楽健法研究会 東光寺の楽健法セラピスト養成講座

楽健法セラピスト養成講座の記録・現在第12期(2012年)4月開講から来年3月まで毎月の記録です

第8回11月13日(1日目)その1

2010年11月27日 | 第10期楽健法セラピスト講座
11/13 13:08

8月に取り付けた真新しいエアコンが暖房を入れると数分働いたら止まってしまって準備中という表示になり、半時間ぐらい動かないで、突然また動き出して数分するとまた準備中になってとまるという不具合で、メーカーに問い合わせするなど朝から宥厳先生は忙しい。

新しい座布団到着!






灯台の絵<その1>


灯台の絵<その2>


幸子先生


講義始ります

どうもおはようございます。お元気でしたかね、皆さん。何か一カ月、今月もひと月経つのが割と遅いような気がしましたね。今月は岩谷さんが具合があんまりよくなくて休まれますので、代役を近くにお住まいの新田さんにお願いしました。
後ろにおられますけど、ちょっと立って自己紹介してください。


(新田さん)この、ほん近く、ここから10分か15分ぐらいの所に住んでいます、新田です。よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします~



え~っと、それと何やら話しようと思っとったん…。あ、あの~
(幸子先生)人間国宝!!(一同爆笑)
(宥厳先生)人間国宝に指定されまして、この二人で。それで、陛下とお目にかかることには…なってないですけど(笑)。
(一同)え~~~
(宥厳先生)あの~、今月の25日か26日に、テレビで放送されるとかで、月亭八光っていう男の子がやって来たんですよ!僕は八光(はちみつ)と喋ってたんですけど、それが八光なんて芸人は全然知らないから、「あんた誰や?」って聞いたら、「八光です」っていうから、「あの甘いハチミツか」って言ったら、「いや、八の光と書きます」って言うから「はっこう」って書くのかって言ったら「そうです」って言うてました。

この桜井の街を、その八光さんが、色々な家をのぞきながら歩いて、話題になりそうなめぼしい人見つけて取材する番組らしいですね。僕はその番組を見たことなかったんですけど、何か人に聞くと結構有名な番組で全国放送だとか言うてましたね。

(琴美ちゃん)フジサンケイグループ。
(宥厳先生)ああ、そうそうそう。関東でも流されるんじゃないですかね。まあよかったら見て下さい。
(幸子先生)お笑い、お笑い。
(宥厳先生)大阪弁のガラの悪い人が出てきますから。
(琴美ちゃん)8chって関東ではね。


(宥厳先生)それと、そこに日記があるの持ってきてくれる?中西さんの。棚の上に本積んであるでしょ、薄っぺらいの。日記!!ちょっと一冊ずつあげて下さい。

灯台の絵がそこに一枚掛けてあるんですが、その絵を描かれた絵描きさんの旅日記です。1980年にフランスとスペインとシンガポールへ行った旅日記ですね。先月、ちょっと話しましたよね、この件について。中西康郎さんの遺作の展覧会を、先月の22日から一週間、大阪の上本町のギャラリーで開催しました。

♪~あ、また電話。ちょっと待ってね。 、、、電話、、、《あのね、このエアコンは初期不良の可能性があるのでそれで販売店を通じて修理を申し込んでくださいって。いま、メーカーから電話もらってそう言われたから、電気屋さんの方で手続きしてくださいって、修理の。うん、そう言うてもらったらいいから。こっちから修理依頼できないんや。販売店を通じてでないと…あれ?切れた!(一同笑い)

(受講生)ひど~いエアコンね~

(宥厳先生)はい、あのそれで遺作展を六日間やりました。それで今、東光寺には10点くらいその作品を預かってます。それで、この作品と上の本堂にも今、♪~あ、またや。《もしもし、あ、うん、うん。あのメーカーでないと直せないって。うん。はいはい、わかりました。はい、ありがとう。はい。はいはい、はい。お寺にかけてもかからんから、携帯にかけてもらって、はい。はいはい、わかりました、ありがとう。》



(宥厳先生)まあ、この日記は皆さんも持って帰って読んでみて下さいね。それからたくさんスケッチブックも預かっていますので、後で見て頂けたらと思います。折角の機会ですので。絵描きさんのスケッチブックを見るなんていう機会はめったにないと思うんですね。素晴らしいスケッチブックです。この間、全部写真撮ったんですけど、テーブルの上に置いて、上からこう写したもんだから僕の影が下の方にどうしても入って、こうやって写したんですけどね。何か、置いたまま横着して写したもんですから、やや陰ったりしていますが、言われないとわからない程度で、そこそこきれいな写真は撮れてはいます。ま、そんなことで一度、是非見て頂きたいと思います。またこれを読んだら感想でも送って頂いたら、HP、ブログに掲載などいたしますから、どうぞ送ってくださったら、と思います。


(宥厳先生)テレビ取材でこんなのもらいました。
それ、さっき言ったハッ、ハッ…ハッコウさん?…八光(はちみつ)さんか!
(受講生)ブっ(笑)
(宥厳先生)これは、八光さんから「認定します」ってもらった(笑)
(受講生)ここに来られたんですか?
(宥厳先生)上の方。本堂で。本堂と、庫裏の方で取材したんですね。まあ、ここでやったら広くてよかったんですけど、まあ、上に来てもらったんです。
(幸子先生)ほんま、ほんま。お笑い。
(梅田さん)フフッ

(一同大爆笑)

(幸子先生)アホやわ…

(宥厳先生)まあ、あのどんな絵になってるかはわかりませんけど、まあ、多分2,3分で終わるんじゃないかな、あんなもんね。そこそこ喋りましtらけど、まあ桜井の取材の中では、この認定した人ではメインになるなかな、とようわからないですけど。テレビなんか時間かけて取材しても本当に、いざ放送になったらこんなになっちゃいますからね。まあ、よう分りません。

(宥厳先生)僕は八光って言うのがわからなかったし、そのお父さんの八方?
(受講生)月亭八方!!
(宥厳先生)それも、月亭八方っていうのもわからない。知らないですね。米朝さんくらいしか知らない。米朝さんとまあ、仁鶴とか三枝ぐらいやねぇ、顔と名前がわかるのは。僕の友達の落語家で円座さんってのがおるんだけど、それはまあ親しくしてるので、良く知ってますけど、他の落語家は…
(幸子先生)他の人は知らないわ!



(宥厳先生)そうなんです。それから、今月の短歌。
今月は「中西康郎遺作展」のシリーズにしてみようと思って書いたんです。
例によって早坂さんにに朗読をお願いします。








中西康郎遺作展に寄せて 山内宥厳
どうだん12月号


二十歳ごろ邂逅したる画家がいた中西康郎黙って去りぬ
賀状来ず去る年七月に果てしことやっと知ったり友を悲しむ
二年経ち友とはなにかただ生きてあればいいかと自問する我
見つけたる旅日記あり黄ばみし表紙の文字によみがえる友
描くはずの白きカンバス並ぶ棚パレット置かれ洗われた筆
自動車に満載をせり油絵を遺作展する画廊へ向かう           
堆くスケッチブック残したり遺作展の会場に置く
6Fの画紙に現るスペインの空に描かれた風車が回る
カンバスの前に佇み凝視めいる縁のひとの懐かしむ目
何故か道路標識など丹念に描きこんであり絵描きの不思議






(宥厳先生)どうもありがとうございました。ちょっと、あの~切り方が、僕の短歌の音と違うような感じが…
(早坂さん)あああ、すみません!
(宥厳先生)あの~例えば「何故か道路標識など丹念に」「6Fの画紙に現るスペインの」まで行かなあかんのちゃう?ね。「空に描かれた風車が回る」「堆くスケッチブック残したり/遺作展の会場に置く」って切り方としてはこんな感じかなと。まあ、あの何も難しいことは少しも書いていないんですけど。
これはブログでまた読んで頂きましょうかね。



スケッチブックは昼にでも持ってきて見てもらおうかなと思います。
この日記の日付に従って、今日は何枚スケッチを描いたとかって、日付もあって、その日記の、この日のスケッチだなって言うような感じで、非常にリアルな生き生きとした日記だと思いますね。なかなか得難い日記だと思っております。

遺作展の企画を、八月からにわかに決めて、二か月足らずの間に、この本と展覧会とそれで、琴美ちゃんにもアトリエに行って額に入れて運ぶのとか色々手伝ってもらったりして、
なんとか長年の友人の慰霊ができたわけです。
後、じゃあ楽健法やりますけど何か言うことないですか?



(受講生)人間国宝に選ばれたこと…
(幸子先生)えっ…そんな見て頂いて、すごく楽しみがあると思います。アッと驚かれることは多々あると思い…
(宥厳先生)何の?
(幸子先生)人間国宝の。
(宥厳先生)あ、人間国宝の?(笑)。僕は今、中西さんのスケッチのことだと…そうかそうか。
(幸子先生)ご感想とか…
(宥厳先生)まあ、あの~、テレビっていうのはどうも時たまですけれどもね、何年かに一度くらい取材を受けたり、放送局に呼ばれて出たりしたこともあるんですけど、何かいつも後で見て逃げ出したくなるような(笑)
(幸子先生)この年になって残酷やぁっとか言っておきましたけど。
(宥厳先生)20年前にここで、私がここに来た年にもやはり関西テレビだったですね。カンテレから取材があって、30分番組に取り上げられたことがありました。「宗教の時間」って、見たことある?それでここのお寺の裏山を削って作った土を僕が一輪車で庫裏の前の庭の埋め立てをしたりするのとか、楽健法や演奏会をやったりするところを宗教活動の一環として紹介されたんです。

いつも僕はテレビの連中ってのは、けしからんなと思うのは、何かこう取り上げてやったら喜んで写されるだろうというような恩着せがましい態度がどっかにあって、必ず返しますから昔の写真があったらぜひ一枚貸してほしいとか言われて、一枚しかない写真を、その頃はまだパソコンもやってませんからね。バックアップも取ってないし、それで、必ず返すから、と何度も念を押して持って帰ったんですよ。それで、放送が終わったら知らん顔してね、写真どころか、録画ビデオもちゃんと送りますっていって約束したのにそれも送って来ないし、随分いい加減な人たちだと思いました。だから、マスコミの連中ってのはどっか思いあがってるようなところがあって、いけすかんし、そこへ出てきて、自分の姿を見たり声を聞いたりするともう、わ~~~っと思って。
(幸子先生)笑うよな。
(宥厳先生)うん、笑う(一同笑い)。悪夢のような感じがします。
(幸子先生)でも、だいぶたしなめておきましたから(笑)。みなさんに、今頃の若者はなってないって言っといたから、まあ(一同笑い)。



(宥厳先生)それから、まあ楽健法の件で言えば、先月の終わりごろ…あ、ちゃうわ、今月になってからか…。今月の5日の日にお坊さんが二人と、お寺の奥さん方、全部で6人で楽健法の勉強に来られました。

その内、Nさんという体重が90キロはあるかな、大きな体のお坊さんがいて、ちょうど私と同じ時期に高野山で修行していたんですね。私はちょうど50歳の時に高野山に入ったわけですけど、その方は専修学院という別の場所で修行していた。向こうは1年コースで僕は135日間のコースで、僕は四度加行だけにいったんです。

それで、同じお寺さんでも、例えばそこの長谷寺ですね、長谷寺でも、四度加行っていうのがあるんですね。ところが、長谷寺の場合は1か月で全部終わるっていう加行なんだそうですね。そしたら、1つの行が高野山だったら3×7=21日の間同じことを一日三回繰り返すということが四度加行ですから四回次第に高度になっていく行が繰り返されるわけですね。だから、そういう意味でかなり時間がかかるんですね。だから、1つの行がだいたい2時間半から3時間くらいかかるんですけど、それを一日三回やってそれを21日やる。それが4クールあるというようなね、そういうのが四度加行の内容なんですけど。まあ、長谷寺辺りで一週間ごと4回やって卒業してきた人たちのなかにはもっと勉強したいと思う人もいて、そういうひとは高野山にもう一度来られて勉強するという、そういう人が私の時にも一人いらっしゃいました。

それで、Nさんは、その四度加行の時に正座の時間が長いものですから背中を痛めて、左の肩甲骨の下あたりが猛烈に、激痛が来るようになって、それが20年来治ってないそうです。激痛が来るもんだから、正座してられないんですね。正座してるのが痛くて、辛くて、もうお坊さんやめようかな、なんて思ったりするような状態が長年あって、東光寺へ来られたんです。それで、じゃあ僕が踏んであげましょうと初めての楽健法をやってあげたんです。そしたら、その痛みがすっかり消えて、ビックリ仰天して、これはすごい!と感激されて、また2日ほどして電話かかってきて、もっと続けてやってほしいと言われて2日目にまた来られました、来週もまた来られます。それで、楽健法はすごいので檀家の人にも是非教えて広めて、自分もお寺で普及活動に力を入れたいという風に熱心におっしゃいますので、それで来年ですが、男の人は今のところ一人だけ東京から小山さんが来られる予定なんですね、それでまあ、それならばあなたもいらっしゃいとか言って、入ってもらうことになってます。

まあ、そんなことですね。えーっとじゃあ今から楽健法やりましょうかね。


他、何かはじめに言っておきたいこととか、発言とか質問とかないですか。今日は、あれ?人数一人足りないのか?恭子ちゃん…

(琴美ちゃん)二人来てるから。
(宥厳先生)今日は大丈夫ね。夜は恭子ちゃんが来られるんやね。
(琴美ちゃん)何時になるか、でも。
(宥厳先生)あ、そうかそうか。まあ、そんなところです。
(幸子先生)あれ、増野さんは?あ、来てんの(笑)。
(宥厳先生)堀内さんが恭子ちゃんの代わりなので、今日何番からですか。
(受講生)4番。
(宥厳先生)じゃあ、護身法してからやりましょう。



楽健法23(4)

護身法


おやつ~


すやすや~


こうよ、こう!!!


夕食17:45

●むかごごはん●おでん(じゃがも、ちくわ、こんにゃく、あげ、だいこん)●春菊●ごま和え●舞茸と豆腐のおすまし


●かつおとちりめんじゃこのつくだ煮●大身ショウガとこぶとしいたけの煮物(勝子さん作)●日野菜の漬物●


五観の偈



第8回11月14日(2日目)その4

2010年11月27日 | 第10期楽健法セラピスト講座
2日目

朝日はまだ~






朝のお勤め~





琴美ちゃんの高野山で買った数珠をお清め






タイガーアイの念珠もお清め~






ご利益ありますように~




初々しい座布団!


本堂に収められている中西さんの絵画

朝の作務

ありがとうございます~


新しいアイテム発見!落ち葉が集めやすそう!


紅葉が美しい!





朝ご飯

●カボチャスープ●天然酵母パン●野菜サラダ(白菜、柿、玉ねぎ、バナナ、グレープフルーツ、セロリ





チャラカ本集について8:50 



(宥厳先生)日本アーユルヴェーダ学会で編纂されたチャラカ本集総論篇の予約販売がはじまりましたので、このビラをお配りしました。健康について学ぶには、アーユルヴェーダの考え方はきわめて重要で、人生の基本のありかた、考え方を学ぶことができるバイブルです。予約を申し込んでくださると安く購入できます。
(受講生)1000冊くらいは売れるんですか。
(宥厳先生)そんな1000冊も売れたら大変よ。
(琴美ちゃん)ああいう学会の人…
(宥厳先生)とりあえず、300冊を目標に行くの。
(琴美ちゃん)何人いるんですか?
(宥厳先生)学会は500人くらいおるけど、この頃こういう高い本はなかなか買わない。それで、アーユルヴェーダの資格認定を受ける人は教科書にする予定ですからね、だから、そういう人には売れると思うんだけどまだ今のところ10冊くらいしか注文が来てないので心細がってたから、それで僕が昨日1冊買うことにしたんです。
あなた、2さつ分?[梓ちゃんに]。
(琴美ちゃん)そう!二つ分でお願いします(笑)。あ、西澤さんの分も多分買うと思うんで(笑)。

(宥厳先生)農文協の病家須知だけでも、30冊ぐらい売りましたからね。そういう意味では、ね。だからまあそのつもりでぼくに申し込んでおいてください。ほしいという人はメモっておいてください。

(宥厳先生)では、みんな揃ってるの?これで。何かえらい少ないような気がしない?
(堀さん)番号!!とか言って(笑)
(勝子さん)そこにごにょごにょしてるから。
(中島さん)B5って言うのは小さいんですか?B5版。
(宥厳先生)B5版ってそんなに小さくないよ。このサイズ。
(中島さん)A4より小さいんですか。
(宥厳先生)そうそうそう。このサイズ。
(勝子さん)A版が普通になっちゃってるからね。B版小さく感じるかもしれない。昔はみんなB版だったんだけど。









(宥厳先生)まああの、このチャラカの総論編って言って全体を完訳すればもっと、三倍の大きさになるんですけどね、総論編っていうところなんですけど、それを訳すのに10年かかって、いまだにまだ手を入れながらやってるわけですね。言いだしっぺが私なのでその一番表に「山内宥厳が言い出して…」っていうこと書いてあると思います。幡井先生がね。

なかなかこういう翻訳を手がけようという先生がいなくて、それで、またなかなか植物の同定も難しい問題があります。昔の名前の植物が出てくるんだけれども、それが現在ではこの植物だということ同定したりするということもなかなか難しくて、それがまあここ50年くらいの間にだいぶこうキチっと出来るようにはなってきてるんですね、いろんな意味で。インドの先生方の研究とかで。それで、このチャラカは英語に訳されたものはそこに原本置いてありますけどね、それをP.V.シャルマと言う先生の英語に翻訳されたものを訳す、ということではじめたわけです。

それはシャルマ先生の英語の翻訳本もサンスクリット語、デーワナーガリですね。あそこにお経書いてあるでしょ。




あの文字ですね。あの文字と英語が対訳になってずーっと出てるわけですね。だから、その対訳の原語の所をローマナイズしてそこにサンプルが出てますけど、ローマナイズしてそのローマナイズは皆こちらでやったわけですね。まあ、だから、なかなか大変な作業だったわけです。だから、その英語も本ですから、それをテキスト化しないといけないので、そのテキスト化も全部OCRやって、チェックしてっていうので随分時間がかかったんです。まあ、それで今二種類の英語のテキストが出来上がって、まあ私のパソコンにも入ってるし、ホームページにもアップしてあるんですけど、このホームページの方は非公開にしています。著作権の問題があるのでね。だけど、まあ2種類の英語のテキスト化をやった人は今までいなかったので、それが出来ていますから、これは今後の研究者にとっては大きな財産になるとは思ってるんだけど、それを活用したいからURLを教えてくれと言うアーユルヴェーダの会員もなかなかいなくて、まだまだそういう意味ではね、実際に学問的にこういうことをキチッと勉強したいという人がいないということですね、日本では。

チャラカの翻訳の完訳を持ってないと言うことはやはりバイブルを持ってないクリスチャンみたいなもんで、おかしいんじゃないかっていうので、それで私がグループで取り組もうと言うことでやり始めた仕事なんですけど、実際やり始めてからやめときゃよかったな、と思うような想いを何度もしながらだったんです。けど、まあしかし総論編ができたので総論編を見ると全体がキチッと概観できますし、非常に細かいところまで小見出しも付けてありますので、とても分りやすい翻訳で見て頂いたら役に立つと思います。即生活に役に立つような本でもあるので是非手元に置いて読んでいただけたらと思います。

まあ、あの私自身の頭の中ではね、アーユルヴェーダは5000年の歴史がありますけれども、そういう5000年のアーユルヴェーダの中には無数のトリートメントがもちろんあるわけですね、オイルマッサージだとかシローダーラとか日本でやってるのはごくわずかなんで、本当はものすごく膨大な治療法があるんですけれども、そういう5000年のアーユルヴェーダの歴史も、楽健法というのはひょいと飛び越えてしまうようなすごいもんだという認識が私にはあって、だから、ま楽健法ってのは実際に皆さんが研鑚を重ねて行くにつれて、本当に楽健法っていうのはすごいもんだな、と言うことがお分かり頂けると思うんです。

だけど、私がアーユルヴェーダ学会に30年以上も関わってきて、その内18年間事務局長やりましたけど、アーユルヴェーダの総会なんかでは楽健法のことは喋ったことはないんです。私は自分のことを宣伝したくないというのもあるし、それと楽健法の有効性、すごさみたいなことを理解できるようになるためにはかなり進化した人間にならないと、これは理解できないぞと言うのが僕の頭にあって、西洋医学とかそういうことには詳しい会員たち、医者やら専門家がたくさんいるわけですけれども、そういう人たちも楽健法を見たときに、あ、これはすごい!ということがね、分るようなところまで意識が進化してないんです、人間として。皆さんがまだまだだ。そういう意識で、僕はみんなを見てましたから、だから、ハリシャンケル・シャルマさんが、僕に、「宥厳さんはどうして楽健法のことアーユルヴェーダでしゃべらないんだ」っていうようなこと質問されたことがありますが、「まだこの会の人に喋ってたって意味がわからない。もっと進化した人が出てきたら僕は喋ってもいいと思ます」と言う風に言ったことがあるんですけどね。そしたら「うん、君の言うことはよくわかる」って言ってましたけど、本当は分ってないんじゃないかと思う(一同笑い)。

特に楽健法がどうだこうだと言うより、僕はごく普通の人がこれを覚えることによってね、誰でもがすごいことが、医者よりもすごいことが実際はできるんだと言う、そういう人間の能力みたいなこと、つまり、ちょっとした生活の知恵が働くようになってくれば、もっと気楽にお金かけずに、健康にもなれるのに、なぜ、そういうことに人々は気が付いていかないんだろうっていうもどかしさがあって、だから、みんなどうしても西洋医学に行って、データを見せられて、そのデータに合わすように、合わすようになんか薬飲んだりしながら生きてるっていう非常に悲惨なのが実際の状況なんですよね。そういうことの愚かさみたいなことをね、楽健法やってたら気がつくんじゃないかなと言う風にいつも思ってるわけですね。

だから、西洋医学だけが医学ではないし、と言うこともいつも思ってるわけで、そういう意味でね、この楽健法みたいなことがもっと多くの人に知られて、それで活用して何だこんなことだったのか、ということが、もっと多くの人にわかってもらいたいと言う風に思うわけですね。



ま、ここへ最近来られてる人もみんな、この間来た、来年来ることになっているお坊さんも20年間も方の痛いのが治せなくて、自分がカイロプラティックの勉強にまで行って資格まで取って来たんだけど、結局自分の体は治せない。それが、私がこの間1回やってあげたら嘘のように痛みがなくなって、それでビックリして来年是非入れてほしいというようなことになって来たわけです。

健康と病気の差は、ちょっとした引っかかりが取れるか取れないかという問題だと言う風に思うんですね。健康を害するというのはね。だから、数値が極端に50%も何かが悪くなったら、あの世に行っちゃうわけで、0.何パーセントか血流が悪くなっただけで、何か変化が起こるというのが体だろうと思うんです。ちょっとしたことで快適になるのに、そのことが分からないから低空飛行したまま調子が悪い調子が悪いと言いながら生きて行く人もいっぱいいるだろうと思いますね。そういう人は是非、こういう楽健法に気がついてスカッとした状態で生きていけたらどんなに素晴らしいことだろうと思いますね。

そういうことが分ってくるようになるまではいろんなことを経験して、それで、試行錯誤もして迷ったりなんかしながらでも、気がつかないかもしれないですが、出会いがあれば変われるわけです。

まあ、私は75歳まで生きてきて、それで、同じジェネレーションの人たちの生き方を見てるとね、本当に大事なことは何もやって来ないで人任せにしてる、判断も自分の病気のことも全部人任せにして生きてる人たちの何と多いことか。だから、自分の健康も自分の問題でないんですねたいていの人が。だから、考え方から何から、何もか人に任せてしまってるようになってる人が多いと思いますけど。まあ、私たちはこうやってここで実践をして、それでまあ、理論的なことに関しては私はあんまり、そんなこと知らなくったっていいんだ、というような気持ちもあって、だから、ツボだとかどこ押したらどこはどうなると言うようなツボのことだとかもね、実際に足でこう踏んでいってるうちに知らないうちにツボに触ってね、悪いところのスイッチ切り替えたりしてるわけですから。

この間も、小林健さんを私が踏んであげたら、あの先生は鍼灸をやりますからね、もちろんツボに詳しいわけですけれども、私の足裏が必要なツボを全部押さえて行って、そこのツボの中にピーっとこう踏まれたらパワーが入ってくるのが非常によくわかるとか言ってられましたね。だから、まあ、まあ、それは僕が踏んだからではなくて、誰が踏んでも同じことが起こるわけですね。ま、そう言うつもりで、根気よくやめないで取り組んでいってほしいと思います。

じゃあ、ま今から護身法して楽健法やりましょう。




人間ってのは、組織を作るとね、いろんな考えの違う、次元の低い人もね、そういう人が上に立ったりして、なかなか思ったことができないね。デモクラシーというのはとっても手間のかかる時間のかかる、まどろこしい方法ですね、本当はね。いつもそう思います。だからまあ僕が事務局長なんかやってると、好きなようにやってくださいって言う風に言われて引き受けて、だから、仕事はどんどこどんどこ進むんですけど、僕が抜けてみんながデモクラティックにやろうと思ったら何も仕事が進まない。だから、年に1冊づつずーっと必ず出して来てた雑誌もね、今、2007年が出て、その後ずっと止まったきりになってたりしますね。人間というのはやっぱり一人で任され任されてバーっとやってるような時は仕事は進むんだけれども、みんなで協議してやろうと思ったら何にも前へ行かないんですね。

国の政治もそうだろうと思いますね。見てたら。民主主義と言うのはなかなか難しいものです、だから。

(勝子さん)やっぱり独裁の方が楽ですね。

(宥厳先生)センスの悪い独裁をやられたら、たまったもんじゃない(笑)。
では楽健法!僕の相手だれだったかな?
(幸子先生)琴美ちゃん!




新しい楽健法



楽健法25(6)

うっひゃっひゃっひゃ~


久々に鳴り響く声。気持ちよさそうでした!

最近の宥厳先生のブーム





ご夫婦でラブラブ・ペアカップとか


第8回11月14日(2日目)その5

2010年11月27日 | 第10期楽健法セラピスト講座
お昼









●芋茶がゆ●ちぎれこんにゃく、小芋とゴボウの煮物●焼きしいたけ●梅干し


●おでん


楽健法26(7)





きれいにして、終わりましょう~



終わりの会 11/14 15:13


はいはい!静粛に!えーっと、もう押し詰まってきましたからじきに正月であっという間に春が来ますから(一同笑い)。まだ、春のこと言うたら早いんですけど、えーっと、まあ特に言うこともないんですけども、今年もあと一回ですけれども、また来月はお正月で餅つきもしようかな、なんて思ってますので、まあ楽しくワイワイとやりましょう。

楽健法中心にこの頃プログラム組んでいまして、あまり説法を話したりしてないんですけど、まあ皆さんそれぞれいろんなことをなさってて、わたくしよりも食事のこととか色々詳しい人もおると思いますので、ついそっちの話の方は手抜きしてますけれども、まあ、楽健法の実技を中心にしっかりとやっていきましょう。
まだ不十分に思う人もいるかもしれませんし、岡本さんみたいに、さっきだいぶ光弘さんに教育されてましたけど、まあ、あのちゃんとできてますから、あんまり気にしないで(一同笑い)。



皆さんだいぶ上達してきたと思います、ね。それぞれ力がちゃんと入ってきましたね。頼りない感じはあんまりしないようになってきました。まあ、まだ体って言うのは腰が決まってくるとか昔の人よく言うんですけれども、まず姿勢がちゃんとできたら、勝手に踏めるようになってきます。だから、そのためにはある程度こう数やっていかないと、まだぎこちない時にいくら言ったってできないんですね。だから、あんまり初めからやかましく言わないで、慣れてきたら、言ったことができるようになってきます。大体そういうレベルに近づいてきたかなって言う風に思いますね。

単に技術だけでなくて何か楽健法というのは、慣れてくると気合がパッと入るようになってくるんですね。だから、慣れた、私はさしもの職人で、まず最初に仕事をやり始めたんですけど、私の父親も非常に体のちっちゃな男でしたけれども、力も強いし気合いで仕事してましたね。だから、父親が仕事してる時は何かそばへ行くのが怖かったもんです。髪の毛がピンっと立ってるような感じですね。だけど、力んでやってるわけでは決してなくて、何かピリっとしてるんですね。山椒は小粒でピリリと辛いって言うのは日本人の得意技だったんだと思いますけれども、楽健法もそういう意味でここぞというところでは、パンっと気が入ると言う、気合いが入ってる。それは、何も気張ってることではなくて楽な姿勢の中からそういう気が出てくるんですね。力入れている人はいつまでたってもぎこちないわけですね。だから、そのつもりでもうちょっとお互いに勉強して行きましょう。どうもありがとうございました。

(一同)ありがとうございました。



(宥厳先生)新田さんも急な応援ありがとうございました。


(新田さん)ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
(宥厳先生)またお願いするかもしれません。そういうときは連絡しますのでまたお願い致します。他に何か言いたいことありませんね?特に。梓がないって言ってるからみんなもないかな(一同笑い)。


(宥厳先生)お母さんどう?
(幸子先生)私もないです(一同大爆笑)。



(宥厳先生)じゃあ、まあこれでお開きにしましょう。ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。