Take Ari's Time

to show you what's been going on

RENT

2006-05-17 | Other Music
映画"RENT"をこの間見た。ブロードウェイからの映画化ということで、ミュージカル映画とはいかがなもんかと思いつつ行ってみたわけだ。

まだネタばれはしてはいけないという世間的空気に則って感想を書くと、内容というかストーリー的には深い内容をやっているようで表現が浅い気がした。ミュージカル、すなわち歌唱が中心に置かれるゆえ、細かな心情描写ができないのと歌に時間をとられてストーリー展開がイマイチだったりという点を感じた。それゆえ観た後の素直な感想は「こんなもんか」であった。なんというかもっと大きな感動があるかと思っていたのでストーリーの中身としては期待はずれ。

しかし観る価値はある。完全に歌モノとして考えれば上質なエンターテイメントではあると思う。オープニング、舞台上に8人が立ち熱唱されるテーマ曲"Seasons of Love"は感動的で、そのメロディの美しさは筆舌に尽くし難い。この曲に出会えただけでも映画を観る価値はあったと素直に感じた。その他の曲も(特に女性陣の)歌唱力の凄さが手伝って興味深かった。翌日に勢い任せにサントラを買ったがこれもいい買い物だった。この映画はサントラを買うことで味わいが倍になると思う。ライナーにも書いてあるが観たシーンが鮮明に浮かぶ効果は、映画を観たことで初めて生まれるものであるから。

というわけでCDもあわせて4000円は超えるわけだが(w、しかし最近BGMとしてサントラを聴きまくってる現状も考慮すると元はとっているかなと。

最新の画像もっと見る