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日記

あっ! いーじわるぅー

臭素 35 Br

2006-05-01 21:20:43 | Weblog
 鼠色の晴れ。五月になったが、空は已然と四月のどんよりとした鼠色。違うのは 気温。冬は 西高東低 夏は 南高北低 の気圧配置になるが、まだ五月になったばかりだと言うのに、南高北低になちゃって、東京の方では 真夏日の所もあるとか。家の中より外の方が気温が高い。

      臭素 Br (Bromine) 原子番号 35 原子量 79.904
  
 臭素とは、35の陽子と35の電子で構成されている原子。
核の中に陽子35と中性子が44の臭素原子35Br79 (50.69%)と、
         46の中性子を持つ臭素原子 35Br81 (49.31%)の、同位体と、
42ε の中性子を持つ臭素原子 35Br77 ( 電子捕獲→34Se77, 半減期 57.036時)と、
43ε,β- の中性子を持つ臭素原子 35Br78 (99.99:電子捕獲→34Se78,
                             0.01:β崩壊→36Kr78, 半減期 6.46分)と、
45ε,β- の中性子を持つ臭素原子 35Br80 (91.7:電子捕獲→34Se80,
                             8.3:β崩壊→36Kr80, 半減期 17.68分)と、
47β- の中性子を持つ臭素原子 35Br82 (β崩壊→36Kr82, 半減期 35.3時)と、
48β- の中性子を持つ臭素原子 35Br83 (β崩壊→36Kr83, 半減期 2.4時)の、
                                         放射性同位体がある。

 臭素とは、第17族・ハロゲン元素。 常温, 常圧で、液体なのは、水銀と臭素である。 赤褐色で刺激臭があり猛毒な重い液体。 比重 3.1226。 原子価は、±1価, +3価 ~+6価である。 反応性は激しいが、塩素より弱く、溶媒としてハロゲン化物, ベンズアミド, エーテル等の有機物を溶かす。 アルコール、エーテル、クロロホルム、二硫化炭素によく溶けて赤色溶液をつくる。 冷温で 金 に作用するが、 白金 には作用しない。 電気伝導度は水より小さい。

 臭素は、地殻中に 2.5ppm 存在。 天然には単体はない。 岩塩鉱床中あるいは海水中の臭銀鉱に少量臭化物として含まれる。 工業的には、岩塩から食塩などに分離した母液に、塩素を反応させて得る。

 臭素は、 酸化剤、臭素化剤、殺菌剤として使われる。 無機、有機臭素化合物として医薬、写真材料に使われる。

    融点  -7.2℃  固体は褐色で弱い金属光沢のある斜方の結晶構造。
    沸点   58.78℃  気体は赤褐色。

 夜になっても外はまだ暖かい。星は一つも見えない。 21:00 木星, アルクトゥルスが見える。スピカはやっと見える程度で、他の星は見えない。雲が多めなのであろう、外はまだまだ暖かい。