Take Ari's Time

to show you what's been going on

Ⅲ:In the Eyes of Fire / UNEARTH

2006-08-28 | HM/HR
1 This Glorious Nightmare 2 Giles 3 March of the Mutes
4 Sanctity of Brothers 5 Devil Has Risen 6 This Time Was Mine
7 Unstoppable 8 So It Goes 9 Impostors Kingdom 10 Bled Dry
11 Big Bear and the Hour of Chaos 12 This Lying World(Live)
13 Only the People(Live)


米国マサチューセッツ発、ちょっと前まではMAメタルなんて呼ばれたUNEARTH待望の3rdアルバム。要するにMAメタルは北欧のメロディックデスメタル/デスラッシュに感化された米国の若手がやる音楽なわけだが、このUNEARTHは前作"Oncoming Storm"においてあくまで伝統を重視したかなりメタル寄りの音楽をやっていて素晴らしかった。今回もその素晴らしさは継承されていると思う。

微妙な音楽の変化というと…前作では初期IN FLAMESを思わせるツインリードを全面に出した、 かなり哀愁メロディの多い音楽をやっていた。今回は基本線は変わらないがより攻撃性、重さを強調し、そこにリフもしくはVoのバックのギターメロディとしてその叙情性やメロディアスさを主張していると感じた。それは近年のSOILWORKあたりの雰囲気に似ていると思う。ライブ⑫あたりと比較すると納得できるのではないかな。

だからといって魅力が減ったわけではなく、単純に「カッコいい」と感じる場面は増えた気がする。それはアグレッシブさによるのかとは思うが。②③⑩あたりはまさにバックのGメロがキャッチーさを演出していて聴きやすい。⑥なんかは成長の跡が確実に見えるというか、イントロのG速弾きからザクザク刻まれるヘヴィなリフ、また複雑な曲展開をそれに絡ませるというように守備範囲が広がった感がある。

勿論前作から引き続く魅力も残っている。④はスラッシーに激しく進んでいくがサビではかなりメロディが盛り込まれており◎。さらにハイライトは⑧で、前作の超名曲"Zombie Autopilot"を引き継がんばかりに、イントロから泣きメロディ全開で、バックのハーモニーからツインのソロに至るまで、一貫して叙情性を貫くこれまた良曲に仕上がっていると思う。これが出来るのはUNEARTHの強みかなと。

前作とどちらがいいかははっきり言えないけれど、魅力は増えた部分が大きいのでやはり気に入った。やはりUNEARTHはイイ!

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