99 (β崩壊→44Ru99, 半減期 211100年)と、
57β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc100(18/10000:電子捕獲→42Mo100,
                                 β崩壊→44Ru100, 半減期 15.8秒)と、
58β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc101(β崩壊→44Ru101, 半減期 14.22分)と、
59β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc102(β崩壊→44Ru102, 半減期 5.28秒)と、
60β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc103(β崩壊→44Ru103, 半減期 54.2秒)と、
61β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc104(β崩壊→44Ru104, 半減期 18.3分)と、
62β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc105(β崩壊→44Ru105, 半減期 7.6分)と、
63β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc106(β崩壊→44Ru106, 半減期 35.6秒)と、
64β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc107(β崩壊→44Ru107, 半減期 21.2秒)と、
65β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc108(β崩壊→44Ru108, 半減期 5.17秒)と、
66β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc109(β崩壊→44Ru109, 半減期 0.86秒)と、
67β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc110(β崩壊→44Ru110, 半減期 0.92秒)と、
68β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc111(β崩壊→44Ru111, 半減期 0.30秒)と、
69β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc112(β崩壊→44Ru112, 半減期 0.29秒)と、
70β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc113(β崩壊→44Ru113, 半減期 0.17秒)と、
71β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc114(β崩壊→44Ru114, 半減期 0.15秒)と、
72β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc115(β崩壊→44Ru115, 半減期>150ナノ秒)と
73β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc116(β崩壊→44Ru116, 半減期 90ミリ秒)と、
74β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc117(β崩壊→44Ru117, 半減期 40ミリ秒)と、
75β- の中性子を持つテクネチウム原子 43Tc118(β崩壊→44Ru118, 半減期>150ナノ秒)
                                          の、放射性同位体がある。
 
 テクネチウムとは、第7族・遷移金属で、常温, 常圧で、六方最密の結晶構造で、銀白色の硬い金属 。 比重 11.5。  原子価は、-1 価, +4価, +5価, +6価, +7価である。 フッ酸、塩酸には溶けないが、酸化力のある硝酸、濃硫酸、王水には溶ける。   
 43Tc99を400~500℃で燃焼すると黄色結晶状の43Tc107になる。気化しやすい。 

 テクネチウムは、硫化物を還元して金属を得る。

 テクネチウムは、γ線を放つ43Tc99の特性を活かし、骨・腎臓・肺・甲状腺・肝臓・脾臓など身体各部に対するシンチグラムに使われる。放射性医薬品, 注射剤, 緊急検査の薬剤に使われる。

    融点  2172℃
    沸点  4877℃

 テクネチウムは、ギリシャ語の 人工(tekhnetos) に ちなんで、命名された。
 夜になっても 雨は降ったり止んだり。

モリブデン 42 Mo

2006-05-08 23:48:58 | Weblog
 朝方 又 雨が降ったのであろう、地面が濡れている。雲が多いが、合間をぬって日が射している。日中は結構陽射しがあったが、夕方には、黒い雲で一杯になった。
 
      モリブデン Mo (Molybdenum) 原子番号 42 原子量 95.94
 
 モリブデンとは、42の陽子と42の電子で構成されている原子。
核の中に陽子42、中性子が50のモリブデン原子 42Mo92 (14.53%)と、
         52の中性子を持つモリブデン原子 42Mo94 (9.15%)と、
         53の中性子を持つモリブデン原子 42Mo95 (15.84%)と、
         54の中性子を持つモリブデン原子 42Mo96 (16.67%)と、
         55の中性子を持つモリブデン原子 42Mo97 (9.60%)と、
         56の中性子を持つモリブデン原子 42Mo98 (24.39%)の、 同位体と、
         
58β- の中性子を持つモリブデン原子 42Mo100 ( β崩壊→43Tc100, 半減期 1垓年
                                   9.82%)の、天然放射性同位体と、

48ε の中性子を持つモリブデン原子 42Mo90 ( 電子捕獲→41Nb90, 半減期 5.56時)と、
49ε の中性子を持つモリブデン原子 42Mo91 ( 電子捕獲→41Nb91, 半減期 15.49分)と、
51ε の中性子を持つモリブデン原子 42Mo93 ( 電子捕獲→41Nb93, 半減期 400年)と、
57β- の中性子を持つモリブデン原子 42Mo99 ( β崩壊→43Tc99, 半減期 65.94時)と、
59β- の中性子を持つモリブデン原子 42Mo101 ( β崩壊→43Tc101, 半減期 14.61分)と、
60β- の中性子を持つモリブデン原子 42Mo102 ( β崩壊→43Tc102, 半減期 11.3分)の、
                                          放射性同位体がある。  
 
 モリブデンとは、第6族・遷移金属で、常温, 常圧で、体心立方の結晶構造で、銀白色の硬い金属 。 比重 10.22。  原子価は、+1価, ±2価, +3価, +4価, +5価, +6価である。 空気中で淡黄緑色の酸化被膜 三酸化モリブデン(MoO3)を作りる。 アンモニア水に反応し パラモリブデン酸アンモニウム を生成する。 熱濃硫酸, 硝酸, 王水に反応し酸化モリブデンを生成する。 水素とは常温では反応しないが、400~1200℃でわずかに反応する。  塩素 とは常温で五塩化モリブデンを、 臭素 とは600℃以上で四臭化モリブデンを、 ヨウ素 とは800℃以上で二ヨウ化モリブデンを、 酸素 とは500℃以上で酸化モリブデンを生成する。 炎色反応は、黄緑色。

 モリブデンは、地殻中に 1.5ppm 存在。 天然には輝水鉛鉱(MoS2)としてペグマタイト・花崗岩中に含まれる。 酸化モリブデンを 水素 で還元して得る。 モリブデンは灰色の粉末で、水素中で焼結すると銀白色の金属が得られる。

 モリブデンは、ステンレス鋼の添加元素として使われる(モリブデン鋼)。電子管材料・電気接点材料に使われる。摩擦係数が低いことから、二硫化モリブデンとして、工業用の潤滑油やエンジンオイルの添加剤に使われる。

 モリブデンは、人体にとって必須元素で、尿酸の生成、造血作用、体内の銅の排泄などに関わる。

    融点  2617℃ 炭素 ・ タングステン ・ ロジウム ・ タンタル に次ぐ高融点を持つ。
    沸点  4612℃

 モリブデンは、ギリシャ語の 鉛(molybdos) に ちなんで、命名された。

 真夜中に遂に雨が降り出した。 

ニオブ 41 Nb

2006-05-07 23:15:53 | Weblog
   雨。連休前から雨と予想されていたとうり雨。一日中雨。  

      ニオブ Nb (Niobium) 原子番号 41 原子量 92.90638

 ニオブとは、41の陽子と41の電子で構成されている原子。
核の中に陽子41、中性子が52のニオブ原子 41Nb93 (100%)と、

49ε の中性子を持つニオブ原子 41Nb90 ( 電子捕獲→40Zr90, 半減期 14.60時)と、
50ε の中性子を持つニオブ原子 41Nb91 ( 電子捕獲→40Zr91, 半減期 680年)と、
51ε,β- の中性子を持つニオブ原子 41Nb92(99.95:電子捕獲→40Zr92,
                          0.05:β崩壊→42Mo92, 半減期 3470万年)と、
53β-の中性子を持つニオブ原子 41Nb94(β崩壊→42Mo94, 半減期 20300年)と、
54β-の中性子を持つニオブ原子 41Nb95(β崩壊→42Mo95, 半減期 34.945日)と、
55β-の中性子を持つニオブ原子 41Nb96(β崩壊→42Mo96, 半減期 23.35時)と、
56β-の中性子を持つニオブ原子 41Nb97(β崩壊→42Mo97, 半減期 72.1分)の、
                                          放射性同位体がある。  

 ニオブとは、第5族・遷移金属で、常温, 常圧で、体心立方の結晶構造で、鋼灰色の金属。 比重  8.57。 原子価は、±1価, +2価, ±3価, +4価, +5価である。 空気中で酸化被膜を作りる。 1000℃では 窒素 とも反応し、水素は吸着してもろくなる。 塩素 には、200℃で反応する。 耐蝕性、耐酸性がある。 酸化力の強い酸やフッ化水素酸には溶ける。 展性、延性に富み、加工し易い。

 ニオブは、地殻中に 20ppm 存在。 コロンブ石に含まれる。 Fe(NbO3)2,Mn(NbO3)2としてタンタルとともに産出。 アルカリ融解し、タンタル から分離し、加水分解して得た酸化物を アルミニウム で還元するか、塩化物を 水素 で還元するか、フルオロ錯塩を電解還元して得る。

 ニオブの金属化合物(Nb3Sn, Nb3Al)は、高い超伝導転移温度を持ち、リニアモーターカーなどの超伝導磁石につかわれる。海水に対する耐蝕性を高めるため、耐熱合金ステンレス鋼の添加元素として使われる。
 
    融点  2468℃
    沸点  4742℃


 ニオブは、ギリシャ神話の、王タンタロス(Tantalus) の娘 ニオベ(Niobe) に ちなんで、命名された。

 18:00 頃一時止んでいたが、又降り出し、23:00 頃止んだ。 

ジルコニウム 40 Zr

2006-05-06 17:47:09 | Weblog
雲が多いが雲間をぬって陽が射す。午後から雲の量が増え、夕方には、黒い雲が出て来て、風で南から北へ流されている。

      ジルコニウム Zr (Zirconium) 原子番号 40 原子量 91.224

ジルコニウムとは、40の陽子と40の電子で構成されている原子。
核の中に陽子40、中性子が50のジルコニウム原子 40Zr90 (51.45%)と、
         51の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr91 (11.22%)と、
         52の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr92 (17.15%)と、
         54の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr94 (17.38%)の、同位体と、
         
56β- の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr96 ( β崩壊→41Nb96, 半減期 3.8垓年
                                   2.80%)の、天然放射性同位体と、

48ε の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr88 ( 電子捕獲→39Y88, 半減期 78.41時)と、
49ε の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr89 ( 電子捕獲→39Y89, 半減期 78.41時)と、
53β- の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr93 ( β崩壊→41Nb93, 半減期 153万年)と、
55β- の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr95( β崩壊→41Nb95, 半減期 64.02日)と、
57β- の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr97 ( β崩壊→41Nb97, 半減期 16.91日)と、
58β- の中性子を持つジルコニウム原子 40Zr98 ( β崩壊→41Nb98, 半減期 30.7秒)の、
                                          放射性同位体がある。  
 
 ジルコニウムとは、第4族・遷移金属。 比重  6.506。 原子価は、-1価, +2価, +3価, +4価である。 

 ジルコニウムには、α型, β型の同素体がある。
α型(六方最密充填の結晶構造)-転移点 862℃→β型(単純六方の結晶構造) 
常温ではα型が安定で、耐蝕性があり、空気中では酸化被膜ができる。 酸, アルカリに反応しないが、フッ酸・王水・水素酸には反応する。 高温では、酸素、窒素、水素、ハロゲン元素と反応して化合物を作る。 1,000℃では多くの酸素を吸着し体積膨張する。

 ジルコニウムは、地殻中に 165ppm 存在。 ジルコン・バッテレイ石に含まれる。 塩化ジルコニウムを マグネシウム で還元して単体を得る。
 金属ジルコニウムは、塩化ジルコニウムを マグネシウム で還元して得られる銀白色の金属。
 無定型ジルコニウムは、電気炉中で酸化ジルコニウムを還元して得られる黒色の粉末。
 
 ジルコニウム合金(ジルカロイ)は、ジルコニウムが耐蝕性があり、中性子の吸収断面積が金属中で最小で吸収しにくいため、原子炉の燃料棒の被覆材料に使われる。
 ニ酸化ジルコニウム(Zr02)は、白色顔料, 圧電素子, コンデンサー, ガラス, 高誘電率ゲート絶縁膜 に使われる。

    融点  1852℃。
    沸点  4200℃

 ジルコニウムは、ジルコン(zarqun) に ちなんで、命名された。

イットリウム 39 Y

2006-05-05 14:16:14 | Weblog
 まあまあのいい天気!ところどころ白い雲があるが陽射しは充分。

      イットリウム Y (Yttrium)  原子番号 39  原子量 88.90585

 イットリウムとは、39の陽子と39の電子で構成されている原子。
核の中に陽子39、中性子が50のイットリウム原子 39Y89 (100%)と、

48ε の中性子を持つイットリウム原子 39Y87 ( 電子捕獲→38Sr87, 半減期 79.8時)と、
49ε の中性子を持つイットリウム原子 39Y88 ( 電子捕獲→38Sr88, 半減期 106.65日)と、
51β- の中性子を持つイットリウム原子 39Y90(β崩壊→40Zr90, 半減期 64.10時)と、
52β- の中性子を持つイットリウム原子 39Y91(β崩壊→40Zr91, 半減期 58.51時)の、
                                          放射性同位体がある。  

 イットリウムとは、第3族・稀土類。 常温, 常圧で、六方最密充填の結晶構造で、灰色の金属。 比重  4.47。 原子価は、+3価である。 空気中で表面が酸化される。 酸には溶易いが、アルカリには溶けない。 水とは反応しにくいが、熱水とは反応する。 展性、延性はない。

 イットリウムは、地殻中に 33ppm 存在。 ガドリン石, モナズ石, ゼノタイムの鉱石に含まれる。 無水塩化物(YCl3)を塩化ナトリウム(NaCl)と混ぜ、融解して電解還元して単体を得る。 

 イットリウムは、コバルト, 鉄の合金として永久磁石に使われる。 カラーテレビの赤色の蛍光体、高圧水銀灯に使われる。 イットリウム-アルミニウム-ガーネットはレーザー発振に、イットリウム-鉄-ガーネットはマイクロ波の非可逆回路素子に使われる。 セラミック誘電体にイットリウムを添加すると耐久性が増す

    融点  1522℃
    沸点  3338℃

 イットリウムは、スウェーデンのイッテルビー村(Ytterby)にちなんで名づけられた。イッテルビーで、39Y (Yttrium), 65Tb (Terbium), 68Er(Erbium), 70Yb (Ytterbium)の4つの元素が発見され、名称の一部をとって、命名された。

ストロンチウム 38 Sr

2006-05-04 22:08:40 | Weblog
 雲が結構たくさんあるが、間から陽は射している。雲の量は減って行き、爽やかな一日となりました。

      ストロンチウム Sr (Strontium) 原子番号 38 原子量 87.62

 クリプトンとは、38の陽子と38の電子で構成されている原子。
核の中に陽子38、中性子が46のクリプトン原子 38Sr84 (0.56%)と、
         48の中性子を持つクリプトン原子 38Sr86 (9.86%)と、
         49の中性子を持つクリプトン原子 38Sr87 (7.0%)と、
         50の中性子を持つクリプトン原子 38Sr88 (82.58%)の、 同位体と、
44ε の中性子を持つクリプトン原子 38Sr82 ( 電子捕獲→37Rb82, 半減期 25.55日)と、
45ε の中性子を持つクリプトン原子 38Sr83 ( 電子捕獲→37Rb83, 半減期 32.41時)と、
47ε の中性子を持つクリプトン原子 38Sr85 ( 電子捕獲→37Rb85, 半減期 64.84時)と、
51β- の中性子を持つクリプトン原子 38Sr89 ( β崩壊→39Y89, 半減期 50.52日)と、
52β- の中性子を持つクリプトン原子 38Sr90 ( β崩壊→39Y90, 半減期 28.78年)の、
                                          放射性同位体がある。

日本の電力の1/3を担う原子力発電(軽水炉型) 臨界状態で、核分裂連鎖反応  92U235 -α線→ 38Sr90 -β線, 半減期 28.78年→ 39Y90 -β線, 半減期 64.10時→ 40Zr90 
 
 ストロンチウムとは、 第2族・アルカリ土類金属。 常温, 常圧で、面心立方の結晶構造で、銀白色の金属。 比重  2.54。  原子価は、+2価である。 空気中では金属の表面に酸化被膜をつくる。 水と反応し、水素を発生して、水酸化ストロンチウムを生成する。 ハロゲンと反応し、塩酸には水素を発生しながら溶ける。 水銀とアマルガムをつくる。 炎色反応は、深紅色。

 トロンチウムは、地殻中に 375ppm 存在。 ストロンチアン石に含まれる。 高温の酸化物を アルミニウム で還元して単体を得る。 硫化物の融解塩電解でも得られる。

 ストロンチウムは、反応性が高いため、真空装置に使われる。
硝酸ストロンチウムは、花火の赤い色に使われたり、高温超伝導体の材料として使われる。
人工的に作られる放射性同位体 38Sr90は、原子力電池の燃料として使われる。
人工的に作られる放射性同位体 38Sr89は、骨腫瘍の治療に用いられる。

    融点   769℃
    沸点  1384℃

 夜になって東南東に木星が昇って来た。西の空にもうすぐ半分になる月と左に土星が(一昨日は月の左は火星だった)、他の星は見えない。あーあ、木星も見えなくなってしまった。雲が増えて来てるのかな。    22:00 外は少し冷たい北風が吹いている。雲は綺麗に無くなり、木星を追いかけてアンタレスも昇って来ていた。 アンタレスの赤の冴えが無かった。  

ルビジウム 37 Rb

2006-05-03 23:42:19 | Weblog
 五月晴れ。地平線に近い低い空に鼠色が少し残っているがかなりスッキリした青空。早朝は 遅霜 が降りるほどに冷え込んだ。昨日は、立春から数えて88日目で、八十八夜。この時期降る霜を、もうこの先 霜が降りる事もないであろう”と「八十八夜の別れ霜」と呼ばれる。農家にとって五月の始め遅霜の被害が怖く「八十八夜の毒霜」とも呼ばれる。東北地方では、時期がずれてもう少し後で、「九十九夜の泣き霜」と呼ばれる。  10:00 頃 東北東の空に、上に膨らんだ白い三日月がゆっくりと昇って来た。

      ルビジウム Rb (Rubidium)  原子番号 37  原子量 85.4678

 ルビジウムとは、37の陽子と37の電子で構成されている原子。
核の中に陽子37、中性子が48のルビジウム原子 37Rb85 (72.168%)と、
         
50β- の中性子を持つルビジウム原子 37Rb87 ( β崩壊→38Sr87, 半減期 481億年
                                  27.835%)の、天然放射性同位体と、

44ε の中性子を持つルビジウム原子 37Rb81 ( 電子捕獲→36Kr81, 半減期 4.576時)と、
45ε の中性子を持つルビジウム原子 37Rb82 ( 電子捕獲→36Kr82, 半減期 1.273分)と、
46ε の中性子を持つルビジウム原子 37Rb83 ( 電子捕獲→36Kr83, 半減期 86.2日)と、
47ε,β- の中性子を持つルビジウム原子 37Rb84 (96.2:電子捕獲→36Kr84,
                              3.8:β崩壊→38Sr84, 半減期 32.77日)と、
49β- の中性子を持つルビジウム原子 37Rb86 ( β崩壊→38Sr86, 半減期 18.631日)と、
50β- の中性子を持つルビジウム原子 37Rb87 ( β崩壊→38Sr87, 半減期 488億年)と、
51β- の中性子を持つルビジウム原子 37Rb88 ( β崩壊→38Sr88, 半減期 17.78分)と、
52β- の中性子を持つルビジウム原子 37Rb89 ( β崩壊→38Sr89, 半減期 15.15分)の、
                                            放射性同位体がある。  
    * 37Rb87の 半減期 488億年で 年代測定が可能(ルビジウム-ストロンチウム法)
 
 ルビジウムとは、第1族・アルカリ金属で、常温, 常圧で、体心立方の結晶構造で銀白色の軟らかい金属。 比重 1.532。 原子価は、±1価である。 ナトリウム、カリウムより反応性は強く、空気中で酸化され、水, ハロゲン元素, アルコールと激しく反応して水素を発生し、水酸化物をつくる。 炎色反応は、赤色を示す。ラテン語で赤はrubidus → Rubidium

 ルビジウムは、地殻中に 90ppm 存在。 シリア雲母に含まれ、天然にはほかのアルカリ金属に伴って産出する。 塩化物を カルシウム 金属で還元して単体を得る。 

 ルビジウムは、水銀とアマルガムを作る。 炭酸ルビジウム(Rb2CO3)を混ぜたガラスは丈夫で電気絶縁性に優れ、ブラウン管用ガラスに使われる。 光で励起したルビジウムは原子時計に使われる。 光電池に使われる。

    融点   39.31℃
    沸点  688℃  ルビジウムの気体は、青色である。

 16:30 頭の上に三日月がある。  夜になって、夕べよりも空が澄んでいるのか、北斗七星がはっきりみえる。 23:00 白い雲が少し出て来た。ベガは見えるが、デネブ, アルタイルは見えない。木星より遅れて昇って来たアンタレス。三月の始め頃に見た木星とアンタレスより距離が離れて見える。 北風が少し冷たい。雲はどんどん南へ押しやられる。 23:30 デネブ, アルタイルも見えて来て、ベガと一緒に大きな夏の大三角を描いている。

クリプトン 36 Kr

2006-05-02 23:47:08 | Weblog
  昨日 5:00 にはもう明るく、金星, 水星を見る事ができなかったから、今朝は 4:30 残念 曇り。ガックリ   8:00 頃 雨が降り出し、雷も。  9:00 には雨も上がり、もとの曇り空に。 午後には薄日が射し、風が強くなり、雲がどんどん飛ばされ、夕方には、すっかりいい天気。空の高い所は、鼠色がなくなり、五月晴れを思わせる。

      クリプトン Kr (Krypton)  原子番号 36  原子量 83.798

 クリプトンとは、36の陽子と36の電子で構成されている原子。
核の中に陽子36、中性子が44のクリプトン原子 36Kr80 (2.286%)と、
         46の中性子を持つクリプトン原子 36Kr82 (11.593%)と、
         47の中性子を持つクリプトン原子 36Kr83 (11.500%)と、
         48の中性子を持つクリプトン原子 36Kr84 (56.987%)と、
         50の中性子を持つクリプトン原子 36Kr86 (17.279%)の、同位体と、

42εε の中性子を持つクリプトン原子 36Kr78 (倍 電子捕獲→35Br76,
                          半減期 9垓年 0.355%)の、天然放射性同位体と、

40ε の中性子を持つクリプトン原子 36Kr76 ( 電子捕獲→35Br76, 半減期 14.8時)と、
41ε の中性子を持つクリプトン原子 36Kr77 ( 電子捕獲→35Br77, 半減期 74.4分)と、
43ε の中性子を持つクリプトン原子 36Kr79 ( 電子捕獲→35Br79, 半減期 35.04時)と、
45ε の中性子を持つクリプトン原子 36Kr81 ( 電子捕獲→35Br81, 半減期 229000年)と、
49β- の中性子を持つクリプトン原子 36Kr85 ( β崩壊→37Rb85, 半減期 10.756年)と、
51β- の中性子を持つクリプトン原子 36Kr87 ( β崩壊→37Rb87, 半減期 76.3分)と、
52β- の中性子を持つクリプトン原子 36Kr88 ( β崩壊→37Rb88, 半減期 2.84時)と、
53β- の中性子を持つクリプトン原子 36Kr89 ( β崩壊→37Rb89, 半減期 3.15分)の、
                                          放射性同位体がある。  
  
 クリプトンとは、第18族・稀ガス元素で、空気中に 1.14 ppm しか含まれていない。常温、常圧で無色、無臭の紫外部に強い輝線スペクトルを発する気体。 比重 2.82。 重い気体であるため、吸引すると声が低くなる。 原子価は、 0価, +2価である。 不活性であるが、フッ素とは化合物(KrF2)を作る。水やヒドロキノンと包接化合物(Kr6H2O, Kr3C6H4OH2)を作る。

 クリプトンは、空気中に微量に含まれる。 空気を液化、液体空気の分留を繰り返して、純粋な単体を得る。

 クリプトンガスが白熱電球の放電管に封入されたクリプトンランプ。

    融点   -156.66 ℃
    沸点   -152.3 ℃

 19:00 さすが五月晴れ、星がたくさん見える。 
西に 冬の星座。冬の大三角 プロキオン,シリウス, ベテルギウス 。土星, 双子, 火星, 月, カペラ, アルデバラン。
シリウスは流石白くて明るい。ベテルギウスは牡牛座のアルデバランより、妙に赤く見える。土星は -0.1等級。火星は 1.7等級、月齢 4.6 の下に膨らんだ三日月の左に並んでいる。  
北の高い所に北極星。北斗七星から東のアルクトゥルス, スピカへ春の大曲線。その下、東南東の低い所に、-2.5等級の木星が。 
南の下の方にはなにもなく、高い所に獅子座が。レグルス, デネボラ 獅子座久しぶり。
23:30 木星からかなり遅れて アンタレスが、北東の空には、ベガ, デネブ, アルタイルが夏の大三角を作っている。